そりゃ6年も経てば、年も取るわな(笑)

今年も飛騨の小京都を駆ける幾多の旅人

 

 横になって目を閉じてるのに、頭が働いてる・・・午前1時過ぎ、あと2時間ちょっとしたら起き上がって準備しなきゃいけないけど・・・このまま一睡もせずに走る訳にはいかないし・・・困ったな。

 

 寝なきゃいけないけど、眠たくない。目を開けて時計見ると、AM1:30過ぎ。
 いっそこのまま寝ずに行こうか・・・それはまずい、途中でくたばる可能性大・・・5分か10分コースのどこかで目を閉じて、体休める事も出来るし・・・結局こんなやり取りを、頭の中で繰り返してる内に寝てました。
 AM2:50、アラームが鳴り準備に取り掛かります。
 シャワーを浴び、着替えて、荷物をまとめてAM3:50に出発です。
 ちょっと出遅れた感が・・・・・・。

 

 今回牛丼はパスしました。
 とても食べている状況じゃない。AM4:30には、ビックアリーナに着かないと。
 コンビニに寄り、モンスター2缶購入。57.2km地点 丹生川支所のドロップバックに1缶入れて、すぐさま出発!!時間は待ってくれない。
 駐車場に着き、バスに乗り込みます。もうバスに乗り込む選手も少な目。ちょっと遅すぎました。

 

 何とかAM4:30には間に合ったみたい。バスから降りて、ビックアリーナに歩いていくと、スタート地点に大勢の選手がズラリ!!
 圧巻です。第1グループ皆速そう。凄い集団の横の歩道を歩いて、ビックアリーナ到着。
 眼鏡を外して、荷物を預けるんだけど・・・表示とか何も見えないから、どこに預けていいのか解らない。係の人に聞きながら、何とか預ける事が出来ました。
 トイレを済まし、外へ。もう第1グループは出発した後で、第2グループスタート地点に集合のアナウンスが流れてます。

 

 シューズの紐調整し、スタート地点へ向かいます。
 「全然解らないな・・・」実は挨拶したい方がいたのですが、どうにもならないし、眼鏡も外して遠くが見えない、八方塞がりの状態。

 

 気持ち切り替えて、前に進んで行く事にしました。
 気持ち的には浮ついてる様な感じ。寝不足が原因?体調は、走ってみなければ解らない。

 

 作戦は、
 今大会は、完走目標。
 出来ればフラットや下りの路面は走り続ける。
 ペース落ちてもエイド補給を含めて7〜8分/km、70〜80分/10kmで進めていく。
 こんな感じです。

 

 何故か、緊張している自分がいました。
 やっぱり睡眠不足は、メンタル的にマイナス要因。気持ちが滅入った時に、寝不足を原因にして折れそうな感じがしないでもない。

 

 野辺山も寒かったけど、高山も肌寒いです。
 走ってしまえば温まる、そう思い腕組みしたり、肌擦ったりしてスタートを待ちました。

 

 そしてAM5:00、第6回 飛騨高山ウルトラマラソン 第2グループ スタート!!
 左側にいた私、歩いていると・・・「坂本さんだ」
 野辺山に続いて、飛騨高山でも手を交わしました。
 「今年は坂本さんに会うの、これで最後なんだな」

 

 坂本さんと手が離れたと同時に軽く走り始めます。スタート地点から少し行けば、下りが少々。周りのペースが速く感じました。
 「俺のペースが遅すぎるのか?」
 ゼッケン横に3桁ナンバーの方がいたので挨拶し、このペースがどうなのか尋ねてみました。やっぱり早く感じるとの事。
 寝不足でも、五感的な物は起きてるみたい。それかお互い遅すぎるって事もある。

 

 下り終わって高架をくぐり、信号先の左手側、国分寺でトイレ休憩。
 済ましてコースに戻ると、走ってる人まばら。どうも最後尾辺りみたい。
 まだまだ先は長いし、自分の決めたペースで進む事にしました。

 

 ここで「自分の決めたペース」と書きましたが、私時刻表示だけの時計で、GPSウォッチしていません。
 ここで言う「自分の決めたペース」の基準は、「鼻呼吸」です。
 「口呼吸」だと、酸素を多く体内に取り込み、ペースが知らず知らずに上がっていても、体内酸素は充分行き届いている状態、ましてやスタート直後でダメージを受けていない体だとペースが上がっていても、行ってしまう恐れが。
 「鼻呼吸」だと、「口呼吸」に比べて酸素の取り込みが少ないので、多量の酸素が必要になるペースになろうとすると、ブレーキがかかる感じになるんじゃないのかなと。
 その「鼻呼吸」で楽に進めるペースが、7〜8分/km(自分自身をトレッドミルで人体実験した結果です)。

 

 古い町並みに入りました。走ってる人まばら。いつもだと走ってる人多くて、前の人にペース合わせるんだけど。
 下手したら、応援している人の方が多いくらい。手を振ったり、「ありがとうございます」「行ってきます」と声を掛けて進みます。
 古い町並みを抜け、坂道に。ここで前が詰まって来ました。歩いている方も中には。前が空いたら前に進みます。
 知らず知らずの内に行ってるな、と感じてはいましたが、10km通過のタイムを見てから修正しても遅くはない。
 坂を下り、平地に。すぐに第1エイド、高山信用金庫 三福寺支店。ここでまたトイレ休憩。参りました、トイレが近い!!確かに起きてから、水だのモンスターだの水分一杯取ってるから。トイレ休憩終了、美女峠を目指します。

 

 第2エイド 塩屋公民館前に10km計測地点が。通過後、チラリと時計を見ました。
 エイド・トイレ休憩含めて7分/km、理想的。欲を言えば、8分/kmでも良かったかも。
 ただこうも思っていました。
 「鼻呼吸で進んではいるけど、体内酸素供給が足りない分、体力をいつもより多く削ってるのかもしれない」
 実は楽なペースと思い込んでるだけで、体には相当な負荷を掛けているんじゃないか、とも思っていました。
 鼻呼吸でトレッドミルで走ったのって10kmくらい、ここは100kmのアップダウンコース。比較出来ない。

 

 そして第2エイド 塩屋公民館。美女峠向かう景気付けにスポドリと水を一口ずつ。すぐに出発。
 軽く登ってますが、ここはまだまだ平地と同じ。淡々と進みます。
 大きかった道路が少し狭くなり、右カーブを曲がると、美女峠の入口です。

 

 ここで今日の体調がどうなのか推し量る事が出来ます。
 今までの10kmは飛騨高山ウルトラマラソンの応援してくれた方に対しての挨拶周りみたいな感じ。
 体を温めるにも丁度良い坂です。
 けど今年は寒く感じます、何がって気温が。走るペースが遅いってのもありますが、走っていても温かくならない。振る腕がや手が冷たく感じました。

 

 美女峠を淡々と登っていると、前に私のゼッケンの一つ前の数字の方が。
 ほぼ私と同じペースで走られてました。

 

 抜いたり抜かれたりを繰り返し、美女峠も終わりに差し掛かる頃、横に並んで、
 「ここまでありがとうございました。同じペースなので、良く見るなぁと思ってたんです。」と、挨拶すると、
 「私も思ってたんです。」と。
 それから軽く話しました。

 

 その方、いつも胃が何も受け付けてくれなくなり、リタイアするみたいで。
 食べれない、飲めないは致命傷になりかねないから、その判断は正しいとは思うんです。
 けど1回位は、完走して欲しいなぁ、と思いました。
 だって毎年出場されてるって事は、完走目指してるからであって。
 誰も途中で走る事を止めるの前提にして、走っていないと思うから。

 

 「ここでトイレ行きますね」と言い、その方と別れました。しかし近いわ。
 第3エイド 美女高原到着です。
 用を済ました後、トマトジュース・りんごジュース頂きました。味は濃いんだけど、喉越しは滑らか♪
 1杯ずつで止めておきました。
 水を一口、口に含みエイドを後にします。

 

 ここからは下り坂がしばらく右に左にと。
 いつも惰性で走ってるとスピードに乗るので、今年は抑え気味で。
 練習満足に出来ていないので、着地の衝撃に今は耐えられても、後半足裏や膝に来るかな、と思い自重しました。
 下りの最後は程よい1本道の下り。左側の歩道脇に、家から出られて応援されている方が。ありがたいです。
 左に曲がり、家が並ぶ場所。応援を所々でされています。

 

 右に曲がり、橋を渡り、三差路を左に真っすぐ行くと・・・第4エイド 道の駅ひだ朝日村です。
 私にとっては、毎年のお楽しみ♪
 毎年ここでよもぎうどん・おにぎりをおかわりし、お腹を満たしてから出発しています。
 いやぁ、エイドスタッフの方が毎年物凄く元気なんです。こっちまで元気になるから不思議^^
 おにぎり3個・よもぎうどん3杯、ここからは数えてません。スタート前にいつも食べる牛丼食べてないってのもあるのかな、とにかく食べた。
 よもぎうどんスルスル入ってくから。
 今年もお腹を満たして、エイドを後にしました。

 

 ここから日も昇り、段々と体感温度が上がって来る時間に入りました。
 朝方の肌寒い感じはもう無くなり、暑く感じます。
 ここからペースを上げられる方がいる、と思えば歩かれてる方も中には。
 人間、体調の波はありますよね。それが今日、もしくはこの時間帯でどうなのかってのは誰にでもある事だから。

 

 私はどうかと言うと、まだ判断しきれてません。
 美女峠も淡々と走ってみたものの、淡々と走っただけであって、体調がどうのとか把握出来ませんでした。
 20km計測地点は、時計を見ると70分/10kmくらい。

 

 そして第5エイド 上青屋公民館到着。スポドリと水を一口ずつ、野辺山で貰ったディプシーカバーイットを水に濡らし、頭に被って走り始めます。

 

 ここからカクレハキャンプ場まで、何かのんびりしていたと言うか何と言うのか。
 前に進めてるだけって感じでした。登りがどうとかカーブがどうとか関係無し。
 おそらく寝不足で、頭寝てましたね。朝日村のエイドで結構食べて腹に血が回ってるし。
 半分頭寝ながら、けど足を運んでるっていう状態。
 横の景色を時折見ても、何も感情的な物が湧いてこない。まぁ、寝てました、頭の中。

 

 そんな思考回路で第6エイド カクレハキャンプ場。
 ここはそう、火畑そば。2杯飲んだかな?はっきり覚えてません。今思えば夢遊病者。
 夢遊走者って言うのかな、こういう時は。

 

 けどこれ見て燃え上がる物があったのは確か。

 

 「・・・・・・相変わらず今年も上がってるな」
 駄吉林道峠入口の上り坂。さぁここから。足を運びます。

 

 ・・・上り始めて1km行ったかな?左膝痛めました。
 「早すぎるやろっ!!」
 と自分に突っ込みを入れながら、走るフォームは継続。しかし痛みは走るので、痛くない足の運びを試行錯誤しながら進みます。
 軽く膝を曲げながら着地、足裏全体で着地、なんかしっくりこない。つま先着地はおそらく後半脚が持たない。何かしら試しながら走りました。
 けどそれも終わりました。試してる内に走るフォームを維持出来ない状態に。
 場所的に去年、止まった地点よりかは先ではあるんですが、今はそんな事じゃない!!

 

 昔痛めた十字靭帯の箇所、ここに痛みが走る!!
 「参ったねぇ」
 それでも歩いて走ってを繰り返し、先に進みます。
 今はここ、全て舗装されている道ですが、前は一部未舗装の箇所がありました。
 私としては、未舗装箇所がある雰囲気が好きだったんですけど。

 

 しばらくして左膝は、強く踏ん張らなければ痛みを感じなくなりました。
 一時の痛みだったのかな?どこかで着地の時に、膝が大きく内側に入って捻ったのかも。よく解らないです。
 けど痛みを感じないから走ったか、と言えば上りは歩き入ってます。

 

 「練習不足ってこういう時にはっきり解るな」
 歩いたり走ったりしながら、寝ている頭でこの先どう進めていくのか考えていました。
 妥当なのは、楽なペースを基準に、上り坂は全て歩き、下りは6割、平地は8割、けどこれじゃあ面白くない。

 

 駄吉林道峠にあるたった一つのエイド、第7エイド 駄吉林道峠到着。スポドリに水を貰い、ディプシーカバーイットを濡らして出発。
 下りで少し踏ん張って走ってみると、左膝に痛み無し。なんとかこの先の目処が立ちそうです。
 走れる所は走って前に進みました。

 

 痛みが無くなってホッとしたのですが、今度は眠気が。
 「あぁ〜・・・頭が働かない」
 所々、目を閉じて走ってはたまに目を開けて、きちんと舗装路を走れているか確認しながら進みました。
 案外、真っすぐ走れるもんです。
 時折バイクの方や逆走で走って応援されてる方がいましたが、目閉じて走ってるから「大丈夫か、この人」って思われたかもしれませんね。

 

 ふと右を見ると運動場みたいな広場が。もうすぐ第8エイド 飛騨高山スキー場 にたどり着きます。
 飛騨高山スキー場に着いてスポドリや水、甘酒やみそ汁を頂きました。
 「トイレ近いのに、飲み過ぎだな」
 そしてディプシーカバーイットを濡らして頭に被り、これから下りへ向かいます。いや、まだ少し上りがあります、ここ。
 坂を上がって、少し緩やかになった所を走っていると・・・いや、聞き間違いかな?
 「○○さん、先行ったよ〜」って三回聞こえました。
 その「〇〇さん」ってのが、私の名前だったんです・・・いや、勘違い?けど確かにそうだった。同じ名前の人走ってるのかな?

 

 「誰か私に追い付こうとしてる?」と思いながら、下りが始まりました。今年は抑え目で。そこまで足裏鍛えてない。
 下りですぐに40kmの計測地点。
 「青い所を通過して下さ〜い」ってスタッフの方が。この声無かったら計測地点のマット上を通らずに通過する所だった(笑)助かりました。

 

 やっぱり下りは楽。勝手に体が前に行く。けど目閉じながらは、さすがに無理でした。
 この下り、右へ左へとカーブが多いんです。そして路面の悪い所もあったりするので、下を注意しながら進む場面も。
 何せ、左右の足首が心配。左右足首にテーピングはしているけど、捻る事は十分あり得る事だから。

 

 「もうこのまま下りばっかりでいいわ」と時折思っていても、いつかは終わる。
 今は距離稼ぐ所、と思っていると、第9エイド 県道空地に着きました。
 水を貰って出発。
 出発した後に、凄い大きい声で「頑張れ〜」って聞こえたんだけど、知り合いでも走ってたのかな?
 何か今年は、色んな声が私の中に良く入ってくる。

 

 まだまだ下ってます。
 前走られてる方も、軽快に走ってます。
 まぁここで歩いてる方がいたとしたら、よっぽど体調悪いか、どこか故障したか、脚攣ったか。
 駄吉林道峠越えてるから、そんな方がいてもおかしくはない。

 

 下りていると、過去に試走でここを走って、どうにもならずに横になった場所、何も飲み物が無くて道路外れた所に流れてる沢の水のある場所、今もきちんとありました(笑)
 と言うか、ここは変わらないです。いつも同じ光景。だから戻って来た、とも思える。
 いつも変わらずにある場所って、やっぱり必要です。

 

 下りの傾斜が無くなってきました。これからしばらくは、平地を太陽に照らされながら走ります。
 家から出て応援されてる方が。
 いつから外出て応援されてるのかな?小さい子は頭に帽子被らないと、昼間だから暑いのに。手振ったり、挨拶して走ります。

 

 しばらくすると、第10エイド 岩滝公民館。ここで約50km。もう半分まで来ました。
 今年は、頭が半分寝てる、ってのが大きい。余計な事あんまり考えずに、ひたすら鼻呼吸で走ってる状態。
 楽しみにしていたアイス、ピノでした。これが美味かった♪
 ピノを口に含みながら、桜ゴーフレットや桜クッキーを食べて口内コラボ。この食べ方、良いかもしれません。
 スポドリに水、最後にディプシーカバーイット(何かこれタイピングするの面倒になってきた、私の端末、記憶しないのか?)を濡らして出発。

 

 この先また上りが始まります。
 トンネルを抜けて、しばらくすると・・・ほとんどの方が歩いてます。そういう私も歩いてます(笑)
 たまに走ったりするんですが、なかなか続きません。

 

 そして上がり切った所には、毎年出てる私設エイド♪
 そうめん頂きました。
 「そういえば、ここ・・・」と思って後ろを振り返ると、山の頂上に雪が残った良い景色。景色見ながらそうめんを。おいしかった、良い物見れたし言う事無し!!
 お礼をして出発。目指すは丹生川支所。ここからは走って目指します。

 

 途中 第11エイド 大羅野団地 があるんですが、寄らずに走ります。
 もう丹生川支所まではほぼ下りか平地だから。
 それにしても良い天気。空は真っ青、走ってなかったら、ちょっとした木陰で昼寝したいぐらい。

 

 下り切った先にトンネル、抜けると国道を左へ真っすぐ。
 皆ここは走られてます。もうじきガッツリ休憩出来るしね。
 第12エイド 丹生川支所 に着きました。

 

 まずはドロップバックの受け取りを。
 中からモンスターを取り出し一気飲み。

 

 そういえば、今回ウエストポーチの中身、こうなってます。

 

 ザバス ピットインゼリー(マスカット)×2個
 スポーツようかん
 メイタン
 携帯
 鍵
 小銭入れ
 ランナーズカード

 

 ポーチにはオレンジのさるぼぼ、毎年取り付けて私を護ってくれてます。
 色で何か意味があるんですけど、私調べてないので解りません。 

 

 ここまでで、取り出して補給したのはスポーツようかんのみ。確か飛騨高山スキー場だった様な気もしますが、覚えてません。
 ドロップバックにも、同個数のゼリーやようかん入れてましたが、補充はしませんでした。
 もう補給しなくても、エイド提供品だけで乗り切れそうな感じ。

 

 そのエイド提供品、丹生川支所も豪華です。
 トマトそうめん、スルッ!っと入りました。お腹空いてるのかな?
 しそゼリー、おかわりです(笑)
 やきそば、ここで和風カーボだな。パスタの時代は終わった。男は黙ってうどん、そば、そうめん、やきそば。
 飛騨牛、一切れだったんだよなぁ。食べれたから良し!
 とまとシャーベット、定番です。定番になるのには訳がある。冷たくて体の熱取ってくれるから。昼間の時間帯、エイド提供品としては最高の一品!
 おにぎりの横にはふりかけが置いてありました。これは良かった。

 

 一通り食べて飲んで、被り水(もうあかん。ディプシーカバーイットを濡らして、とか面倒。以降、被り水で)出発です。
 しかし食ったら眠くなる。また頭半分寝ながら進む事に。

 

 今まで抑えて走って来てるので、過去にあった丹生川支所以降のガタガタと駄目になる、って事はなさそう。
 けど先に進まなきゃどうなるのかは解らないのがマラソン。
 田んぼに囲まれた道を走っていきます。

 

 そして名物に到着してすぐ、歩きました(笑)
 やっぱり無理、千光寺の上り坂。今までの登りで歩いてるんだから、ここを走れ、と言われても、ねぇ。
 それでも中には走られる方も。私はマイペースを通します。
 木陰を歩いてると、ひんやりしてきます。ここはいつも空気が違う。

 

 しばらくすると第14エイド 千光寺。ここは門の所で三味線の演奏聞けるんです。
 階段を一段一段踏みしめます。
 登り切って振り返ると、綺麗な景色が広がってる。

 

 ここでトイレ休憩。誰かトイレの外で吐いてる方がいました。無理したのかな。
 私は今の所、何とも無さそう。眠気で疲労感を打ち消してる、と言えるのかもしれません。
 確かここにとまとジュース・・・見当たりませんでした。もう無くなったのかな?水とスポドリ、被り水して出発です。

 

 ここから上り下り、結構飽きて来ます。そこまできつい所では無いだけに余計にだれてくる。
 ちょっと油断したのかな、両足首に疲労感。痛みではないのでそれほど心配ではないのですが。

 

 万全の状態、もしくはどこも故障せずに走る事を継続している方ってどれくらいいるのかな。
 私が勝手に思うに、皆何かしらの爆弾抱えてると思っているんです。膝や腰や内臓とか。
 けどそんな素振り誰も見せないでしょ?内心、自問自答しながら走ってると思ってるんです。
 だから同じコース走ってて、うずくまってたり、吐いてたり、ストレッチしたりしてるのを見ると、声掛けして気を紛らわせる事くらいしか思いつかないんだけど・・・一緒に頑張ろうって思うんです。

 

 下りも終わりになりました。
 第15エイド 下林林道終点 到着。ここで水と被り水。去年の自分を越えられるか、ちょっと気合いを入れます・・・凄い眠いんだけど、どうしたもんかな。
 ここは上りも多少ありますが、ほぼフラットな所。日に焼かれながら進みます。

 

 去年、歩くのも苦痛で横になったお寺(なのかな?集会所なのか)の軒下を横目に通り過ぎます。
 去年は足裏痛かったんです。着地して痛くならない所を探しながら進んでた様な。

 

 そして第16エイド 宮地公民館に。水と被り水、長居せずに先に行きます。
 そして心が真っ二つに折れた、田んぼに囲まれた平坦な一本道の道路。
 今年は何てことなく通過、去年の自分は越えました。

 

 何かこの時の不思議な感覚は、何だったんだろう。
 去年は大会1ヶ月前だれたにしても、あれだけ練習で走り込んで、いざ大会ではここで力尽きようとしてたのに。
 今年はそこまで走り込んでいないのに、平気で走ってる自分がいる。
 その時のモチベーションって本当に重要。寝てないってのは表裏一体だけど、今年はそんな眠気だけで、感情の起伏がない。この時は良い方向に流れてるんだと思いました。

 

 住宅が立ち並ぶ地域に入り、段々と応援の数が増えて来ました。左に大きい建物が。
 第17エイド 国府B&G海洋センター 到着。

 

 スポドリと水を貰います。
 そして梨打ち汁、結構具入ってて、味噌が美味い。体の疲れが取れる感じ。
 猪茶漬け、エイドスタッフの方に「これ最後の1杯です」って・・・「・・・いいのかな」ごめんなさい!頂きました。だし汁なのかな、注いでもらって、ちょっと後から来た選手に気まずいと思い、テントの裏で隠れて食べました。これ美味かった〜♪来年は皆が食べれる様に、何とかならないでしょうか?食べてもらいたい一品。
 なつめ甘露煮、程よく煮詰まってます。砂糖なのかな?ほのかな甘み。
 水羊羹、解りませんでした。もう売り切れ?
 水を一口含み、水被って出発です。
 欲を言えば猪茶漬け、梨打ち汁の容器で欲しかった。

 

 ちょっと元気になって来ました。まだまだ平地、脚を運びます。
 ここまで鼻呼吸継続中。そしてまだ越えなければならない場所がありました。お寺の能堂みたいな所。今年はすんなりとスルーです。
 もうここまで来ると・・・・・・「あの青年、今年もいるのか?」今年はどうゆうやり取りになるのやら。

 

 車椅子に乗られてるおばあちゃんとハイタッチしたり挨拶しながら、第18エイド 村山公民館。
 スポドリと水を貰い出発。
 淡々と刻むペース、スタートから比べると落ちてきてはいますが、脚の運びは出来ている。
 出来ているんだけど、眠いんです。目をしばらく閉じては開けて、ってのを繰り返して進みました。

 

 「・・・いるのかな」
 第20エイド グリーン薬局前。
 トイレに行ってから、上から冷水シャワーの洗礼・・・今年もいたか、青年よ(笑)
 ここで「歴史街道丹後100kmウルトラマラソン」から丹後かに饅頭と琴引飴。
 和菓子っていいよね〜。
 琴引飴を一つ貰い、ディプシーカバーイットをシャワーで濡らしてると、終わっても絶え間無く水をかけてくるんだなぁ。
 けど今年は押し弱いね。いつもはSっ気全開でくるのに。

 

 前の大会では、
 「頭に掛けて」と頼んだら、毛根死滅するくらい強いシャワー調整MAXで、
 「ちょっと強くないか?」
 「そうですか?」
 みたいな後で、もう一回お願いしたら、とんでもなく強かったりして。
 「お前、やっぱり強いやろっ!」
 「いやいや」
 みたいなやり取りが、それはそれで結構楽しかったんだけどな。

 

 「お願い」っていったら、ず〜っと水掛けてきたりして「もう、いいぞ〜」と言っても掛けられると言う(笑)

 

 「何か落ち着いたのかな」
 ちょっと寂しかったな、いつものやり取りを期待してたんだけど。

 

 もうすでに71kmコースの方とは合流しています。歩かれてる方もいれば、走ってる方もいたりして。
 ここからなら時間的にどうだったんだろう?完走出来てるんだろうな。
 交差点で71kmの方とはお別れです。

 

 ここからまた淡々と脚を運びます。
 ちょっと肌寒く感じる様になりました。15時過ぎると、空気が冷えてきます。

 

 第21エイド 八日町新鮮野菜販売所。
 どぶ汁温かいのを一杯。すぐに出発。もうこの先どうなってるかは、体が覚えてるから。

 

 そして始まりました、上りの始まりです。
 来ましたねぇ、左膝。とんでもなく痛い。時折痛い箇所を手で抑え込んでたくらい。それでも進まないと終わらないから。
 駄吉林道でも左膝に痛みは走りましたが、一過性でした。ちょっと今回は痛みが長い・・・しかも十字靭帯箇所。
 「参ったね」
 歩きは何とかなりそうなので、進みます。

 

 第22エイド メカトロニクス高山メガソーラーパーク付近空地。
 トイレに行って、水を貰ってすぐに出発。
 頭の中には次のエイドの事しか、頭にない。そして堪らなく眠い。下り、夢遊走者と化しました。
 寝ながら走っていると、結構2kmくらいの距離、あっと言う間です。

 

 第23エイド 公文書館。
 楽しみにしていたサイダー、美味かった。
 猪汁も良かったし、何と言ってもわらび餅。美味いもの♪
 水に濡らして出発します。もう10kmもない。1時間もあればゴール。ここでホッとしました。
 本当はここで気抜いちゃいけないんだけど。

 

 ここで、駄吉林道峠から、良く目に入った方に挨拶を。
 結構ウルトラ走られてる方みたいで、丹後とかに出場されてるとの事で。
 「丹後、どうですか」
 と言われましたが、今は考えられない。

 

 けどあっち方面で走ってみたい大会は一つはあるんです。
 「高野龍神スカイラインウルトラマラソン」確かこんな大会名だったはず。
 「野辺山を越えた」と一部の方には言われるコース。
 尋ねてみたら、今年も開催するんじゃないのかな、との事で。いつかは出てみたい大会、走れる日が来るのかな。

 

 先に行かしてもらう事にして進んでいると、第24エイド 八日町空地。ここはスルーしました。
 最後のエイドも終わり、あとはビックアリーナへ。
 膝の痛みも和らいできました。

 

 最後の信号交差点。ここでつかまり待っていると、
 「ここで信号か・・・」と後ろからおじさんが。まぁ私もおじさんなんですが。
 時計を見ると12時間30分完走まで残り5分。
 おじさんに「あと何km?」
 と尋ねられ、
 「900mくらいですよ、12時間半切りますか?」と私。
 時計を見ると残り4分。
 「キロ5か、行くか?」とおじさん。
 「いやいや、今だとキロ7〜8しか走れないですよ」と私が言っている時に信号が変わり、おじさん行っちゃいました。

 

 「本当に行っちゃったな。しょうがねぇなぁ、付き合うか」
 と同時にここからスパート。最後こういう形で自分のペースを貫く事は今年も出来ませんでした。

 

 けどおじさんの最後まで諦めない姿見てると、何か・・・ねぇ。
 おじさんに追い付き、追い越しました。引っ張れるかな?と思いましたが、今の現状、キロ5は相当踏ん張らないと走れない。
 そしておじさんの足音が消えました。
 私は足音消えてしばらくしてから緩めましたが、再度ペースアップ。ちょっと行ってみたくなりました。
 飛騨高山ビックアリーナ前の歩道橋が見えてきました。左に曲がり、上って左、右手にある時計がまだ見えない・・・秒は32秒と表示。
 おじさんの頑張って走る、あの後ろ姿は偉大だった。ここまで突き動かされるとは思わなかった。
 お陰様で左膝も両足首も腹筋もバッキバキだ、これ。

 

 ゴールテープを切り、前に國島市長が。深々と一礼。
 握手して
 「お帰りなさい」
 「帰って来ました」
 と小さい声でやり取り。國島市長に聞こえてたかな?

 

 シューズに付いてる計測チップを外してもらってる時に、
 「おめでとう」と声が。
 美女峠で一緒に走った、私のゼッケンの前ナンバーの方。
 また来年来る約束をして、別れました・・・・・・来年かぁ、今終わったばっかりなのに(笑)

 

 

 あとがき

 

 こんな感じで飛騨高山コース、伝わるのかな?とは思っています。まぁ自伝みたいな物だから。
 大会から約1週間が経とうとしています。
 土曜日午前中に急遽仕上げたこの懐古録、毎度毎度記載していない事も幾つかあったりするんですが。
 飛騨高山の前に、5/21に野辺山に参加、野辺山完走19回、ユプシロンリーチとの方との会話、私の影響力は計り知れない物となっています。
 こつこつやれば私でも出来るかもしれない、と。
 目指すは飛騨高山完走10回、まずはここを目標に。

 

 最後に、

 

 國島市長、毎年ゴールでのお出迎え、ありがとうございます。「帰って来た」と思わせる瞬間。来年もお邪魔します^^
 エイドスタッフ・大会関係者の方、元気な声で見送ってくれて感謝しています。猪茶漬け、どうか全員が食べれますように(笑)
 高山市の方、毎年お騒がせしています。温かい声援を朝早くから夕方まで、ありがとうございます。小さい子は昼間、帽子被らないと日射病になるよ。 
 参加された皆さん、今年もありがとうございました。「あれ、moonさんだ」とか、気楽に声掛けてもらったりもしてありがとうございました。「何でmoonなんですか?」それは気が向いたら、第2エイド 2017年 日記帳にでも。けどそんな大した理由じゃないです。

 

 実はこの一言で十分だったりするんです。

 

 「今年も良い大会でした」

 

 

 これで 19走目 第6回 飛騨高山ウルトラマラソン 終わりにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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