本州縦断・青森〜下関1521kmフットレースを赤裸々に綴る

存在

 

 

 

 

 

 きっかけはちょっとした事。

 

 

 

 

 

 数年前、参加する大会を調べていた際に目に映った「本州縦断・青森〜下関1521kmフットレース」の文字。

 

 

 

 「1521kmはないわ」

 

 

 

 そう思いすぐに他の大会を調べていました。

 

 

 

 時が経ち、ウルトラマラソンの大会に何回か参加、良い記録はありませんが何とか完走・完踏は出来るレベルに。

 

 

 

 そして参加する大会を調べる時に、必ず気にしていたのは本州縦断・青森〜下関1521kmフットレース。
 この頃には、どういったフットレースなのか知りたくて大会要項を見る様になっていました。

 

 

 

 制限時間は720時間、日にすると30日、1ヶ月、

 

 

 スタートしてからゴールするまで休憩・宿泊は自分で自由に設定出来るノンストップレース、

 

 

 サポートを付けて走る事が可能、でも一人で走る場合、全ての荷物を背負って日本海側の国道7・8・9号線をメインコースとして1521kmを踏破する、

 

 

 日本国内では最長距離のフットレース。

 

 

 ざっくり計算すると、1日約51km進めば30日でゴール。
 けどPCでマップを見てみると、峠があったり51km進んだ後に宿泊する所があるかと言えばそんな事は無く、距離を短縮、若しくは延長する所もあったりして一筋縄ではいかなさそうです。

 

 

 マップでは解らない部分、実際に進めていかないとどういう状況なのか見当がつかない部分が全て。

 

 

 調べれば調べる程、このフットレースに興味が湧いてきました。

 

 

 チェックポイントを見てみると、まだ行った事も無い所ばかり。
 東北・中国地方は一歩も足を踏み入れた事がない所もあります。

 

 

 

 「うわぁ〜、これ出てみたいなぁ」

 

 

 

 もう私の中ではこの時点で決まっていたんです。

 

 

 国内の行った事も無い土地を自分の脚で進めながらじっくりと見てみたい。

 

 

 このフットレースで得た体験や経験は、きっとこれから生きていく上で、活きてくる場面が絶対に訪れる。

 

 

 何物にも変えられない物になる、

 

 

 何としてでも本州縦断・青森〜下関1521kmフットレースに参戦すると。

 

 

 参戦してみたいのですが、参加するにあたっては壁が。

 

 

 

 

 

 その壁は仕事。
 生活する上で収入を得ていく事は当然で、このフットレースに1ヶ月間費やした場合、果たしてこの行為が許される行為なのか。

 

 

 ひょっとしたら、私がやろうとしている事は間違っているんじゃないのか?

 

 

 定年になってから挑戦してもいいんじゃないのか?

 

 

 悩みました。

 

 

 けどあーだこーだ言ってても皆問題や悩みを抱えて生きてる。
 その問題や悩み、人それぞれ。

 

 

 私は今これで悩んでいるけど、次から次に問題や悩みはやってくる。
 ならばこの悩みをスッキリさせて、次の悩みを迎えようと。

 

 

 そして会社に相談となるのですが、なかなか言い出しずらい。
 そりゃあそうだよなと。

 

 

 最悪、そんな奴を雇っておく訳にはいかない、辞めてもらってもいい、と言われても仕方ない。
 意を決して相談した所、了解を得る事が出来ました。

 

 

 了解を得た、と言う事は理解された、と言う事で。
 思っているだけじゃなく、行動に移した方が精神的には楽になった場面です。

 

 

 これで仕事面での問題は解決されました。
 これが1番大きな悩みだったのですが、解決した事で身体が軽くなった様にも思います。
 フットレースに向けて前に進んでいける。

 

 

 

 そして私は大会事務局に参加申込書を郵送し、参加料を送金。
 これで、5月16日 8時〜 本州縦断・青森〜下関1521kmフットレースに正式に参加する事になりました。

 

 

 そして準備に取り掛かりました。

 

 

 何せ最長1ヶ月の大会に参加するのは初めての事。
 何をどうしていいのか全く解らない。

 

 

 そんな時に助けてもらえたのが、今まで本州縦断完走者の方のブログや記事、体験記でした。
 特に装備品、これだけの長丁場、完走するためのヒントが沢山ありました。

 

 

 コツコツと準備は進みます。

 

 

 携行する物の検討・準備

 

 

 1日毎にどれくらいの距離を進めるか検討

 

 

 宿泊先の下調べ

 

 

 補給する物の検討 

 

 

 

 週末ランナーなので、貴重な連休は連休恒例の住処〜伊勢神宮〜多度大社〜住処迄のロング走を実施したり、週末練習もこなしスタートを待つ事になりました。

 

 

 今まで参加していた大会と全く別次元の大会、この大会に参加出来る事だけで心躍る物があります。

 

 

 苦しむ事は解ってる、それも私が今まで経験した事の無い物になるであろうと。

 

 

 生半可な気持ちじゃ潰れていくだけ、「下関までは何が何でも行く」気持ちだけは切らさない様にしようと思いました。

 

 

 そして時は過ぎ、この時を迎える事になります。

 

 

 

 

 

洗礼

 R7ステージ(青森〜新潟 430.2km)

 

 

 

 

 

 5月15日 夕方、JR青森駅。明日スタートする場所。

 

 

 まだ帰宅ラッシュじゃないからなのか人気も少なく歩いている人はまばら。
 少し歩くと港・・・なのかな?海が見える。その横には展示場みたいな所が。

 

 

 早速今日止まるホテルにチェックインする事にしようと歩き始めます。
 歩いていると暑さを感じる。

 

 

 

 (青森ってこの時期でもこんなに暑いんだな)

 

 

 

 5月中旬だからもう少し涼しいと思っていたけど、全然。暑い暑い。

 

 

 チェックインし部屋で一休み。乗り物疲れしました。
 テレビを見ると明日の天気予報やってます。

 

 

 やっぱりテレビですね、標準語。
 ラジオとかだと、その地方独特の方言とかが言われていたりして面白い部分があったりするのですが。

 

 

 見てると、明日の青森の最高気温・・・27℃って・・・。

 

 

 

 (・・・今って5月だよな・・・俺1ヶ月間違えてるかな・・・6月じゃないよな・・・)

 

 

 

 更に見ていると明後日からは雨の予報。しかも2・3日降るみたいな事言ってる。

 

 

 

 「何か梅雨みたいな事になってるんだけど」

 

 

 

 これは初日から大変だな、と思いながら笑ってました。
 まぁ笑えるのも今の内だけ。

 

 

 天候だけはどうにもならないから。

 

 

 部屋から出て近くのコンビニへ。食料調達です。
 歩いていると、青森駅着いた時よりも通行する人が多い。帰宅ラッシュ時間帯ですね。

 

 

 ちょっとコンビニもなんだからどこかお店に入って美味しい物でも、と思い脇道に入りましたが、商店街なのかな?シャッター閉まってる店が多いです。
 時間帯にしては店閉めるのには早いから、おそらくここシャッター街。

 

 

 

 (青森駅から近い場所なんだけどな)

 

 

 

 全国どこもそうなのかな?
 昔は賑わっていた場所も、今となっては昔の名残が残っているだけ。

 

 

 魚料理を食べたくてあちこちうろついてましたが入りたいお店も無く、迷いながらコンビニへ行き食料調達し、また迷いながらホテルに戻りました。

 

 

 明日の出発準備をし、横になってテレビを見ている内にいつの間にか寝てました。

 

 

 

 

 

 5月16日 6時30分、起床。
 シャワーを浴び、着替えてから10分程瞑想を。

 

 

 おそらく朝は青森駅、人で混んでる。
 気を入れるのならここしかない。

 

 

 これから最長1ヶ月、どうなろうと辿り着く、気持ちだけは切らさずに、気持ちを入れて約6kgのバックパックを背負います。
 スタートしたら、コースマップとバックパック内の備品しか頼る物がなくなる。

 

 

 徒歩で10分程、青森駅に到着です。
 チェックポイント詳細図を見ながらスタート地点となる場所に。

 

 

 やはり通行する人は多め。

 

 

 

 (もう少し早くスタートすれば良かったかなぁ)

 

 

 

 8時になるのを待ちます。
 当然と言えば当然ですが、走る格好で駅前にいるのは私だけ。

 

 

 そして、おそらく誰も私が何なのかは解っていないでしょう。
 フットレースとは言えスタート地点、私一人ですから。

 

 

 

 5月16日 8時00分、大会事務局にスタートする旨のメールを送り、ここから始まります。

 

 

 

 本州縦断・青森〜下関1521kmフットレース スタートの時が来ました。

 

 

 

 人の多い青森駅を飛び出して、国道7号線に。
 コースマップを見ながら進めますが、スタートダッシュが良過ぎて行き過ぎてしまい早速道が解らなくなってしまいました。
 歩きながら注意深く建物や道路標示を見て、国道7号線から県道247号線に。

 

 

 

 (結構時間掛かったな・・・)

 

 

 

 ここからは県道247号線をひたすら道なりに進みます。
 まだ出勤時間帯、車の交通量も多く、通行している人も多い。

 

 

 そして感じたのはジワリとくる暑さ。

 

 

 

 「これは2時頃にはこんがり焼けてるな」

 

 

 

 少しずつ水を飲み、軽く脚を運びます。
 まだ全然疲れていないので、歩道の段差や傾斜も気にならず。

 

 

 ペース的には10分/kmを目標にのんびりと。
 まだまだ先は長過ぎる。初日から飛ばしていく事も無い。

 

 

 町から少し離れれば、歩道も少しずつ状態が変わって行きます。
 砂利で一杯の所、脇からの雑草が歩道に覆いかぶさっている所が時折。

 

 

 

 (これからこんな所、何回も通っていくんだろうな)

 

 

 

 この時点で私はまだ何も解っていなかったんです。
 これからこんな物じゃなかったって事を。

 

 

 しばらくすると、コースマップ上で左折や直進等、注意するポイントが明記されている箇所へ。
 道路標示や記載されている写真を見ながら、進みます。

 

2018_honsyu_aomori

 

 国道7号線に出ると、羽州街道の石碑が。
 こういうのを見ると、気が引き締まると同時に心が躍ります。

 

 

 初めての事、スタート直後もそうでしたが、一回迷えば修復するのに時間が掛かる事は解っていたので、こういうポイントはなるべく慎重にいかないと。

 

 

 コースマップで確認し、第1CP(チェックポイント)青森県青森市 浪岡・県道13号分岐点 23.1km地点到着 5月16日 11時15分。

 

 

 初めてのCP、そして初めてのCP到着報告。
 大会事務局にメールし、先に進みます。

 

 

 お腹が空いたのでコンビニに立ち寄り補給。
 携行していた水は止めてポカリに、おにぎりとフランクフルト、カロリーメイトを1箱。
 食べてすぐに出発します。

 

 

 出来れば今日の内に青森は出ておきたい。
 それに明日は雨の予報、何をするにしても手間取る事になりそう。
 雨対策でジップロックが欲しいので、スーパーかドラッグストアがあれば寄りたい。

 

2018_honsyu_aomori2

 

 

 

 (24℃ってかぁ・・・)

 

 

 

 道路の温度表示見ると、昨日の天気予報で見た最高温度27℃ってのも間違ってはいない様で、このままだと27℃にはなりそう。

 

 

 雨の事を心配していますが、今は明日雨が降るとはとても思えない様な快晴。
 日焼け対策のインナーがかえって暑いくらい。

 

 

 ドラッグストアでジップロック購入、少し暑いのでコインランドリーの前のベンチで休憩します。
 バックパックを下ろし、靴を脱いで、身体を冷やす事に。

 

 

 ここで心配していたのは夜の事。
 昼間これだけ暑くても、夜になれば肌寒くなるであろうと。
 それに雨が追い打ちを掛ければ、更に冷えるのは目に見えてる。

 

 

 

 「雨だけはなぁ」

 

 

 

 休憩を終わりにし、先に進めます。

 

 

 青森の広大な田んぼが広がる中、進んでいると見えて来ました。

 

2018_honsyu_aomori3

 

 今まで県道13号線を進んでいましたが、国道7号線の表示。
 岩木山とも表示がある。

 

 

 

 (津軽富士、見れるんじゃねぇか)

 

 

 

 これだけの快晴、遠くからだけど拝める事は出来そう。
 国道7号線に入ると良く知ってる地名が目に飛び込んできました。

 

2018_honsyu_aomori4 

 

 弘前市の表示、少し先に進めば道の駅に。ここで一休みしながらじっくりマップを。

 

 

 良く見ると、今走ってる道が違う事に気付きましたが、最終的には同じ道になるのでそのまま進める事に。 
 少し遠回りになるのかな?あれこれ考えてても来てしまった物は仕方ない。

 

 

 次の道の駅、いかりがせきまではそこまで遠くは無い、そして次の道の駅 やたて峠も距離的には近い。
 問題は峠。体感しないとどれほどの物なのか全く解らない。

 

 

 一息入ったので進める事に。
 予想通り青森・秋田県境 矢立峠に到着するのは夜になりそう。

 

 

 

 「雨だけは困るんだけど」

 

 

 

 明日は雨とは予報で聞いてたけど、下手したら夜から降ってもおかしくはない。

 

 

 しばらくして徐々に道が上っていきます。
 そこまできつくはないのですが、考えるのはその先の事。

 

 

 道の駅 いかりがせきでは早々に出発。
 雨が降る感じが空気で何となく解る。

 

 

 そして薄暗くなってきました。
 点滅するキーホルダーとヘッドライト・ハンドライトを取り出します。

 

 

 民家もほぼ無くなった夜の峠、車のライトに照らされて黙々と走り続けます。

 

 

 そしてついに雨が降って来ました。
 降るとは解っていたけど、やっぱり降って来ると気が滅入る。

 

 

 道の駅 やたて峠までもう少し、ここはレインウェアを出さずに走る事に。

 

 

 道の駅 やたて峠を目指している途中、宿泊する施設が右側にあるのが見えました。

 

 

 

 (どうしよう、今日はここで止めにしてここで泊まれるか聞いてこようかな・・・)

 

 

 

 雨が降っている事もあり、ちょっと気持ち的に滅入っている状態。
 だけど計画では、今日中には秋田県には入っておきたい。

 

 

 あれこれ考えてる内にその宿泊施設、通り過ぎてました。

 

 

 

 (これで正解、ここは行かないと)

 

 

 

 そう自分に言い聞かせて進みます。
 本当の所は、今日暑くて火照った体をここで休ませたい。

 

 

 そしてすぐに道の駅 やたて峠に到着。

 

 

 濡れた体をタオルで拭いて、レインウェアを着て、バックパックにカバーを取り付けます。
 携帯・バッテリー・コースマップ・小銭入れ、バックパックの外に出ている物に関しては全てジップロックに入れ、ジップロックを折りたたんで各ポケットに収納する事に。

 

 

 コースマップに関しては、コースマップを二つ折りにし、ジップロックの中へ、そしてクリアファイルに挟み込む事に。
 道標、コースマップだけは丁寧に扱わないと。

 

 

 これで準備完了、身体も冷えて来たので先に進める事に。
 しばらくすると、

 

 

 

 (あぁ、これだな)

 

 

 

 道路標示に犬の絵が。

 

 

 第2CP(チェックポイント) 青森・秋田県境 矢立峠 61.5km地点到着 5月16日 19時43分

 

 

 大会事務局にメールを送信するのですが、雨の影響で二手間くらい手間が掛かるし、濡れた手で操作するので意図していない事にも。
 何とかCP到着をメール送信し次のCPへ向かいます。

 

 

 ふと振り返ると真っ暗な道。
 その先は青森県。

 

 

 そして今立っているのは秋田県。
 何か不思議な感覚、と同時に寂しさも少し。

 

 

 

 (青森県を楽しむ事が果たして出来たのだろうか・・・)

 

 

 

 余程の事が無い限り、青森県にはもう行く事もないであろうと思うと、ちょっと切ないと言うのか、心残りが。
 車が通って我に返り、先に進む事に。

 

 

 降っている雨が結構な雨量で、首から雨が入って来ます。
 そして被っているフードも風に煽られ、外れる時が。

 

 

 今は身体が温まっているからいいものの、冷えを感じたら一気に駄目になる、そう考えるとどこかで着替えた方が良い。
 そうは思いますが、なかなか良い場所が見つかりません。

 

 

 先を見ると、小屋が。
 近付くとバス停の待機所。

 

 

 ドアもあり、しっかりした造りです。
 ドアを開け中に入るとちゃんと腰掛けるベンチも作られてる。

 

 

 ここで着替える事にしました。
 少し肌寒さも感じるので、ジャージを着、ベンチに横になり少し仮眠を取る事に。

 

 

 初日から暑さに雨に。明日は1日雨。この先どうなるのやら。
 バックパックを枕の替わりに、目を閉じて考えてる内に寝ていました。

 

 

 目が覚めて時計を見ると、仮眠とは言え結構眠っていたようです。

 

 

 

 (ちょっと不味い・・・)

 

 

 

 外見るとシトシトと雨、レインウェアを着てシューズを履きますが、雨で濡れてるので気持ち悪い。
 バックパックを背負い出発です。

 

 

 首から雨が入って来るので、タオルを首に巻いて身体への雨の侵入をなるべく少なくするように心がけます。
 フードは今までと同様、風で外れる時が。

 

 

 携行しているカロリーメイトやスニッカーズを食べ、ポカリを飲みながら進んで行くと、家がちらほら目立つ様に。
 峠ももう終了の予感。

 

 

 そして店があり、建物が増えて来ました。
 マップで見ると解りませんでしたが、今走っているのは街中。

 

 

 コンビニがあるので、携行食補充と遅めの晩御飯を。

 

 

 そしてCP詳細図を見ながら走っていると到着です。

 

 

 第3CP(チェックポイント) 秋田県大館市 市街・市役所前交差点 80.6km地点到着 5月17日 1時46分

 

 

 メール送信、次のCPは16.8km先、ここでどこか宿泊してきちんと体調を整えるか、それともこのまま進んで行くのかどうか、答えは進んでバス停で仮眠を取る、これが私が出した答えでした。

 

 

 雨も降っているし、そうと決まれば1mでも進める事に。
 しばらくして仮眠を取るのに丁度良いバス停が。ここで朝方まで仮眠を取る事にしました。

 

 

 

 (・・・俺・・・社会復帰出来るのか・・・)

 

 

 

 目を開けると明るい。そして目を閉じる時と同じ様に雨。
 レインウェアを着てしばらく歩きます。

 

 

 まだ体は異常が無い、脚にも問題は無し、問題と言えば雨だけ。
 けどこればっかりはどうしようもない。
 コンビニに寄って朝食を買い、先に進みます。

 

 

 走っていると先にあるのはCP。こうCPが小刻みにあると進んでいるのを凄く感じる。

 

 

 第4CP(チェックポイント) 秋田県北秋田市 大堤T字路・R105分岐点 97.4km地点到着 5月17日 8時11分

 

 

 今日は1日雨の予報、それでも進めないと後々響く。

 

 

 そしてまだこのフットレースの進め方が模索中で、何が正解なのかが全く持って解らない。

 

 

 今はまだ体力的にも精神的にも充実してるけど、疲れが溜まってどうにもならなくなった時、ここからが本当のフットレースだと思ってるんだけど・・・出来ればどうにもならなくなった時は晴れてて欲しいな。

 

 

 雨と風が吹く中を進んで行きます。
 次のCPは82.0km先、長丁場です。

 

 

 そして急に来ました。ペースが上がらない。

 

 

 

 「雨の影響?疲れ?」

 

 

 

 確かにレインウェアを着ているせいか、蒸し暑く感じる事は確かなんだけど、何かおかしい。
 10分/kmなんて出せない。
 相当汗が出て、身体がダメージ受けてるのか?

 

 

 けどペースが上がらないならその分時間を掛ければいい、今日は持久戦と決め込みました。

 

 

 たまに雨が止んだり、そうかと思えば降ったりしています。

 

 

 

 「いっその事、一気に降って後は晴れてくれればいいのに」

 

 

 

 そうは思ってもそんなに上手くいく訳がない。

 

 

 雨が止んでいようがまたすぐに降ってくるんだから、そう思いレインウェアは脱がずにそのまま走る事にしました。
 汗なのか雨なのか、レインウェアの中はベタベタ。

 

 

 雨が止んでいる際、辛抱出来ずにレインウェアを脱ぐ事に。暑くて着てられない。

 

 

 しばらくすると、服が乾いてくるのが解ります。
 身体も軽くなった感じが。

 

 

 そして道の駅 かみこあに に到着。

 

 

 少し遅めの昼食を。
 そして館内表示の看板を見ると仮眠が取れるスペースが。

 

 

 

 (服も乾いているし、少し休んでいこうかな)

 

 

 

 畳が引かれた休憩スペースに。
 誰もいなくて私だけ。
 バックパックを枕にして仮眠を取る事にしました。

 

 何かこういうちゃんとした所で眠るのって久し振りで気持ち良い。
 あっと言う間に眠りました。

 

 

 誰かに起こされて目が覚めます。
 館内の従業員の方で、17時に閉めるとの事。
 少し体が楽になりました。

 

 

 外見ると雨はまだ止んでる。
 コースマップを見ると今日は全然進んでいない事を確認し、夜も距離を稼ぐ事に決めました。

 

 

 コンビニでレッドブル・眠眠打破・晩御飯を調達、これからの事を考え気合いを入れます。

 

 

 

 「秋田県って長いよなぁ」

 

 

 

 そう思いながらもいつかは秋田県も終わる、って言うかそう思わないとやってられない。
 これから進む峠と降るであろう雨をまずは乗り切る事に。

 

 

 雨だっていつかは止む。

 

 

 もう暗くなってきました。
 ライト類を取り出し先を照らします。点滅するキーホルダーは、昨日から常時取り付けたままの状態に。

 

 

 ここから次の道の駅までが結構長い。
 そしてこれからは峠を進む、休憩出来る場所は限られて来ると思うと、如何に休まずに前に行くか。

 

 

 

 (長いんだよなぁ、秋田県って)

 

 

 

 今の状態から考えて、次のCPに到着するのは明日の朝。
 スローペースでしか進めませんが、一歩ずつ確実に進んで行きます。

 

 

 走っていると、雨が降って来ました。
 レインウェアとバックパックカバーを取り出し着る事に。レインウェア内が濡れているので冷たさを感じます。
 おそらく汗の出方も相当な物。

 

 

 進めど進めど暗い道。
 そして雨。
 車は時折通過しますが、私の様に誰も道路を歩いたり走ったりしている人はいません。

 

 

 本当に孤独。
 そして周りが暗いからなのか時間帯なのか解りませんが眠たくなって来ました。

 

 

 頭がボーっとして、勝手に目が閉じてくる。
 左右にフラフラしながら進んでいきますが、進んでいるのかどうかも理解出来ていない。

 

 

 ただ「眠い」だけ。

 

 

 思考回路が途切れる、身体が途轍もなく重い。 

 

 

 先にバス停の待機所が見えました。
 転がり込むように中に入り、バックパックを下ろしたら、レインウェアを脱ぐ事もせず、そのままベンチで眠りました。

 

 

 3時間くらい眠ったのでしょうか。体は濡れてますが、寒くは感じない。
 けど頭が時々痛い。

 

 

 どうも風邪引いたみたいです。

 

 

 走って身体温めて、風邪治す事に。
 着替えてもいいのですが、持ってる着替えできちんとしたのは残り1着。

 

 

 止まない雨の事を考えると、ここで着替え使い切ったら後が困る事になりそうなので風邪薬飲んでこのまま行く事にしました。

 

 

 仮眠取ったからなのか身体が軽い。
 頭も冴えてる感じで、前に進んで行きます。

 

 

 段々明るくなってきました。
 明るくなって余計に頭が働く様になってきます。

 

 

 

 (やっぱり人間は昼間に動ける様に出来てるんだな)

 

 

 

 それにしても82.0kmがこんなに長いとは・・・。
 14時間制限で100kmのウルトラマラソンと全くの別物、って言うかまだトータル100km過ぎたくらい、まだまだこれから。

 

 

 今日は何処か宿泊してきちんとベットで眠ろう、風呂入ってサッパリしたいし、洗濯もしたいし、靴も乾かしたい。
 そう考えて自分なりにモチベーションを上げる事に。

 

 

 降り続く雨の中、黙々と走ります。
 それにしても雨が強いし風も結構吹いてる。
 けど、どんな状況であれランナーの意志一つ。走るのが嫌なら何処かに泊まって雨止むのを待てばいいだけの話。

 

 

 コンビニによって朝食と携行食を調達。
 おにぎりなんですが、お気に入りが一つ。

 

2018_honsyu_akita

 

 秋田の方言なのかな?「ぼだっこ(塩辛い鮭)」って明記してある。
 そこまで塩辛さはなくて、美味しいんです。
 コンビニに売っていると、必ず買って食べていました(#^.^#)

 

 

 食べ終わったらすぐに出発。
 もうすぐCP。ようやくこの区間終わる。

 

 

 そしてCP詳細図を見て、間違いなくここ。着きました。

 

 

 第5CP(チェックポイント) 秋田県秋田市 市街・山王十字路 179.4km地点到着 5月18日 10時18分

 

 

 

 (おい、街中だぞここ。こんなずぶ濡れのおっさんが立ってたら怪しまれるんじゃないか・・・)

 

 

 

 事務局にメール送信、さっさと移動です。

 

 

 

 (21時にはビジネスホテルか民宿入りたい。夕方から泊まれる所調べようかな)

 

 

 

 お腹空いたので、目に止まった看板?って言うのかな?ぎばちゃんの笑顔につられて、お弁当屋でのり弁を。
 久々に食べるけど、白身のフライが美味しい♪

 

 

 それに食べる事で若干体が温まる。
 体力使ってるんだから、食べて飲んで補給していかないと。

 

 ドンキホーテに寄ってトイレ休憩。
 さすがにベタベタなので、すぐに退散。

 

 先に進めば進む程、雨が強く・・・もうこれ豪雨なんじゃないの?ってくらい降ってます。
 レインウェアの中はベタベタ、フードはしょっちゅう外れる、当然シューズは濡れたまま。
 唯一乾いているのはバックパック内の備品だけ。

 

 

 現在走っているのは県道56号線、そこから国道7号線に合流すると、

 

2018_honsyu_akita4

 

 右側に日本海・・・なんだけど大しけなんだこれが。

 

 

 

 (こんな天候だから、そりゃそうなるよね)

 

 

 

 これだけの雨と風。
 道路標示見ると「大雨洪水警報 走行注意」と表示が(もうここではさすがに携帯取り出して写真撮る余裕無し)。

 

 

 

 「車は注意だから、歩行者は歩行禁止なんじゃねぇのか・・・」

 

 

 

 もうこの現状を笑うしかない。
 笑ってこの雨が止むのを待つしかない。

 

 

 進んで行くと、先に消防車が1台停車しています。

 

 

 

 (何してるんだろう・・・)

 

 

 

 近くになって見てみると、消防隊の方が1名、真剣に河口を眺めている・・・川見ると凄い増水。

 

 

 

 「完全に決壊するかどうか見てんじゃねぇかっ!!」

 

 

 

 進んで行く毎に「大しけ」「大雨洪水警報」「決壊水域」って・・・。

 

 

 

 「駄目だ!しゃれになってねぇぞこれっ!!」

 

 

 

 思わず大声で叫びました。
 これだけの雨だから、誰も外に出ていないし聞いちゃいない。

 

 

 それに雨で身体が濡れ過ぎて身体が冷えてきました。手先が冷たい。
 携行しているポカリなんか冷たくて飲めない。

 

 

 

 (不味いっ!このままじゃ本当に不味いっ!!)

 

 

 

 運よくバス停があったのでドア開けて飛び込みました。
 コースマップとグーグルマップを照らし合わせて、国道7号線横の宿泊先を調べます。

 

 

 あるにはありましたが、まだまだ先。
 明日の事を考えると、洗濯して着替えを作っておかないと、風邪こじらせて肺炎にもなりかねん。

 

 

 

 (今ここで悩んでいる内に1km進めたかも)

 

 

 

 行くしかない。
 バス停出て進みます・・・凄い寒い、震える。

 

 

 

 進みながら右手を見ると、遠くに道の駅が見えてきました。
 看板見ると「温泉」の文字。

 

 

 

 (・・・温泉入ろうか)

 

 

 

 入口でレインウェア脱いで、ベタベタのシューズも脱いで、バックパックカバーを・・・もう中まで水入って来てる・・・。
 取りあえず今は寒さを解消するのが先、と思い温泉に入る事に。

 

 

 温かいんですが芯まで冷え切ってるみたいで、なかなか寒気が取れない。

 

 

 外を眺めながら、宿泊先までの残り距離を考えると今日も夜走るのは決定だなぁ、と考え込みました。
 下手したら夜中、宿泊先に予約するのもこの先どうなるのか見当がつかないから予約をいれずらい。
 かと言って着いたはいいけど、満室です、と言われた場合、路頭に迷う。

 

 

 朝はビジネスホテルか民宿に泊まる、とテンション上げてましたが、先が見えない不安感で気持ちが滅入ってきます。

 

 

 まだ芯まで温まってないのですが、出る事に。
 どんな雨であろうと、行くしかない。

 

 

 取りあえず乾いている衣類は全て着込む事に。
 身支度を整えて外出れば、全然変わらない雨と風。
 それでも進みました。
 天候を楽しむのも、天気に一喜一憂するのもジャーニーランの醍醐味だと信じて・・・満喫し過ぎて具合が悪い、風邪のせいか?

 

 

 まだ身体が温まっているうちに前に、そうは思っていても上がらないペース、まだまだ遠い宿泊先。

 

 

 薄暗くなり足元がきちんと定まっていなかったんですね、思い切り転倒。
 手の平が痛い。
 ちょっとフラフラする。

 

 

 暗くなりライトを付けて走っていると、明るい看板が。

 

 

 その看板には「洗濯機、乾燥機、サウナ」の文字。

 

 

 予定のホテルに向かうのは止めてここに宿泊する事に決めました。

 

 

 コテージみたいなのが点々と。

 

 

 

 「ラブホテル?」

 

 

 

 今はファッションホテルって言うんでしょうね、まさしく外観はそのもの。
 フロントで話を聞くと、空いてる所に入ってくれればいい、との事で。
 フロントから近い場所に入りました。

 

 

 中は完全にファッションホテルの内装。
 あちこち中を見て回ると、洗濯機に乾燥機、サウナもあります。

 

 

 早速洗濯する事に。
 風呂に湯を入れて、サウナを50℃設定に。
 風呂でレインウェアと靴を洗い、サウナの中へ。

 

 

 洗濯が終われば、これも暖かくなったサウナの室内に広げて並べます。
 明日の朝には乾くだろう、と思っての事。

 

 

 風呂入ってサッパリして、これからの進め方を考え・・・お腹空いた。
 フロントに電話してかけそばと煮込みハンバーグ定食を。

 

 

 携帯で見ると明日も雨、しかし徐々に止む方向。

 

 

 明日には秋田県抜けて山形県に入りたい。

 

 

 走るペースはと言うと。現状11〜13分/kmでしか進めていない。
 ざくっと1時間で5km、24時間で120km、休憩入れるからこれは無理だとしても1日約70〜90km辺りで進むとなると・・・R7ステージ最終地点、新潟駅に着くのは21日か22日くらい・・・。

 

 

 補給はこれまで、朝はコンビニ、昼は道中カロリーメイトかスニッカーズ、寄れる所あれば軽食、夜もコンビニ。
 飲み物はポカリと水1本ずつ、たまにジュースがメイン。

 

 

 レッドブルにモンスターは1日2本、眠眠打破はまだそこまで投入していない感じ。

 

 

 やっぱりまだ進め方、掴めていない。

 

 

 何時になったからどうこうって事じゃない。

 

 

 時間で決めれない、となると進んだ距離で決めていくのか?

 

 

 フットレース前の準備でこの日はこれだけ、と距離やCP(チェックポイント)を目安に進めていく計画だったけど、もう計画も何もあったもんじゃない。

 

 

 あれこれ考えていたら食事来ました・・・量多くない?値段の割には結構な量で。確かワンコイン。
 あっと言う間に食べ終わり、風邪薬飲んでサロンパス貼って寝る準備。

 

 

 知らない内に寝てました。

 

 

 携帯のアラームで目が覚めました。
 昨日からの寒さの影響からなのか、まだ風邪続いてるっぽい。

 

 

 サウナの中入って靴見ると、ちゃんと乾いてる♪

 

 

 バックパックも服もしっかり乾いてるし、手触りが気持ちいい^^

 

 

 ドア開けて外見ると雨止んでるけど、空は暗い。

 

 

 

 (今日で山形に入るっ!!)

 

 

 

 予定通り、秋田県は今日で終わりにしようと思いました。

 

 

 着替えて、出発。
 出来れば、雨止んでる内に進めておきたい。

 

 

 しばらくすると、昨日泊まろうと考えていたビジネスホテルを通過。
 けど靴まで洗えたか考えると、ビジネスホテルで靴洗える洗濯機置いてあるビジネスホテル今まで見た事ないし、昨日はあそこのファッションホテルで正解だったかも。

 

 

 風も昨日より弱まって気持ち良いくらい。
 進めていると、道の駅 にしめ。

 

 

 朝食べていないのでここで朝食を、と思い寄る事にしました。
 食堂みたいな所で、玉子かけご飯を頼む事に。

 

 

 

 (あれっ!!玉子二個ある)

 

 

 

2018_honsyu_akita2

 

 まずは秋田のご飯を一口・・・美味いっ!!
 溶いた玉子をご飯の上に、納豆も上からかけて、一粒残らず掻き込む様に食べました。

 

 

 朝の味噌汁、これがまた美味かった♪
 ちょっとテンションが上がる^^

 

 

 店を出て、秋田・山形県境を目指します。
 そして雨・・・バス停でレインウェアとバックパックカバーを。

 

 

 

 (今日も1日雨か・・・)

 

 

 

 これだけ雨の中走って来たら多少は慣れるかもしれん、と思っていましたが、やっぱり慣れない。
 何かと手間なんです。
 フードは外れるので、フードの上からタオルで頭を括る様に、水分補給もバックパックカバーの中に手を突っ込み取り出してはまた入れる、携帯はジップロックの中から取り出して操作、一手間かかる。

 

 

 道の駅 象潟 が目の前に。
 ちょっと入って暖かい物を飲む事に。

 

 

 完全に風邪だ。
 だるいんだけど、疲れてだるいのか、風邪でだるいのか良く解らん。

 

 

 出発して、しばらく経った時の事。
 歩道を上っていると前から外国人の方が歩いてきますが、どうも私と同種の様な感じ。

 

 

 目が合ったので挨拶し、話し込んでみると、フィンランドから来て、鹿児島の枕崎から北海道の宗谷岬まで歩いて行くとの事で・・・凄いな!!
 またこの方が日本語上手いんだこれが。

 

 

 お互い頑張る事を約束して別れました。

 

 

 

 「宗谷岬まで歩いたらどうするんだろう・・・」

 

 

 

 聞こうと思って振り返りましたが、結構離れてます。

 

 

 その後姿が格好良くて。
 黙ってその後姿、収めさせていただきました。

 

2018_honsyu_akita3

 

 解るかな?
 歩道に青い看板みたいな物が見えるんですが、バックパックのカバーです。

 

 

 何か久々に人と話し込んだ気が。
 しかも異種同士、話が噛み合う噛み合う(笑)

 

 

 あと10kmもしない内にCP、これで秋田県も終わりになりそうです。

 

 

 

 (もう秋田県はいいよ、長いし雨ばっかりだった)

 

 

 

 第6CP(チェックポイント) 秋田・山形県境 有耶無耶の関跡 255.3km地点到着 5月19日 16時26分

 

 

 

 予定では昼過ぎ到着予定だったけど、ちょっと時間押してる。
 次のCPまで25.3km、12分/kmでも約5時間、ご飯休憩入れて約6時間半って所。

 

 

 

 (23時頃に着くんなら、このまま行こうかな)

 

 

 

 このまま行く事に。
 県境ってのは平坦な所ってないんだな、もうこの先もそうなんだな、と思いつつ次のCPを目指します。

 

 

 しかし秋田県、玉子かけご飯が美味しかったのとフィンランドの方と話した事ぐらいで、思い出らしい思い出が少ない。
 雨に降られ続けた、ってのが一番の思い出なのかもしれないけど。

 

 

 山形に入ったから晴れたか、と言えば雨。
 朝は乾いていた靴も、もうベタベタ。
 どうにもならん。

 

 

 風邪引いてるから今日もちゃんとした所で泊まりたいなぁ、下手したらまたファッションホテルか?と思い進めていると、海から離れていく道路。
 夜になって疲れているのか、静まり返った所にポツンとあるバス停の待機所で休憩です。

 

 

 次のCP、酒田市役所前 近辺のホテルを調べてみるとあるにはありましたが、何時に着くのか何とも言えない。

 

 

 

 (最悪、飛び込みでも大丈夫だろうし、駄目だったら進むのみ)

 

 

 

 そう思いカロリーメイトで補給。
 進めながらコースマップ見ると、国道7号線から112号線に入る宮海新林分岐点がもうすぐ。
 いつの間にか酒田市に入っていました。

 

 

 街中ってのは安心します。
 特に夜だと、街灯の明かりだけでも全然違う。

 

 

 もうすぐCP、と思い進めていますがCP詳細図でどこを曲がっていいのか解りずらい。
 グーグルマップで確認すると、今さっき通り過ぎた信号を曲がるみたいで。

 

 

 

 (近くで助かった)

 

 

 

 すぐに戻り先に行くと、明るい場所が。
 ハッピ着たお兄ちゃんが数人・・・今日祭りだったのかな?

 

 

 道路工事の方に酒田市役所の場所を聞いてみると、すぐ先の信号渡ったらあるよ、と教えてもらい行ってみるとありました。

 

 

 

 第7CP(チェックポイント) 山形県酒田市 酒田市役所前 280.6km地点到着 5月20日 0時48分

 

 

 

 調べていたホテルはコースを戻る方向に、先にある民宿はこんな時間に押し掛けるのも気が引ける。
 迷ったら1mでも進む事に。

 

 

 グーグルマップを見ると牛丼屋チェーン店が。

 

 

 

 (久々に食べたいな)

 

 

 

 晩御飯をカロリーメイトとポカリだけで凌いでいたので、ちゃんとしたご飯が食べたくなってきました。
 コースからは外れますが行く事に。

 

 

 これがなかなか距離が遠くて。
 今は1kmでも相当な負担。

 

 

 ようやく着いて、もう夜食とも言える晩御飯をいただきました。
 これが美味かった。
 食べ終わり、時間をかけてコースに戻り先に進みます。

 

 

 もう2時近く、泊まれるのはネットカフェかファッションホテルくらい。
 正直風邪で具合が悪い。
 どこでもいいから泊まりたいのが本音。

 

 

 川を渡ってしばらくすると、ファッションホテルみたいなネオンが幾つか。
 空いてる部屋があったので、そのまま入る事に。

 

 

 濡れた靴を送風で乾かしている間に、熱めの湯をバスタブに入れ、着ていたウェアやレインウェアをハンガーに掛け、明日の準備を。
 お湯が入ったので、長めに入り芯まで冷えてる身体を温めます。

 

 

 出たら風邪薬飲んで、あっと言う間に寝てました。

 

 

 起きて時間見るともう8時・・・アラーム掛けるの忘れてた。
 バタバタと準備。
 靴は半乾き、服もちょっと湿ってるけど畳んで袋の中へ。

 

 

 気持ちバックパックが重い様な気がする。

 

 

 外見ると、昨日の降ったり止んだりが嘘のような快晴。

 

 

 

 (ようやく晴れてくれた)

 

 

 

 ずぅ〜っと雨続きだったから、晴れてる事が凄く嬉しい。
 風邪も治ってきたようです。今日で全快になりそう。
 早々に出発します。

 

 

 走っていても気持ちが良い♪と言ってももう12分/kmでしか走れない状態。
 今日は走り始め遅れたので最悪、山形・新潟県境通過だけはしておきたい。

 

 

 しかしこれぞジャーニーランの楽しみ♪
 景色を楽しみながら、先を見て進む。

 

 

 もう1時間に5km前後しか進めない、言い換えれば1時間に5km、10時間で50km、次のCPまで何時間で着くのか計算しやすい。
 朝食を食べていないので、コンビニかスーパーがあれば寄りたいと思いながら走っていると、温泉街みたいな雰囲気の所へ。

 

 

 

 (泊まるんなら、こんな所が良かったな)

 

 

 

 時間も時間だったし仕方ないか、と思い、コンビニがあったので朝食と補給食補充をここで。
 晴れてるから気分もいい、今日は朝食食べる量多め。
 それに昨日とはうって変わって、肌寒さから暑くなりそうな予感、食べて飲んで進まないと。

 

 

 ちなみにここのコンビニでの購入分はこうなってます。

 

 

 ・スパゲティ(ペペロンチーノ)
 ・おにぎり×2個
 ・焼き鳥×2本
 ・ポカリ(500ml)×1本
 ・カロリーメイト(フルーツ味・チョコ味・メープル味)2個入り×3個
 ・スニッカーズ(小)×2個

 

 

 外に出て座り込み、朝食♪
 横見ると、子猫と目が合います。
 どうも今食べてる焼き鳥が欲しいみたい。

 

2018_honsyu_yamagata

 

 ほとんど一人旅、なので可愛い子猫が近寄ってきてくれるのがちょっと嬉しい。
 まぁ目当ては私じゃなく、手に持ってる焼き鳥ってのは解ってるんですが。

 

 

 よく見るとポールの向こうにもう一匹、毛並みとか手足見ると飼い猫っぽい。
 まずは寄って来た子猫に一切れ。

 

 

 次に向こうにいる子猫に一切れ、と思っていたけど手前の子猫が積極的で。
 向こうにいる子猫はすごく警戒心が強く、寄ってこない。
 焼き鳥一切れ向こう側にいる子猫の近くに投げたら、くわえて離れていきました。

 

 

 

 (どっちが生きてく上で賢いのかな・・・)

 

 

 

 飼い猫だったとしても、外に自由に動き回れる身。
 良い人間ばっかりじゃない。

 

 

 手前の子に関して言えば、こうやって食べ物貰える事ばかりじゃなく近寄っていったら捕まる可能性もある。
 下手したら保健所が来て捕まって、最悪処分って事もある。

 

 

 そう考えると、向かう側にいた子が正解なのかな?

 

 

 子猫見ながら考えていると、手前の子はまだ物足りない様子。

 

 

 私の行動を見ていた老夫婦が、中で焼き鳥買ってきて子猫にあげる事に。
 老夫婦と会話、しばし談笑。

 

 

 一息ついた時間になりました。

 

 

 

 「頑張ってね」

 

 

 

 「ありがとうございます、それじゃあ行きます」

 

 

 

 しばらくすると、湯野浜海水浴場と書かれた看板が目に。

 

2018_honsyu_yamagata2

 

 道を挟んで左手には旅館やホテルが並んでて、右側には湯野浜海水浴場が。
 ここ、湯野浜温泉と言って温泉にも入れるみたい。

 

 

 しかし久々に晴れたってのもあるからなおの事、今目に映ってる景色が凄く鮮やか。

 

 

 湯野浜海水浴場を見渡して、右側を見ると、フットレース初日に見れなかった物が。

 

2018_honsyu_yamagata2-1 

 

 

 

 「・・・あれだよな・・・津軽富士・・・」

 

 

 

 山頂に掛かる雪、そして山形県でもはっきり見えるその山は、岩木山で間違いないと思う。

 

 

 

 (こんな遠い場所から見えるなんて)

 

 

 

 思わず写真に収めました。
 おそらくもう見る事は無いかもしれない。

 

 

 記憶に焼き付けておきたいけど私、忘れっぽいから。
 青森を楽しんでいない心残りみたいな所がありましたが、ここから少しでも青森の名所を堪能。

 

 

 

 (なんだかんだで、青森からここまで来たんだよなぁ)

 

 

 

 しばし見とれて、岩木山とおさらばです。
 行かなきゃいけない。

 

 

 道ばっかり見てるのもあれだから、海見ると、

 

2018_honsyu_yamagata3

 

 

 

 (あの大しけが嘘みたい・・・)

 

 

 

 少し波は高そうですが、あの大しけと比べれば穏やかで。
 本当に天気も良くて良い日になりました。

 

 

 ペースこそ遅いですが、脚の運びが物凄く軽い。
 レインウェアがまとわりつく感じも無く、またレインウェアの中で汗と雨で蒸し暑くなる事も無い。

 

 

 やっぱり晴れてる方が断然走りやすい。
 ポカリとカロリーメイトで補給しつつ走ります。

 

 

 そして国道7号線に入りました(前CP 酒田市役所は国道112号、湯野浜過ぎて県道50号、そして国道7号線に)。

 

 

 

 (ようやく7号だな)

 

 

 

 コースマップを見て、次のCP到着をおおよそ予想。
 おそらく夕方過ぎ。下手したら夜。

 

 

 歩きも入ってきました。
 毎日走る事に慣れていないのか、疲れが溜まって走れないのか。

 

 

 一つ解ってるのはスタートから5日目で、すでに脚は終わってる。
 気持ちが切れていないから、今も進めてるだけの様な気もする。

 

2018_honsyu_yamagata4

 

 ふと振り返ってみると、もう霞んでしか見えないですが、岩木山に海の景色。
 おそらく気分転換を景色を見て出来るから、進んで行けるのかもしれない。

 

 

 初めて見る景色、そしてこの先にはまだ見た事もない景色、それが進ませる原動力なのかも。

 

 

 夕方になりました。
 コースマップを見ると、まだまだ次のCP到着までは結構距離があります。

 

 

 

 (今日で行き切ろう)

 

 

 

 道の駅 あつみ により一息。
 そして、コンビニがあったので補給食補充です。

 

 

 肌寒くなってきました。
 雨ばっかりだったから、地熱も低いのかな?

 

 

 

 (風邪、治ったみたい)

 

 

 

 悪寒の様な寒気は完全に無くなりました。
 昼間動きっ放しで治ったみたいです。

 

 

 そしてようやく到着。結局、夜になってしまいました。

 

 

 

 第8CP(チェックポイント) 山形・新潟県境 鼠ヶ関 332.8km地点到着 5月20日 20時15分

 

2018_honsyu_niigata

 

 R7ステージ最終県、記念に1枚。
 そして上下ジャージを着、上には更にライトジャケットを。
 寒い!!昼夜の寒暖差が大きいです。

 

 

 今日の最低目標は達成。
 次の問題はこれからどれだけ進めるのか、走りながら考えます。

 

 

 

 次のCPまで約52km。
 そしてR7最終地点新潟駅まで約95km。

 

 

 明日はビジネスホテル辺りに泊まりたい。

 

 

 フットレースの進め方を見直したい。

 

 

 明日CPに到着するとして、新潟駅までどれだけの距離を残しておくのか。

 

 

 70km残しとして、今日あと25km、12分/kmとして時間にして約5時間、夜中の1時まで進める。

 

 

 今日はどうする?

 

 

 先にビジネスホテルっぽい所は無し。民宿は時間的に当日に飛び込んでいくのは無理。

 

 

 またバス停?ファッションホテル?

 

 

 明日70km、約14時間、ビジネスホテルに何時に入る?

 

 

 21時として、休憩含めて走り始めは朝方5〜6時には始めないと21時に間に合わない。

 

 

 

 CP通過する度に、こういう思考回路が段々出来上がっていくのが解りました。
 新潟駅が一つの区切り、そう考えているだけに気持ち的には折れる心配はなさそうです。

 

 

 それにしても綺麗でした、月に星。
 空気澄んでるからなのか、星が大きく見えるし、月が本当に綺麗で。

 

 

 月明りに照らされた、波が穏やかな海が凄く綺麗で。

 

 

 一人で見るのは勿体ないなぁ・・・とも思ったり。

 

 

 車もたまにしか走って来ないから、独り占めみたいな感じ。
 夜は夜で、こういうのが良いんです。

 

 

 

 (孤独ってのも、これはこれで悪くはないな)

 

 

 

 これは楽しい、とはちょっと違う。ちょっと感傷にふける様な感じ。
 今までの事、これからの事。

 

 

 そして今。

 

 

 何か色々と思う事が。

 

 

 

 (眠いんだな)

 

 

 

 起動させていたランニングアプリ見ると、表示80km越えてました。

 

 

 

 (バス停があったら、仮眠取らせてもらおうか)

 

 

 

 バス停の待機所が見えた時には、起きてからの事を考えていました。

 

 

 

 (3〜4時間の仮眠で行けるかな)

 

 

 

 バックパックを枕にして、すぐに落ちました。

 

 

 携帯のアラームで目が覚めます・・・身体が重い。
 久々にコーヒーでも飲みたいのですが、待機所出て見渡しても自販機らしきものは無し。

 

 

 カロリーメイトとポカリを胃に入れて、しばらく歩く事に。

 

 

 暑くなって来たので、ライトジャケットとジャージを脱いで軽く走り始めます。

 

 

 朝方の段階でこれだけ暑いって事は、昼間はどうなるのかは予想がつく。
 けど避けて通れないから行くしかない。

 

 

 

 (今日は写真撮ったりする余裕は全くないかも)

 

 

 

 今私を動かしているのは、「今日はベットでぐっすり眠りたい。だから21時には新潟駅に着く」この一念のみ。

 

 

 予想通り、やっぱり暑い。
 日焼け防止のインナーがかえって暑さを助長させてる様な気が。

 

 

 

 (・・・ここで合ってるんだよな・・・)

 

 

 

 こんな所がチェックポイント?と一瞬疑ってしまう地点に到着。
 目印の農場が遠くに見えるので間違いない、着きました。

 

 

 

 第9CP(チェックポイント) 新潟県荒川町 旭橋南詰・県道3分岐点 384.4km地点到着 午前11時59分

 

 

 

 見渡す限り、コンビニや店らしい店がない。
 さっき通過した畑の所に並んでいた自販機で何か飲み物買っておくべきだった。

 

 

 けど戻りたくはない、と言うか戻って帰って来るくらいなら1mでも進めておきたい、自販機目指して走る事に。
 しばらくすると何となく懐かしい感じの町並みに。

 

 

 

 (昔ながらの商店ってこうだったよなぁ)

 

 

 

 民家と店が上手い具合に並んだ町内。
 ちょっと懐かしさも感じさせる様な。
 最近だとショッピングセンターに押されて地元の商店がどんどん閉店していく、これが全国で起こっている状態だと思うんです。

 

 

 今走っている場所はそんな事は関係なさそう。
 昼間にシャッター下りてる店が少ない。
 買うなら町内の店で、って感じ。

 

 

 何か嬉しくもあり^^

 

 

 そんな町を通り抜け、21時に新潟駅に、の思いで走り続けます。

 

 

 この時の私の状況としては、まだ脚残っていたな、の心境。

 

 

 そこまでペース上がってはいませんが、歩きたいとは思わない。
 一心不乱・なりふり構わずと言われれば、この時はそうだったのかもしれません。

 

 

 新潟駅に21時到着まで、約7時間。

 

 

 ちょっと気が抜けたのでしょうか、眠くなってきました。
 夜中と違う状態。

 

 

 暑熱順化していない身体が火照って、何処かで冷やしたい。
 給食センターと看板がある駐車場に日影が出来ていたので、ここで少し横になる事に。

 

 

 もう昼間に車が結構通る横の駐車場でも、堂々と眠れる様になっちゃったな、と思いながらもバックパックを枕にして仮眠を少し取る事に。

 

 

 30分程でしょうか、パチッと目が覚めました。
 凄く身体が軽い。仮眠取るの久々に成功した♪

 

 

 早々に走り始めます。
 もう休憩するのも、何回も出来ない。

 

 

 時間の経過も忘れて、マップを見る事も忘れて、とにかく走りました。

 

 

 薄暗くなってきても走り続け、暗くなっても走り、とにかく21時には、ただこれだけの思いで。

 

 

 そして久し振りにグーグルマップを見ると、新潟駅まで10km、約2時間。

 

 

 

 (5時間近く走ったのか・・・)

 

 

 

 ペースは遅いけど行き切った感じで気持ちが良いし、充実感がある。
 走るの好きなんだな、と改めて思いました。

 

 

 大きな橋を越えている最中、前から走っている若者が。
 新潟って走る方多いのかな?

 

 

 挨拶したら気持ち良く返事返って来ました。
 若い人だと、挨拶しても返事返ってこない事ばっかりなんだけど、まだまだ捨てたもんじゃないな。

 

 

 そして間違いなく街中、ビックリしました、立ってる店の大きさと看板に。
 私が住んでる地域の店の1.5倍の建物、看板だと2倍くらい大きいんじゃないのかな。

 

 

 お弁当屋に入っているおじさんが、ミニチュアみたいに見えたから。
 屋根も相当高いんでしょうね、店内の空間が広く見える。

 

 

 有名なモールですら、こっちはでかく見えました。

 

 

 おそらく雪の重みに耐える様に、柱の基準が雪少ない地域より太いから大きく見えるのかな。

 

 

 新潟駅に近づいてきてるのは解るんだけど、あとどれくらい?

 

 

 もうグーグルマップ見るのも面倒なので、先に見える交番で道尋ねる事に。
 躊躇いなくどこでも飛び込んで行くから(笑)

 

 

 親切な交番の方が二人、わざわざ外に出て教えていただきました。
 何やってるのか尋ねられたので、フットレースの事を話したら、

 

 

 

 「バカッ、あっ、言っちゃった」

 

 

 

 って言われて三人で大笑い。

 

 

 いつここを通過するのかはっきり解らないけどこのフットレース、あと三人走る方がいるのでよろしくお願いします、と伝えてお礼を言って行こうとしたら、

 

 

 

 「これ、良かったら持っていきなさい」

 

 

 

 と、キーホルダー頂きました。
 久々に大笑いして、人の優しさに触れた様な気がしてね、申し訳ないなぁって言うか、なんと言うか・・・なんかねぇ、何て言っていいんだろ。

 

 

 お礼をして、新潟駅へ。
 もう少し、と思い走り始める事に。

 

 

 やっぱり終わりかけの脚、気持ちだけ焦って身体がついていかない。

 

 

 

 (いつか辿り着くから)

 

 

 

 自分に言い聞かして前に進みます。
 身体と脚が重くてどうしようもない。

 

 

 新潟駅と書かれた道路標示を見た時は、嬉しかったです。
 本当に一区切り、思えば雨ばっかりだった。

 

 

 あちこちにホテルが見えます。
 時間的にも余裕を持ってチェックイン出来る、今日は硬いベンチじゃなくて軟らかいベットで寝れる♪

 

 

 突き当りを左折したら見えました。
 もう走るのは今日はここで終わりです、って言うか一度ここでリセットしたい。
 これからのR8ステージ、京都舞鶴までの進め方を考えていきたい。

 

 2018_honsyu_niigata2

 

 

 第10CP(チェックポイント) 新潟県新潟市 新潟駅前(R7ステージ最終) 430.2km地点到着 5月21日 21時32分

 

 

 

 (あと残り約1100km・・・ズバッと数字で表すと途方もない距離なんだよなぁ)

 

 

 

 (ん?寒いの?)

 

 

 

 私は身体が温まっているからそうでもないんだけど、歩いている人見ると、コート着てる人もいる。

 

 

 そんな私はTシャツにランパン、バックパックしょって季節感ゼロ!みたいな格好。

 

 

 ポールに身体を預けて、携帯で宿泊先を探す事に。
 近くに空きのあるビジネスホテルがあったので予約し、今晩はここにお邪魔する事に。

 

 

 洗濯・乾燥をし、風呂に入り、ご飯を食べて・・・当たり前の事が当たり前に出来なかっただけに、その一つ一つがありがたい。
 携行していたスニッカーズを触ると、形が変形している・・・暑さで溶けたみたいです。

 

 

 

 (もう携行食にスニッカーズは無理かも)

 

 

 

 靴を見ると(使用している靴はonクラウドフライヤーです)、アッパーの横のメッシュが破れて、Cioud Tec一個一個に付いていた樹脂みたいなアウトソールの摩耗が激しくミッドソールが剥き出しの箇所も。

 

 

 これじゃあ踏み込んだ後の反発力はこの先もらえないかもしれない。

 

 

 特に指の根元部分(拇趾内転筋横頭)と踵部分。

 

 

 インソールも、左右の親指根元部分が摩耗して薄くなってきてる。

 

 

 

 (・・・これじゃあ最後まで持たないな・・・)

 

 

 

 これから峠が厳しい所がある事を知っているだけに、尚更不安。

 

 

 

 (まぁ何とかなるよ)

 

 

 

 次のR8ステージが終わった時点で考える事に。
 おそらくそれでも大丈夫。

 

 

 机に座って、今までの進め方を整理する事に。

 

 

 

 

 補給については大体、この流れ。

 

 

 朝 カロリーメイト&ポカリスウェット 若しくは コンビニ弁当

 

 午前 カロリーメイト&ポカリスウェット 時々レッドブルorモンスター たまに ジュース

 

 昼 カロリーメイト&ポカリスウェット 若しくは コンビニ弁当

 

 午後 カロリーメイト&ポカリスウェット 時々 レッドブルorモンスター たまにジュース

 

 夜 カロリーメイト&ポカリスウェット 若しくはコンビニ弁当

 

 夜中 カロリーメイト&ポカリスウェット たまにジュース

 

 

 この補給で良く新潟まで来れたな、ってのが本音。
 しかし大塚製薬にこれほど貢献するとは。

 

 

 どう考えてもカロリーが足りない。
 朝と昼はしっかり食べた方が良いのかもしれない。

 

 

 けど、こまめに固形物(カロリーメイト)を補給するのは間違っていないと思う。
 たまにスニッカーズを携行して食べていたけど、これはこれで良かった様な気がする。

 

 

 飲むものについては、良く解っていない、と言うか把握出来ていない。
 雨で気温が低かった時もあったし、かと言って新潟駅を目的地とした今日は暑かった事もあり、今までで一番ポカリスウェットを飲んだ。

 

 

 レッドブルorモンスターは夜中に走るのなら、もう一回くらい夜中に補給しても良さそう。
 飲む回数を1日2〜3回を目処に。

 

 

 

 

 次に仮眠や宿泊先。
 これが1番悩む所。
 今まで主にバス停・ファッションホテル・ビジネスホテルで横になっている。

 

 

 バス停は、仮眠するのには今までで1番良い。
 疲れが取れるかどうかは、その日走った距離と道の状況(峠等)によりそうなので、何とも言えない。
 それと世捨て人感が半端ない。まぁ今の私にはピッタリかも。

 

 

 ファッションホテルは、手っ取り早いのが良い。予約入れて時間に追われる様な事も無いし、夜中走ってから部屋空いていればそのまますんなり入って行ける。
 宿泊料金も、ビジネスホテルや民宿より安いと思う所もあった。
 しかし着替えありき。秋田県では運良く、洗濯機・乾燥機・サウナがあった所に泊まれたが、おそらくこの先は望めない。

 

 

 ビジネスホテルは、洗濯したい時に利用するのが良いのかな。
 洗濯機と乾燥機がビジネスホテルに泊まれば必ずある所が大きい。
 一番まともだし、身体も気持ちも乗っていけるけど、チェックイン出来るかどうか。

 

 

 まとめると、
 メインはファッションホテル、仮眠にバス停、たまにビジネスホテル、この線で何とかなりそう。

 

 

 

 

 R7ステージは430.2km。
 今日まで記録していたランニングアプリ見ると、

 

 5/16〜 222.5km 青森駅スタートしてから動かしっぱなし。

 

 5/19〜 78.63km

 

 5/20〜 82.02km

 

 5/21〜 63.81km

 

 ※ランニングアプリGPS捕捉の関係で正確な距離ではないかもしれません。
 またコースロス等もあり、無駄に走っている箇所があるかと思います。

 

 

 作動させてからは仮眠や就寝するまで止める事が無かったので、実際1〜2km程度距離が増えている気がする。
 コースロスもあったし、コンビニや道の駅寄る時も動いているしね。

 

 

 今日の63.81kmは少ないけど、今日はここで区切りと考えていただけに仕方ない。

 

 

 この先疲れも出てくるから、進んだ距離が思ったより伸びないかもしれない。

 

 

 いい時間になったので、足裏・脹脛・太腿にサロンパスを貼りまくり横になって目を閉じる事に。

 

 

 

 (明日からがキツいんだよなぁ)

 

 

 

 しばらく雨の心配は無いけど、今度は暑さ。
 眠れる内に寝ておこう、と思いあっと言う間に寝ました。

 

 

 

 

 

心酔

 R8ステージ (新潟〜京都 520km)

 

 

 

 携帯のアラームで目が覚めました。
 もう少し横になっていたいけど、今日もある程度進めておかないと。準備する事に。

 

 

 今日からバックパックに取り付けるものが一つ増える事に。

 

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 昨日、交番で貰ったキーホルダー。
 レルヒさん?
 新潟県トラック協会から寄贈された物なのかな?

 

 

 裏側に説明文があるので読んでみると、新潟や長野・北海道にスキーを伝えた方みたい。
 そしてスキーが日本に初めて伝わったのが今滞在している新潟。

 

 

 このキーホルダー、反射材で作られていて、車のライトで反射し、57m以上先からドライバーに光って視認出来るとの事で。
 夜走る事が多いから、これは良いかもしれない。

 

 

 今は人身事故防止で、早く歩行者を発見出来る様に車は夜のライト、ハイビームが基本。
 ただし街中等ではロービームに切り替えて、上手くライトを使い分ける様にするみたいです。

 

 

 ビジネスホテルを出て、新潟駅に向かいます。

 

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 人通りも多いし夜とはまた違った雰囲気に思える。
 今日からR8ステージ、京都舞鶴に向かって出発です。

 

 

 またやっちゃったかな・・・ちょっと走り始めが遅かったみたい。通勤・通学ラッシュの時間帯。
 人を縫って走ります。

 

 

 

 (新潟を・・・どうだろ、4日間くらいで終わりにしたいな)

 

 

 

 秋田県も長かったけど、新潟県も長いのは解ってる。

 

 

 行ける時は行っておかないと後々響く。
 先はまだ果てしない。

 

 

 

 (しかし大きい川だなここ)

 

 

 

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 マップで見ると信濃川。
 橋が物凄く長いです。

 

 

 現時点で走るペースが遅いから、渡り切るのに時間が掛かる。

 

 

 

 (新潟市って新潟県の位置だと北側なんだよなぁ)

 

 

 

 改めて思う。やっぱり新潟は長いわ。
 昨日計算したら、山形・新潟県境から新潟・富山県境まで約280km。

 

 

 それでも進んで行けば富山県。
 晴れてるだけでもありがたく思わないと。

 

 

 朝食食べてなかったのでコンビニへ寄る事に。
 お腹空きました。

 

 

 R8ステージ初日から縁起が良い♪
 フランクフルトを購入し、食べ終わって棒を見たら「当り」の刻印。
 店に入って説明すると、5分程待ってもらえますか?との事で。

 

 

 

 「それじゃあ、外で朝ご飯食べてます」

 

 

 

 と言い残し店外へ。
 食べかけのパスタやおにぎり、肩から下ろしたバックパックそのままにしてきちゃったから心配で。

 

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 店員さんに話をして、当りの刻印が入った棒、記念に一枚撮らして下さい、と言ったら快く持ってきてくれました。
 ・・・ここで運使い果たしたかな?

 

 

 結構お腹膨らみました。
 お腹空いてるからってあれこれ食べ過ぎた。

 

 

 食べ終わって走り始めます。
 昨日気張って前に進んだ影響?ペースは遅いけど脚の運びが苦にならない。

 

 

 交差点を何か所か曲がり、国道402号線、海沿いを走ります。

 

 

 

 (・・・これは暑い・・・)

 

 

 

 日陰らしい日影が無く、日に焼けながら進みます。
 頭にはタオルを巻いて、インナーは着ているけど暑いので腕まくり状態・・・これじゃああんまり日焼け防止のインナー意味ないのかも。
 今までもしっかり日焼けしてるけど、下関まで行ったらどれだけ真っ黒になっているのやら。

 

 

 海沿いとは言っても、今走っている所は海との間に防砂林があり、はっきりと海が見える訳じゃないんです。
 道路と車ばっかり見てて退屈してきたので、海を見に行く事に。

 

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 海の家とかが並んでいる場所に行き眺めていると、年配の方がこちらに。
 手に持った袋に貝が一杯入っています。

 

 

 シーズンなのかな?
 そんな方がちらほら。

 

 

 挨拶から話してみたら、牡蠣が取れるみたいで。
 のんびりした感じで時間が進んで行きます。

 

 

 

 (ジャーニーランってこういう事なんだよなぁ)

 

 

 

 贅沢だなぁ、と思いました。
 身体は、特に脚はもうスピードを出すとかそんなんじゃなくのんびりとしか進めない。

 

 

 けどのんびりと進めてる時間の中で体感出来る景色や空気は、今まで私がやってきたロング走とは全然違うし、見る物が初めて目に映る物ばかり。

 

 

 

 (1日50km前後で進んで行けば、本当に楽しいのかもしれない)

 

 

 

 スタートからようやくフットレースと言う名のジャーニーラン、楽しみ方が解って来たみたいです。
 と言ってもあまりのんびりとしていられない、挨拶してコースに戻る事に。

 

 

 防砂林がようやく無くなり、海沿いを走り続けると、

 

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 (・・・すんごい良い景色・・・)

 

 

 

 もう何だろう、今ここが新潟のどこなのか・・・良く解らないんだけど、感動してしまって♪

 

 

 しばらくすると、釣りしてる方が。
 挨拶して話してみると、時期的には早いけどキスを狙いにきたとの事で。
 釣れる時は100匹くらい釣れるみたい。

 

 

 さすがにキスの天ぷら、そこまで食えんな(笑)

 

 

 と思えば、その先に車停めて車内で彼女が彼氏の腕に抱きついて海見てたりして。

 

 

 

 「彼女、いちころやなっ!!」

 

 

 

 こんだけ良い景色好きな人と見てたら、そら落ちるわ。

 

 

 キス狙いに来る人もいれば、彼女落としに来る人もいて、人間模様が様々。
 まぁ向こうからしたら、リュック背負って走ってるけど大丈夫?ひょっとして浮浪者?って思われてるかもしれないしね。

 

 

 そして初めは「向こうの大陸が新潟から見えるの?」って思ってたけど、良く考えたら今見てるのって・・・

 

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 (あれって、佐渡島か・・・)

 

 

 

 マップで確認してみたらそうでした。
 てっきり朝鮮半島かロシアだと思ってたから(地理に弱い)

 

 

 それにしてもでかいっ!!
 佐渡島は200kmの大会が年に1回あるんです。
 いつか走ってみたいとは思ってたけど、もう走る事で何日も休み取れないよ。

 

 

 そう、もうこんな事出来るのも最後。
 ましてや一ヶ月も走る事で休み取るなんて事は出来ない。

 

 

 日に焼かれて、汗出てるんだけど海風で汗が乾く、こんな環境の中走り続けました。

 

 

 ・・・しかしこの海沿い、店が少ない。
 目に飛び込んだ店や自販機で補充を考えないと先々思いやられる。

 

 

 

 (・・・関所みたいだな)

 

 

 

 上りを走っていたら急に狭い道路に変わりました。
 越後七浦シーサイドラインって表示がある。

 

 

 歩道の状況も様々。
 ちゃんと歩道はあるんだけど、場所によっては踏み込めない所もあったりして。

 

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 踏み込んだ時に、蛇や生き物がいるかもしれないと思うと尚更踏み込めない。
 私、蛇だけはどうも苦手で。
 手も足も無いのに前に進んでいるのが気味が悪くてね。

 

 

 もっと酷い所だと、下は雑草が生い茂る、上から歩道の横に生えている木の枝が垂れ下がって来て、上下で歩道を塞いでいる箇所も。

 

 

 かと言って、横の車道はトラックが車道の幅が狭くてギリギリで通過していく感じ。
 遠くから聞こえる車の排気音に神経を集中させながら、車道に出て走る事に。

 

 

 

 「走らされる道路だな」

 

 

 

 車の排気音に耳を傾けて、なるべく早くここを脱出しようと走りました。

 

 

 そこまで長い距離じゃないんですが、広い道路に出た時はホッとしました。
 まだ歩道らしき所は雑草が生えてるんですが、車道脇を走ってて車が通過しても、気持ち的にはすごい楽。

 

 

 ちょっと疲れが。
 ペースを急に速くしたので、身体には負担大きかったようです。

 

 

 もうじき夕方、今日の予定は柏崎市なんですが、到着するのは日が変わって夜中になりそう。
 それにコンビニかお店があれば、寄って補給食を補充しておきたい。

 

 

 R7ステージから今日までずぅ〜っとこんな時間の過ごし方。

 

 

 あらかじめ決めた地点まで進んで、そこから寝る場所を探す。
 途中ご飯を食べたり携行食を食べて進み、いつの間にか夜を迎える。
 横見て景色に癒されて、たまに人と話して和む。

 

 

 

 (・・・社会復帰できるのか・・・)

 

 

 

 世間の流れとは違い、完全に別世界。
 だけどこの別世界、私にとっては悪くはない。

 

 

 夕方になりました。

 

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 道路標示に「長岡市」と書かれています。
 今日の行程、まだ半分も行っていない。

 

 

 そして海見ると、

 

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 佐渡島に沈む夕陽。
 佐渡島を見れば見るほど、行ってみたい衝動に駆られます。

 

 

 

 (あっちからは本州がどう映っているんだろう)

 

 

 

 自分の目で確かめてみたい。
 いつの日か、行ってみたい場所がまた一つ。

 

 

 日本も広い。
 行った事が無い所がまだまだ沢山ある。
 これからも行った事の無い場所に自分の脚で体感する。

 

 

 

 (さすがにちゃんとした物食べたいな・・・)

 

 

 

 走っていると左側に、食堂みたいな建物が目に入りました。
 時間的に晩御飯をここで、と思い中に入り、うどんとライス大盛りを2杯。

 

 

 透き通っているスープなんだけど、味はしっかりしてて美味しい♪
 うどんっていいわぁ^^

 

 

 お店の方、作り終わると相撲を見ていました。
 私もつられて相撲を見ながら晩御飯、客は私一人。

 

 

 のんびりした時間が流れます。

 

 

 

 (今日柏崎には入っておきたいけど、行っても手前までがいい所かもしれないな・・・)

 

 

 

 

 食べて相撲見ながらも考えてるのは今日の進め方。
 今日柏崎市に行けたとしても、明日到着予定の糸魚川市、疲労は相当な物になってるはず。

 

 

 次の日の疲労の事は考えちゃいけないんだけど、先が長いだけに不安もある。

 

 

 食べ終わり、バックパックを背負って走り始める事に。
 もう太陽も沈んで薄暗くなりました。

 

 

 結局今日どこまでにするか決めかねたまま、走る事にしました。
 暗くなってきてライトを点灯、上にライトジャケットを着て走ります。

 

 

 途中、川沿いを走っている事に気が付きました。

 

 

 

 (川沿い?)

 

 

 

 コースマップとグーグルマップで現在地確認。
 どうやら日本海側から、南に走って内側に入ってしまった様で。

 

 

 しかも入り込んでから約5km程進んでいる事が解り、来た道を戻る事に。
 往復約10km、ここで約2時間程、修正する事になりました。

 

 

 

 (・・・慎重に行けば良かった)

 

 

 

 もう終わった事は仕方ない。
 けど、この時点で今日柏崎まで行く事は難しくなった事は解ります。

 

 

 走っていると久し振りに町らしい場所に。
 寺泊に入った様です。
 学校の運動場でサッカーしている子供達が。

 

 

 しばらくすると、魚市場?なのかな?魚屋さんみたいな建物が並んでいる所が。
 さすがに夜なのでやっていません。

 

 

 

 (昼間、牡蠣取ってたけど、牡蠣食べたかったな・・・)

 

 

 

 ないものねだりしても仕方ない。
 コンビニがあるだろうと思い、先に進むとコンビニの明かりが。
 ここでカロリーメイトとおにぎり、ポカリを。

 

 

 もうここでは進め方決まっていました。柏崎市の手前までは行っておきたい。

 

 

 次の日に疲れが残る、とは言っても夜中に手前まで辿り着いたとしても、どこかで仮眠取って進むしかない時間帯になってくる。
 もう宿らしい宿も寺泊過ぎたら無いだろうし。
 それなら1mでも進める事に。

 

 

 昼間の暑さのせいで身体が火照ってるのか、山形・新潟県境で感じた寒さはあまり感じない様に。
 丁度良い気温で走る事が出来そうです。

 

 

 明るかった町を抜けて、また暗い海沿いを走る事に。

 

 

 孤独な時間。
 誰かに語る事も無いし、黙々と前に進んで行くだけ。

 

 

 海を見れば佐渡島や船の灯りが点々と。

 

 

 フットレースの進め方、何となく掴んだとは思っているけど、これでいいのかな?と考える事も。

 

 

 

 (本当はまだ進め方、自分の中では模索中なんだろうな)

 

 

 

 車もたまにしか通らない、夜の孤独な時間帯は迷いが生じやすい。
 解ってるのは、一歩一歩進んでいけば、下関には近付いてるって事だけ。

 

 

 進んでいるともう夜中、もう宿泊する気はなくなりました。
 バス停で寝っ転がる事に。

 

 

 

 (柏崎の手前とは思っていたけど、今日はここらへんで終わりにしようか)

 

 

 

 マップを見ると、次のCP(チェックポイント)まで15kmくらい。
 こう考えるとコースロスしたあの10km程の距離が大きい。

 

 

 今日はここまで。
 これから眠れるバス停があれば、そこにお邪魔する事にします。

 

 

 そう思い先に進みますが、なかなかバス停が見えて来ない。

 

 

 

 (寝る頃には朝方じゃないのか・・・)

 

 

 

 最悪3時間は目を閉じたい。
 昼間の暑さは寝不足には堪える。

 

 

 かと言って6時か7時にはバス停から出ておかないと、バス停を利用する人に迷惑掛かる。

 

 

 結構時間が経過、そうしたら見えて来ました、小さな小屋のバス停。
 ドアを開け、バックパックを枕にして、仮眠を取る事にしました。

 

 

 アラームで目が覚めます、きっちり3時間睡眠。
 外はもう明るく。

 

 

 身体が起きていませんが、バックパック背負って早々に出発。
 目覚めのコーヒー飲みたいけど畑のど真ん中、遠くを見てもポツリポツリと民家はありますが、自販機らしきものは無し。

 

 

 しばらく歩いて目を覚ます事に。
 今日でフットレーススタートから8日目、脚は歩く負荷なら気にならない、バックパック背負った肩に痛みはない、けど身体の芯には疲れが残ってる感じ。

 

 

 自販機があったので、コーヒー飲んで一休み。
 もう出勤途中であろう車が走り去っていきます。

 

 

 コーヒー飲んでリセット完了、軽く走り始める事に。
 そうしたらすぐでした。
 ずぅ〜っと立っている金網と20m置きくらいに設置されている監視カメラ。

 

 

 

 (何、ここ?)

 

 

 

 コースマップで確認すると、横は柏崎刈羽原子力発電所。
 物凄い厳重で。
 カメラに収めるのも躊躇うくらい。

 

 

 そんな厳重な監視されている場所、歌唄いながら走り去ります。
 結構な距離の金網、敷地も大きいんでしょうね。

 

 

 原子力発電所を通り抜けると、徐々に街中の雰囲気。
 朝ご飯を食べたくて、コンビニに寄る事に。

 

 

 もう朝のパスタとフランクフルトが恒例に。
 カロリーメイトの補給食も毎日の事。

 

 

 レジに行くと、店員さんがはつらつとしてると言うのかな、目の輝きが今まで寄ったコンビニと違う。
 会計を済ませてコンビニ裏の駐車場に陣を取り、朝ご飯を食べていると先程の店員さんが、

 

 

 

 「これ、渡し忘れていませんでしたか?」

 

 

 

 とフランクフルトが手に。

 

 

 

 「ちゃんと貰って今頂きましたよ」

 

 

 

 「そうですか・・・これ良かったらどうですか?」

 

 

 

 確か塩飴だったと思います。

 

 

 

 「すみません、なるべく荷物になる物は持たない様にしてるんです」

 

 

 

 「それじゃあちょっと待ってて下さいね」

 

 

 

 駆け足で戻られた店員さんが早々に戻って来られて今度は、

 

 

 

 「これだったらどうですか?荷物にもならないし」

 

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 アイスミントのタブレットを。

 

 

 

 「ありがとうございます。けどいいんですか?」

 

 

 

 と尋ねて、

 

 

 

 「どうぞ、持って行って下さい」

 

 

 

 と言われ有難く頂きました。

 

 

 フランクフルトの時点で気付いてはいたんです、差し入れなんじゃないのかなぁって。
 けど差し入れなんて私がフットレース走ってる事知らない方ばかりだと思ってるから、まさかそんな・・・ってのもあったし、申し訳ないなぁとも思って。

 

 

 だって好き勝手に走ってる人間だから、そんなに優しくされるとどうしていいのか解らなくなっちゃうんです。

 

 

 人の優しさに触れた時間でした。
 すみませんでした、ありがたく頂きました。

 

 

 

 腹ごしらえ完了、もう近くになったCP(チェックポイント)へ。
 前のCPから80km近く経過、長かった。

 

 

 第11CP(チェックポイント) 新潟県柏崎市 市街・柳橋町交差点 512.8km地点到着 5月23日 9時36分

 

 

 次に向かうCPは上越市、距離も35.8kmとそこまで長くない。
 事務局にメール送信し、先に進みます。
 何だか空が暗くなってきました。

 

 

 

 (新潟でも雨に降られるのか・・・)

 

 

 

 秋田県で雨で気が滅入った事が頭から離れない。
 またレインウェアの登場、これだけは避けたいんだけど。
 パラパラと雨が降ったり止んだりしてきました。

 

 

 気にせずそのまま走る事に。

 

 

 今走っているのは国道8号線ですが、少し歩道が車道から離れた所に。
 こういう所は少し神経使います。
 一回車道から外れて、結局戻る事になった場所もあったので尚更です。

 

 

 

 (漁師町?)

 

 

 

 何か下町っぽい雰囲気の所へ。

 

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 写真で解るかな?
 家の並びの間隔が狭くて、今走っている道も軽自動車1台通ればいい所の幅。

 

 けどこういう場所、何故か和む。
 1kmもない通りでしたが、のんびり進む事が出来ました。

 

 

 国道8号線、車道横の歩道に戻ります。

 

 

 現時点で次のCP、夕方前の到着くらい。
 そこから糸魚川市に向かうと、日が変わる頃に今日の最低ラインの距離に。

 

 

 空が物凄く暗くなって来ました。
 さっきから小雨が降ったり止んだりしていたので、本降りになってもおかしくはない。

 

 

 立ち止まり、バックパックの中からレインウェアとバックパックカバー、ジップロックをバックパック内の上の位置に。
 いつでも本降りになってもいいように準備しておきます。

 

 

 感覚的に結構降りそう。

 

 

 そして降って来ました。
 まさしく本降り。
 屋根のある所で、準備して走りましたが・・・雨に対して警戒心が強くなってるのか、気持ちが付いていきませんでした。

 

 

 もう雨に濡れて風邪は引きたくない。

 

 

 目に止まったビジネスホテルに飛び込む事に。
 フロントに尋ねると、部屋に空きがあるとの事で。

 

 

 今日はこれで打ち切る事に。
 今日走った距離見ると、約45km・・・。

 

 

 

 (全然進んでいない)

 

 

 

 取りあえず部屋に入り、洗濯&乾燥・風呂・ご飯を食べて一休み。
 ドライヤーで靴を乾かし、バックパック内の備品の整理。

 

 

 その後、今日で大きく流れが変わるので、どう修正していくのか検討をする事にしました。
 次のCP(チェックポイント)ですが、コースマップとグーグルマップ照らし合わせると、今泊まっているビジネスホテルからほんの数分の距離で到着。

 

 

 そして次のCPは64.5km先、新潟・富山県境です。

 

 

 

 (明日で新潟終わりにしたいな)

 

 

 

 明日も朝は雨の予報。
 けど昼からは晴れてくるみたい。

 

 

 今日は取りあえず休息♪
 久し振りに横になって、テレビ見て、お菓子食べて・・・最高だぁ〜^^
 ・・・これが癖にならなきゃいいけど・・・。

 

 

 良い時間になったので、寝る準備して横になりました。

 

 

 アラームで目が覚めます。
 早く準備して、すぐ近くのCP(チェックポイント)へ行きたい。

 

 

 部屋からレインウェア着て、チェックアウト。
 歩いていたらあっと言う間に到着です。

 

 

 第12CP(チェックポイント) 新潟県上越市 市街・下源入交差点 548.6km地点到着 5月24日 5時25分

 

 

 昨日計画した通り、今日で新潟県は終わりに。
 新潟県最終日、雨ランからのスタートとなりました。

 

 

 昨日は気持的に雨に負けた感じ、けど体力的には回復した様に思います。
 昨日の晩御飯で食べた、ガーリックステーキが効いたかも。

 

 

 昨日の晩、

 

 

 

 (気持ちが滅入っている時は、とにかく食べるっ!そうすれば元気になってくるっ!!)

 

 

 

 実行したのが良かった。
 朝マックして、県境に向かいます。

 

 

 今日には止む雨、昨日の天気予報では今日雨止めばしばらくは晴れてるみたいで。
 走ってるから蒸し暑く感じますが、今日我慢すれば良いんだから。

 

 

 汗の出方が凄いです。
 汗っかきだから尚の事。

 

 

 右手側に道の駅が。
 道の駅 うみてらすに寄る事に。

 

 

 晴れていたら良い景色が望めたんでしょうね、あいにくの雨。
 中に入ってコーヒー休憩。

 

 

 掃除していたお姉さんに、

 

 

 

 「どこから来たの?」

 

 

 

 と声を掛けられ、青森からです、と答えたらビックリされてました。
 聞けばこの道の駅、バイク(ツーリング)等で宿泊するのに、今いる所のベンチで寝る方が結構多いみたいで。
 近くにコンビニもあるので、泊まるには良い条件かもしれません。

 

 

 私みたいにバス停で寝泊まりするよりかは、よっぽど良いのかもしれない。

 

 

 挨拶して、近くのコンビニへ。
 食料調達です。
 今日は食べれる時はガッツリ食べる。

 

 

 けど雨降ってるし、風もあるから、外で食べずらいんだよなぁ・・・本当に今日で雨止むのか?
 結構本降りなんだけど。

 

 

 食べ終わって目指すのは、新潟県ルートで難所の一つ 親不知 子不知。
 糸魚川市、結構長い。

 

 走っている内に段々と晴れて来ました♪
 止まない雨は無い。

 

 

 レインウェアを脱ぎ、バックパックカバーを取り、ジップロックで包んだ携帯やバッテリーを取り出し、完全に晴れ仕様に^^
 やっぱり晴れると気持ちいい。
 蒸し暑かったのが、風が吹くと爽やかです。

 

2018_honsyu_niigata18

 

 右側に、親不知 子不知 県立自然公園の看板。

 

 

 ここからしばらくは気が抜けない所。
 事前に調べていたから、結構な上りなのは解ってます。

 

 

 しばらくして上りが始まりましたが、それよりも白線外の歩道が狭い!!
 トラックが何台も横を通過していきます。

 

 

 

 (ここも走らされる道路だな)

 

 

 

 ならば走り切るまで、俺を舐めんじゃねぇぞっ!!
 気持ちを奮い立たせ、上って行きますが・・・あれっ?急に車が来ない時間帯が多くなってきました。

 

 

 どうも道路の工事で車線規制してるみたいで。

 

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 こうやってどういう道路なのか写真まで撮れる余裕すら出来る始末。

 

 

 

 (拍子抜けしたな)

 

 

 

 しばらくすると道路工事の旗持ってるお姉さんがこっちに来い、と旗振って誘導されました。
 車道は危ないから、右側に歩道があるのでしばらくここを通ってくれ、との事で。

 

 

 言われた通り、歩道に行きます。
 ふとその横を見下ろすと・・・

 

2018_honsyu_niigata20

 

 

 

 (凄い綺麗な場所だな)

 

 

 

 足跡が無い、誰も足を踏み入れていない綺麗な海辺。
 けど知っています。

 

 

 昔は人が命を掛けて、この下にある海沿いを歩いていた事を。
 波にさらわれそうになりながら、または波に流されて命を落とした人がいる事を。

 

 

 そう考えると道が出来る、って言う事は生きていく上で重要な事であって。

 

 

 

 (ライフラインってのは良く言ったもんだよ)

 

 

 

 普段何気なく走っている道路だけど、こういう場所に来ると道の有難さが本当に良く解る。

 

 

 時折誘導されながら、走り続けると、ホテル?みたいな駐車場に。
 そこに大きな看板が。

 

2018_honsyu_niigata21

 

 北陸道最大の難所って書かれてる。
 確かにちょっと脚にきてる。

 

 

 ここから親不知を見に行けるみたいだけど、道を外れると戻れるのかどうか怖い。
 迷って車道横を走る事にしました。

 

 

 ここは行き切る事に。
 すぐトンネルがあるので、ライトを準備して走ります。
 何せ歩道が狭すぎて。
 対向車に私がいる事を知らせながら走らないとトラック通過が怖すぎる。

 

 

 そして以外にもトラック通過よりもヒヤッ!!とする車両が。それは軽自動車。
 多分ですが、車幅が狭いので大丈夫だろう、って事でそのまま直進されてる方がいると思うんです。

 

 

 ドアミラーが肘のすぐ横を通過していく恐怖はなかなかの物で。

 

 

 息切らして走ってどれくらい経ったのでしょうか。
 親不知 終わった様です。

 

 

 しばらくして振り返ってみると、

 

2018_honsyu_niigata22

 

 

 

 (終わった・・・)

 

 

 

 結局、何が親不知だったのか解らないまま走り切っていました。
 走り切って気が少し抜けました。
 ついでに脚も使いました。
 すんごい疲れた。

 

 

 もう少しで、県境。
 今日の最低ラインまでもう少し。

 

 

 そして新潟県を走るのもあと少し。

 

 

 

 「人の優しさが身に染みたよなぁ」

 

 

 

 何だか解らないんですが、涙が。
 最近特に涙脆くて嫌だわ。

 

 

 段々と新潟県と富山県の標識が近くに。
 ここですね、到着しました。

 

 

 第13CP(チェックポイント) 新潟・富山県境 境橋 613.1km地点到着 5月24日 18時33分

 

 

 ここも不思議な光景。
 橋を隔てて新潟県と富山県が。

 

 

 新潟県を振り返り、しばらく見ていました。
 長かった距離だけに、心に残った事も一杯。

 

 

 そして元に向き返せば富山県。
 ここに何が待っているのやら。解ってるのは新潟県よりも間違いなく暑いっ!!

 

 

 今日はここまでにします。足裏が痛い。
 近くの民宿にお邪魔する事に。

 

 

 昨日・今日とそこまで距離を踏めていない。
 けどもう解ってるんです。

 

 

 朝は回復したと思っていた身体、芯にはしっかり疲労が残ってる。
 下手したら、騙し騙し走る状況は近いのかもしれない。

 

 

 民宿近くのコインランドリーで洗濯し、コンビニで次の日の朝ご飯の調達を。

 

 

 晩御飯は民宿近くの食堂みたいな所で。
 温かいご飯、美味しかった^^

 

 

 戻って風呂に入って、湿布貼りまくって寝てました。

 

 

 朝、遅めの起床、5時30分。
 しばらく雨降らないのは解ってるので、ここでレインウェアを捨てさしてもらう事に。

 

 

 少しでも身軽になりたい。

 

 

 6時過ぎに出発。
 おにぎりを頬張りながら、歩いて進みます。

 

 

 今日から富山県、本州縦断コースで住んでいる所からは一番近い県でもある。
 それにしても快晴。暑くなるのは間違いない。

 

 

 富山も海沿いをしばらく走ります。
 すると泊市の道路標示が。

 

 

 

 (ここから走ってきてたのか・・・)

 

 

 

 実は新潟を走っている時に、マラニックをされている方に挨拶をしていました。
 話を伺うと、泊から平岡まで約120kmの距離をマラニックしているとの事で。

 

 

 私が気付いたのはその方、このウルトラの世界では有名な方。
 まさかここで会えるなんて、と思っていたんです。

 

 

 確かに遠いわ、ここからだと。
 遠い、と感じたのと同時に凄いな、と。

 

 

 しばらく進んでいると富山県の歩道、綺麗な事に気が付きました。
 アスファルトに波がなく、平坦なので走りやすい。それに幅が広い♪

 

 

 車道も綺麗です。
 冬は雪降ると思うんだけど、除雪作業していてもここまで綺麗に道路維持出来るのかな?
 これはある意味凄いと思う。

 

 

 今までは右側見れば日本海だったのですが、今はちょっと海から遠ざかっているみたい。
 その代わりと言っちゃあなんですが、左側を見ると、

 

2018_honsyu_toyama_2

 

 

 

 (・・・あれって・・・北アルプスだよな・・・)

 

 

 

 霞んでますが、山頂には雪がしっかり残ってます。
 これが凄く綺麗で。
 しばらく見とれながら走っていました。

 

 

 山に挑む人の気持ち、今なら少し解ると思う。
 山を登っている時は岩肌ばっかりかもしれないけど、登り切って見下ろす景色は最高なんだろうな。
 その景色を眺めるためだけに登る、それって実は凄い行動力なんだと思う。

 

 

 あれこれ考えながら走っていると、見慣れた文字が書かれた道路標示が見えて来ました。

 

2018_honsyu_toyama_4

 

 

 

 (41号線に高山かぁ・・・)

 

 

 

 6月10日に、第7回 飛騨高山ウルトラマラソンがあるのですが、エントリーしているんです。
 前日の9日に、高山まで行きゼッケンを貰わないといけないから、遅くても8日の夜には下関にゴールして、9日の昼に三重の住処に戻ってないと間に合わない。

 

 

 

 (いや、もうここで事務局に連絡して帰ってもいいんだよ)

 

 

 

 けどそれやったら今まで走って来た事が全て水の泡。
 今日が5月25日、今日入れて残す所ゴールまであと14日・・・ギリギリの様な気がする。

 

 

 その前にこれ走り終わってから、100km14時間で走る脚は残っているのか?
 最悪、飛騨高山は・・・いや、約束した人がいるから行かないと駄目だ!!

 

 

 高山に向かう事が出来る国道41号線に入り、CP(チェックポイント)を目指します。
 しかし日に日に暑くなってくるんだけど、インナーどうしようかな?
 いっその事Tシャツだけで走った方が、風も通すし、暑いの少しは和らぐ気がする。

 

 

 今日はこれで行く事にして、明日から考えてみよう・・・しかし太陽がこれだけ照ってると軽い火傷みたいになりそうだし・・・困った。

 

 

 しかしすごい街中走ってる。
 ここの所こんな街中走ってないから、少し抵抗があるんだけど。

 

 

 気持ち、少しペース上げました。
 のんびりと走れる海岸線か峠に戻りたい。

 

 

 そしてこれでもかっ!ってくらい街の中の交差点、CP(チェックポイント)到着です。

 

 

 第14CP(チェックポイント) 富山県富山市 市街・城址公園前交差点 668.1km地点到着 5月25日 16時37分

 

 

 何か落ち着かない・・・ここは早目に脱出したい。
 私、人混み苦手なんです。
 と思ったら大学の近くみたいで、学生や教授みたいな方が沢山!!

 

 

 

 (・・・いやぁ・・・参ったねぇ・・・)

 

 

 

 進まないと仕方ないので、走って通過。

 

 

 

 (将来のエリート候補だな)

 

 

 

 今見てる学生さん達はしっかりしたレールに乗って行くんだろうな。
 半世捨て人と化してる私は淡々と通り過ぎていきます。

 

 

 夕方の街中、人も車も多い多い。
 なるべく早く脱出しないと。
 次のCP(チェックポイント)は40km先、けど予定はその手前まで。

 

 

 明日は金沢入り、第4回 白山白川郷ウルトラマラソンでお世話になったビジネスホテルに泊まりたい。

 

 

 今日は夜ラン決定。
 おそらくどこかで雑魚寝すると思う。

 

 

 それにしても暑いです。
 しっかり日に焼けました。

 

 

 そしてここ何日か考えていた事を考えながら走る事に。
 それはメインを夜走る事にしようかどうか。
 昼間の暑い時間に走るよりかは、夜の涼しくなってきた時間帯の方が身体へのダメージが少しは軽減される様な気が。

 

 

 問題は宿泊。
 夜走る事になれば、仮眠を取るのは昼間。
 今までみたいにバス停は使えないし、かと言って民宿もビジネスホテルも昼間に入れる可能性は低い。

 

 

 あれこれ考えている内に暗くなってきました。
 もう入れるであろうビジネスホテルを通り越し、先に進む事に。

 

 

 

 (青森からここまで、我ながら良く来たよ)

 

 

 

 1日の進む距離がそこまで長くはないとはいえ、こんなに毎日走るのは生まれて初めての事。
 だから不安の方が大きかった。

 

 

 やれるのか?ってのも内心思ってて。

 

 

 けど今そのコース上にいるのも確か。

 

 

 今まで走ってこられた先輩方と同じ道に今立ってる。

 

 

 誰とも分かち合う事も無いかもしれないけど、フットレースに参加出来て本当によかった。

 

 

 ジャーニーランともフットレースとも取れる、この微妙な大会の位置づけがまた良いのかもしれない。

 

 

 夜ランは継続していますが、何か疲れたみたい。
 ランニングアプリで確認、今日の走った距離70km越えてました。

 

 

 明日は金沢市内で泊まるとなると、距離にして40kmくらい。

 

 

 

 (そろそろ寝る所探そうかな・・・)

 

 

 

 すぐに眠れそうな場所が。
 もうどこであろうと寝る事が出来れば何とも思わなくなったみたいです。
 バックパック枕にして仮眠を取る事にしました。

 

 

 明るくなって目が覚めます。
 今日は距離も短いし、気分的に凄く楽♪
 しかもちゃんとホテルに泊まれる(とは言ってもまだ予約も取っていない状態、いつも通りの飛び込みです)。

 

 

 音楽聴きながら歩いて眠気覚ましをする事に。
 身体がほぐれてきた頃に走り始めます。

 

 

 もう1時間で4〜5kmしか進む事が出来ない脚。
 けどそれでもいい。

 

 

 前に進める事が出来てるのなら。

 

 

 いつかは辿り着くんだから。

 

 

 道の駅が遠くに見えます。
 時間的に店やってそうなので寄る事に。

 

2018_honsyu_toyama_5

 

 富山県、富山ブラックと言う名のラーメンがある事は知っていましたが・・・えらい種類あるんだな。
 店の中に入り、一杯よばれる事にしました。

 

2018_honsyu_toyama_6

 

 定番の富山ブラック♪
 朝からラーメンってのもこれはこれでなかなか^^

 

 

 お腹が満たされて走り始める事に。

 

 

 それにしても暑い!!
 コンビニや自販機あればこまめに水分補給して進みます。

 

 

 コースマップ見ると、あと数時間でCP(チェックポイント)。
 とうとう石川県に入ります。私の中では石川県で丁度コースの半分だと認識しているのでテンションが上がります。

 

 

 そしてお腹が空いて来た頃、到着です。

 

 

 第15CP(チェックポイント) 富山・石川県境 倶利伽羅トンネル 709・2km地点到着 5月26日 12時20分

 

 

 次のCP、兼六園まで約20km。
 泊まるビジネスホテルも余裕で入れる♪(まだ予約取らず)

 

 

 しばらくすると一気に道が開けます・・・と言うかどこが歩道で合ってるのかが良く解らない。
 本当は車道横の歩道を走りたいけど、どうもそれが叶わない。

 

 

 車道から外れますが歩道を走る事に。

 

 

 

 (・・・凄い不安・・・)

 

 

 

 コースとなってる車道からどんどん離れていく。
 そしてついに道に迷いました。

 

 

 まずはグーグルマップで現在地の確認。
 かなり外れてる。

 

 

 

 (もうこうなったら仕方ないよな)

 

 

 

 コースから完全に外れるのかもしれないけど、今からは兼六園までグーグルマップでナビしてもらう事に。
 何回も水分補給休憩を繰り返し、ようやくコースに戻る事が出来ました。

 

 

 この間の時間が物凄く長かった!

 

 

 ちなみに本州縦断、CPをきちんと通過さえしていれば、その間のルートはランナー任せみたいな所がルール上でも記載されています、念のため。

 

 

 もうすぐ兼六園。
 今日は土曜日、車も多いけど人も多い事!!

 

 

 

 (・・・昨日といい今日といい参ったな・・・)

 

 

 

 コンビニがあるので、休憩する事に。
 レジで店員さんから、

 

 

 

 「七尾から走って来たの?」

 

 

 

 と、理解できない言葉が。
 聞くと今日、七尾市から100kmの大会があるらしく、ここの前の道を通過するのでトップ選手だと思ったみたいで。

 

 

 本州縦断の事を話すとビックリされてましたが、考えれば桜道国際ネイチャーランのゴール地点は兼六園。
 超長距離ランナーは見慣れているんじゃないのかな。
 しかも桜道はエリートランナーばかり。目も肥えてるはず。

 

 

 挨拶して出発。
 何故か人と言葉を交わした後は少し足が軽くなる♪

 

 

 前からバックパック背負って走られてる方が。
 挨拶して、

 

 

 

 「七尾の100kmの大会ですか?」

 

 

 

 と尋ねたら、大会じゃなく個人的にマラニックしてるみたいで。
 ここはそういう方多いのかな?
 別れて走り始めます。

 

 

 さすが観光都市、人で一杯。
 観光メインですね、だれも私みたいに走っていないもの。

 

 

 コースマップを何回も見直しながら走っていると、CPとなる交差点に着きました。

 

 

 第16CP(チェックポイント) 石川県金沢市 市街・兼六園下交差点 730.1km地点到着 5月26日 17時24分 

 

 

 しかし時間かかった・・・CP到着報告のメールに、「どうすればいいの?ってくらい迷いました」と添付したほど印象に残りました。

 

 

 そしてこの直後、またコース間違えてました。最終的に、コースに戻ったのでいいんですが。
 もう10km程のコースロスを経験してるから、少しくらいのロスはなんとも・・・な訳ないけど知らない道、仕方ない。

 

 

 今日は金沢に泊まる、と決めてはいましたが何か時間も時間だし勿体無い。
 もう少し走って距離稼ぐか、とも考えましたが、走って決める事に。
 そして人だかりの場所に来ました。

 

 

 

 (駄目だ、耐えられん)

 

 

 

 駄目です、街中。
 早く抜け出すか、ホテルに避難するかの二択に。

 

 

 そして前に泊まった事があるホテルに飛び込みました。

 

 

 尋ねると、空きがあるとの事で。
 今日はここまでです。
 洗濯して、風呂に入って、落ち着きました。

 

 

 コンビニに行き、晩御飯と朝ご飯、そして私にしたら珍しくアルコール類を。
 とは言っても甘いカクテルみたいなお酒ですが。
 ようやく半分の距離、ちょっとお祝いと言うのか祝杯を。

 

 

 湿布貼りまくって寝る事にしました。

 

 

 凄く目覚めの良い朝、そして凄くお腹空いた・・・。
 昨日コンビニで買っていたおにぎりを食べ、身支度して出発です。

 

 

 街中だからそうなのかな?格好からして夜商売のお兄さん・お姉さん方が結構目につきます。
 私は早目に眠っているので解らないんですが、この町は夜でも賑やかな所なのかもしれませんね。

 

 

 今日目指すのは石川・福井県境、出来ればそこからもう少し走って前に進んでおきたい。

 

 

 今日も暑くなりそうです、って言うか暑い!!
 今まで通りタオルを頭に巻いて走る事に。

 

 

 そして晴れている日、インナーに袖を通す事は今日からゴールまで一回もありませんでした。
 日焼けよりも汗を乾かす事を重視、代わりに日焼け止めクリームを塗る事に。

 

 

 たまにしか塗ってこなかったリップクリームもこの日からちゃんと塗る事に。

 

 

 富山辺りで感じていました。
 これからは暑さとの闘いが加わると。

 

 

 そして今日から試しに夜ランで行けるのかどうか確認する事に。
 手応えを感じたのなら続行、夜中に眠くて結局寝るのなら今まで通り昼も走る事にします。

 

 

 しかし石川県、暑いわ・・・まだ暑さに体が慣れてないから直射日光が体力を奪う感じが。
 ふと道路標識見ると、

 

2018_honsyu_isikawa

 

 

 

 (R7ステージゴールからこんなに来たのか・・・)

 

 

 

 大体青森駅からここまで700km、あともう少しで本当に半分踏破。
 5/16にスタートして今日が5/27だから11日間、1日約63km・・・やはり距離短縮した日のつけはこういう所に現れる。

 

 

 けど過ぎた事考えても仕方ない、まだ11日目、日が変わるまで時間はある。
 気分転換に音楽聴きながら坂を下っていると、草むらから人が道路に。

 

 

 どうも私を写真に収めてるみたい。
 私なんか撮るより、周りの景色撮った方が綺麗なのに。

 

 

 その方を通り過ごして鼻歌まじりで走りますが・・・この暑さには参った!!
 けど、暑さを忘れる標識が目の前に入りました。

 

2018_honsyu_isikawa2

 

 白山市、私は今年9/9に開催される 第6回 白山白川郷ウルトラマラソンにエントリーしてるんです。
 今年は是非とも参加したい大会。

 

 

 因みに私の今年の参加大会は、

 

 

 3/25 桜マラソン(10km)

 

 5/16 本州縦断フットレース(1521km)

 

 6/10 飛騨高山ウルトラマラソン(100km)

 

 9/9 白山白川郷ウルトラマラソン(100km)

 

 

 現時点では今年はこれで。
 けど飛騨高山はやっぱり黄色信号、間に合っても回復するのかどうか・・・間に合わすけどね。
 一番思い入れのある大会、スタートラインには立ちたい!

 

 

 そして前に来た事のあるスーパーへ・・・と言う事は!!
 車道から離れていた歩道を駆けていくと、やっぱりあった♪

 

2018_honsyu_isikawa3

 

 去年見た記憶がある手取川の標識、そして見下ろすと、

 

2018_honsyu_isikawa4

 

 去年、白山白川郷ウルトラマラソンに参加されている選手を応援していた場所に。

 

 

 

 「いやぁ、懐かしいなぁ」

 

 

 

 この先の河川敷、日陰がないこの場所、選手はきついだろうなぁ、と思って応援場所にしたんです。
 立ってるだけでも暑かったんだから、走っていたらどれほどの物か・・・今年も暑いんだろうな。

 

 

 と言うよりも現時点ですでに相当暑い!!
 カロリーメイトとポカリで前に進みますが・・・ちょっと休みが欲しい。

 

 

 一番暑くなるであろう時間帯、ここは仮眠を取り16時くらいから走り始める事にしたい。
 ぶっつけ本番だけど、体力の消耗を考えると早目に試しておいて、良ければ継続した方が後々ダメージが少ないのかもしれない。

 

 

 進んで行くと健康ランドみたいな建物が目に飛び込んで来ました。
 実はここ、昼間目指していた仮眠所です。

 

 

 中に入り、風呂に入って休憩室みたいな所で仮眠を取る事に。
 周りもそれほど人がいなくて静かです。良く眠れそう♪

 

 

 何回か寝返りを打つ際に目が覚めましたが、また寝る事に。
 リクライニングチェアみたいなのが、こんなにも気持ち良いとは。

 

 

 ・・・そして目を開けると周りが人で一杯!!
 いつの間にこんなに休憩する人増えたの?
 時間も良い時間になったので、着替えて出発する事に。

 

 

 

 (・・・仮眠と言うより本格的に寝ちゃったな・・・)

 

 

 

 夕方前とはいえ、なかなかの暑さ。
 これから試しに夜ラン決行です・・・疲れが残っててどうしたものか・・・。

 

 

 今まで国道305号線を走っていましたが、ここからは国道8号線に。
 フットレース、コースとしてメインロードである国道8号線を外れる時があるのですが、この外れる時が神経使います。

 

 

 もう何回もコースロスを繰り返してるし、初めて走る道、間違えて当たり前みたいな感覚を持って進まないと。
 間違えた事ズルズル引きずって走っても楽しくないし。

 

 

 暗くなってきました。次のCP(チェックポイント)までもう少し。
 到着する頃には夜、けど夜進める事を試してるんだから。
 カロリーメイトとポカリで進んでいるとここですね、着きました。

 

 

 第17CP(チェックポイント) 石川・福井県境 牛ノ谷峠 782.0km地点到着 5月27日 19時37分

 

 

 

 (・・・石川県、思った以上に長かった・・・)

 

 

 

 上越市と金沢市であまり距離が稼げなかったので、1日分くらいの遅れがここで。
 走っているのか歩いているのか解らない時間帯も幾つか。

 

 

 R8ステージ、残すは福井と京都。約170kmで終わる。
 ちょっと先が見えて来ました。
 少し元気になり、次のCPを目指します。その距離24.5km。

 

 

 今日は昼間寝ていたとはいえ、朝からそんなに食べていない。
 こういうのって次の日につけがやってくる時があるので、食べておいた方がいいのかな?と考えながら走っていました。

 

 

 夜になると若干涼しいってのもあって、走れます。
 歩道の狭い峠でトラックがすぐ横を通ったり、歩道の段差が無いトンネル等の「走らされる道路」じゃなく、余裕のある歩道できちんとランニングフォームが維持できる。

 

 

 これって凄く大事な事で、今の状態だとランとウォークじゃ1〜2分/km変わって来る。
 10km進めば、10〜20分/10km。
 その10〜20分でコンビニ寄ったりして食べたり出来る。

 

 

 1日24時間をいかに上手く使うのか、ここもポイントなんだろうな、と今更。

 

 

 夜の一人旅は続きます。
 今日は人との会話が無い一日、あっても一言二言、店員と客で交わすだけ。

 

 

 こういう時、人って「無」になれる。
 阿闍梨さんの「千日回峰行」を行った時の心境ってこういう感じになるんだろうか?

 

 

 けど私は世捨て人みたいな物、そんな高貴な者ではないよな、ともう一人の自分と話しながら走っていました。

 

 

 今走っている所は海から離れ、段々と街中に近づいているのが解ります。
 次は福井市の中心街。
 けど日も変わり、人はおろか車もたまに通るくらい。

 

 

 市街に入り、県道を幾つか通過します。やっぱり神経使いますね。間違えたくはない。
 CP詳細図で確認し、この場所で合ってる、到着しました。

 

 

 第18CP(チェックポイント) 福井県福井市 市街・裁判所前交差点 806.5km地点到着 5月28日 1時01分

 

 

 静かです。孤独なのが身に沁みる。
 次に向かうは敦賀市、距離にして56.6km。

 

 

 ビジネスホテルのネオンが誘惑しているみたいに見えます。
 眠たくなってきました。

 

 

 ここでコンビニでモンスターを。
 何か固形物をお腹に入れた方がいいんでしょうが、ここで食べたら余計に眠たくなりそうで。

 

 

 街中を通り過ぎ、そしてまた国道8号線に戻ってきましたが、物凄い眠気!
 立ってる事が辛い!!

 

 

 

 (何のために昼間寝てたんだろう・・・)

 

 

 

 そう思いながらもフラフラ、前に進む脚が千鳥足みたい。

 

 

 これは駄目だ、と思い近くのホテルを探しましたが、1番近くても結構距離があるし戻る方向。
 1番近いコースの先にあるホテルはまだまだ遠い。

 

 

 もう走れないので、歩いて進む事に。
 空が明るくなり、あと数時間もすれば人が動き出す時間帯。

 

 

 コンビニに寄り、ホテルに電話を。
 今からでも入っていいと予約を取り、遠くに建物が見えましたが・・・

 

 

 

 「ファッションホテルじゃねぇかっ!!」

 

 

 

 ファッションホテルに予約取るなんて初めての事。
 フロントに行き部屋番号を教えてもらい、バックパック下ろしたら風呂も入らずにベットに倒れ込みました。

 

 

 

 ガバッ!!っと起き上がりました・・・結構寝てた。

 

 

 結局夕方前から朝方まで進める事は出来ましたが、疲労の残り方が酷い。
 身体ケアしてから寝る事が出来ないくらいに疲れ果てました。

 

 

 シャワーを浴び、コースマップの整理をしていた時にふと、

 

 

 

 (そういえば私以外にも今月走られる方いたけど、今どの辺りなんだろうか・・・)

 

 

 

 今までCP到着のメールしかしていなかった大会事務局に電話をしてみる事に。
 何回かコールの後、電話に出て頂いたのは大会長の館山さんでした。

 

 

 数分話をしていて、久し振りにまともな会話が出来たのが嬉しくて。
 そして今月走られてる方の近況を伺う事に。

 

 

 本州縦断を含めて3300kmの長旅をされてる方は、新潟県柏崎市。
 そして同じ日にスタートした方は、兼六園。

 

 

 そこで初めて同じ日にスタートしたのを知りました。
 どこかですれ違ったのかな?

 

 

 館山さんから、良かったら私の携帯番号をその方に教えましょうか?と言う話になり、二つ返事でそうしてもらう事に。

 

 

 館山さんとの楽しい話は終わり、準備に取り掛かります。
 段々とバックパックが軽くなっていってる様な気が。

 

 

 けど身体は段々と疲労が溜まり、足取りが重くなっていってる。
 この反比例、どうにかならないものかな。

 

 

 ファッションホテルを出て、コンビニでレッドブルを一つ。
 寝起きのコーヒーが無くなった代わりにエナジードリンクを飲むようになりました。

 

 

 携帯を見ると、着信履歴が。
 見ると私と同じく、本州縦断を走られてる方からの電話。
 折り返しますが、今走られてるみたいで。

 

 

 そして繋がりました♪
 初めましてから、今までのコースを話したりして楽しい時間でした。

 

 

 同じコースを走った者同士、秋田県の大雨の時は携帯に避難警報が入ったりとか、あの道はどうだったかとか、解り合える方がいるのは凄い支えになる。
 途中、話が本州レベルになってるのが凄く面白くて。

 

 

 お互い頑張る事を約束して電話を切る事に。
 何だか足取りが軽い♪

 

 

 暑くても一緒に頑張っている方が他にも二人いると思うと、私も頑張らないと。
 海の見えない山道を走り続けました。

 

 

 途中自販機があれば、都度水分補給です。
 この時良く買って飲んでいたのは、ふるふるゼリーのぶどう味。中にナタデココが入ってて食感も楽しめる^^
 見つけては飲んでいた様な。

 

 

 そして夕方になりようやくです、見えて来ました。

 

2018_honsyu_fukui

 

 日本海♪何か久し振りに見た様な気が。
 そして近くに道の駅 河野。
 ここで少し休憩を。出来れば何かお腹に入れたい。

 

 

 食堂みたいな所は、時間だからもう閉めると言う事らしくて。
 自販機でアイスを買って食べる事に。

 

 

 食べ終わり案内所に行くと、自転車に荷物を括りつけた年配の方が。
 挨拶して話を聞くと、鹿児島から長野に向かう途中だと言う事で。

 

 

 その後に引っ掛かる言葉が。

 

 

 

 「仕事が見つかれば、福井県で終わりになるんだけどね」

 

 

 

 私が、んっ?っと思って話聞いていると、鹿児島で両親を亡くして、昔働いていた長野にいって仕事を見つけようとしているらしくて。
 確かに荷物を見ると生活道具みたいな物もある。

 

 

 

 (私も今は似た様なものだな)

 

 

 

 ここであれこれ1時間近く話をしていました。
 職安やら市役所やらで住処とかの支援とか尋ねてみるのも・・・とか、提案していく事が全て却下されてしまう。

 

 

 頑張って下さい、と言い残し後にする事に。
 今頃はどうしているんだろう。

 

 

 道の駅 河野からは海沿いの道が続きますが、すっかり暗くなりました。
 ライトを点けて夜ランです。

 

 

 ここで印象に残ったのは、先導車が引率する横幅の大きいトラックの通過の多かった事。
 正直、怖かったです。
 特に峠、先の見えないカーブなんかは、そんなトラックが猛スピードで来られた時なんかは本当に怖かった。

 

 

 

 (また走らされる所だな)

 

 

 

 なるべく遠くからでも私の存在が解る様に、足元を照らすハンドライトは前を照らして車に早く見つけてもらえる様にしていました。
 そして何ヶ所もあるトンネル、歩道が狭く危ない場面も。

 

 

 そしてトンネルを出て、車が来ていない事を確認し、カーブ的に早く車に見つけてもらいやすい方へ道路を横断しようとしたらサイレンが小刻みに鳴りました。

 

 

 

 (カメラか何かで見られてるのかな?)

 

 

 

 まだまだ続くこの「走らされる」区間。
 行くしかないから行くんだけど、いつになったら終わるのか、遠くを見ると、

 

2018_honsyu_fukui2

 

 あれは間違いなく町の灯り、あそこまで行けば終わる、そう思いペースを上げる事に。
 と言うより、いつまでもここを走っていたら本当に危ない。

 

2018_honsyu_fukui3

 

 灯りが近付いてきて、良く見ると・・・海沿いにあるし何だったんだろう・・・釣り道具屋さんが見えたのでここに立ち寄りコースマップ見ると、敦賀火力発電所みたいで。

 

 

 

 (原子力だけじゃないんだな)

 

 

 

 改めて何かと知る事が多いです。

 

 

 自販機があるので、久し振りにコーラを。
 それにしても凄い汗。昼間と変わらないくらい暑い!

 

 

 一息入り走り続けると、街に入りました。
 福井市の中心街も大きかったけど、敦賀市の中心街もでかいっ!!

 

2018_honsyu_fukui4

 

 バス停の標識見ると、松本零士さんが描いていたアニメのキャラクター一同が。
 松本さんの出身なんですね。

 

2018_honsyu_fukui5

 

 そして目を引いたのが道路の大きさ。
 交差点を見ていてあまりの大きさにビックリしました。こうやって写真に収めてしまったくらい。

 

 

 そして道が綺麗なんです。
 車が走って来ないから、余計にそう見えるのかな?

 

 

 富山県もそうだったけど、福井県も綺麗な道路の印象が残ってます。
 さっきの峠とトンネルも物凄い印象に残ったけどね。

 

 

 そして真っすぐ進んでいると到着しました。

 

 

 第19CP(チェックポイント) 福井県敦賀市 岡山1交差点・R27分岐点 863.1km地点到着 5月28日 23時35分

 

 

 CPのすぐ近くにビジネスホテルがあり、進めるかどうか迷いましたがここに入る事に。
 それにしても宿泊に関しては今まで順調。断られる事が全く無い。

 

 

 フロントに断りを入れて近くのコンビニで食料調達。
 今日は軽めでいいです・・・何か疲れて食べる気がしない。

 

 

 洗濯・風呂と済ましてご飯食べながら今後の検討を少し。

 

 

 夜走るのはこの先どうなんだろうって所が。
 ペースが上がらないので、その分夜走る事になるのは仕方ないんだけど、あえて夜進めるのは危なくて。

 

 

 ちょっと身の危険を感じて、尚更そう思う。
 けど行くしかないんだよなぁ・・・結構予定より遅れてる。

 

 

 今日の疲れを取るために、サロンパス貼りまくって眠りにつきました。

 

 

 遅めの起床、相変わらず身体は重いまま。
 準備して出発です。
 次のCPまで72.3km、今日中、最悪明日には京都に入りたい。

 

 

 今日も暑くなりそうです。
 今までしっかり日に焼けましたが、今日も日焼けが上塗りしそうです。

 

 

 

 (・・・このまま焼けたらシャネルズ越えるな・・・)

 

 

 

 何故か「め組の人」を歌いながら進みます。

 

 

 今日はしばらく走っても身体が重いまま。
 今までもそうでしたが、終始身体が重くてたまらないって日がありました。

 

 

 今日はそういう日みたいですね。
 逆に身体が軽くて絶好調♪って日もあります。

 

 

 体調に波があるみたいで。
 どちらにしろしばらく走ってみないとどうなのか解らない。

 

 

 

 (今日は歌唄いながらのんびり行こうかな)

 

 

 

 まだまだCP(チェックポイント)は遠いし、ペースも上がる事はないしで、お気楽に行く事に。
 イヤホンから聞こえてくる曲に合わせて、歌っていました。

 

 

 実は全然進めなかったんです。
 ランニングアプリを見ると、予想以上に進めていないので見たくなくなるし、時計を見ると1〜2時間あっと言う間に過ぎていく。

 

 

 何か気分的にマイナス方向に行きそうなので、歌でも唄ってごまかそうとしていました。

 

 

 しかし音楽ってのはいいです。
 どんな状況であれ、しっかりとメッセージが伝わってくる。

 

2018_honsyu_fukui6

 

 

 歩道が車道から分離する場所に来ましたが、こういう標識、ありがたいです。
 迷わずに進む事が出来る。

 

 

 街中を離れ、段々と山の中へ。
 コースマップ見ると、福井・京都県境まで行くのに最後の山越え。

 

 

 けど走れませんでした。
 今日は歩きが多い。

 

 

 身体が重いとは感じてましたが、ここまで重いのはスタートして初めての事。

 

 

 

 (どこか木陰で仮眠取った方がいいか・・・)

 

 

 

 ちょっと暑さで参ったってのもあるみたい。
 どこかないか探していると、木陰になっている空地があったので、ここで仮眠を取る事に。

 

 

 慣れってのは怖いですね。

 

 

 初めはバス停も寝るのはどうなのかなぁと思っていましたが、何日か経ったら何の躊躇いもなく寝れる。
 駐車場であれ、今横になってる空地であれ、身体が休めれればどこでもいい様な感じになってきてる。

 

 

 靴脱いで、バックパック枕にして眠りました。

 

 

 ・・・どれくらい眠ったのかな?時計見ると20分くらい。
 身体が少し軽くなりました。
 いつまでもここにいる訳にはいかないし、少しでも京都に近づいておく事に。

 

 

 途中自販機があればジュースを飲んで、身体を冷やす事にしましたが、冷えるのも一時の事。
 時間が経てば、身体が火照ってくるのが解ります。

 

 

 

 (夕方になれば多少は変わる)

 

 

 

 こうなってくるとやっぱり夜走った方がいいんだよなぁ。
 思う様に進めない。

 

 

 あまりにも進めないので困りました。
 下関に思いを馳せるなんて所じゃない。
 まずは今日どこまで進めるのか、ちょっと焦りみたいな物が。

 

 

 時間の経過が早くてもうすぐ夕方。

 

 

 

 (何か今日時間経つのが早いなぁ・・・)

 

 

 

 ここで考えていたのが、このままCP(チェックポイント)まで進めるのか、どこかで仮眠取ってCP到着を明日に持ち越すのか。
 身体は朝から重いまま。おそらくもうこの状態より良くなる事はない。

 

 

 取りあえず先に進んでみる事に。
 フラフラになるまで、眠たくなったら考える事にしました。

 

 駅が遠くに見えます。ちょっとここでトイレ休憩。
 改札の駅員さんに断りを入れて中に入るとこんな掲示板が。

 

2018_honsyu_fukui7

 

 前から良く聞くメンタルヘルス。
 チェック項目が3点程あったので、自分に当てはめてみる事に。

 

 

 @ 気分が沈む、ゆううつな気分
 沈んでなんかいられない。なりふり構っていられないし、毎日先に行く事で必死。

 

 A 以前、楽しめたことが楽しめない
 十分だろっ!!これ以上楽しんだら社会復帰出来ないよ(笑)

 

 B 眠れない、寝つきが悪い、朝早く目が覚める
 どこでも眠れるんだけど・・・秒殺だしね。

 

 

 杞憂に終わったみたいです。
 これだけやりたい様にやってて疲れてるなんて言ったら罰当たるかもしれん。

 

 

 用を済まし挨拶して走り始めます。
 そうだよ、進むの遅かろうが何だろうが今を楽しまないと。
 一生に一度の舞台、今は楽しんだ者勝ちだよ。

 

 

 帰宅ラッシュの時間帯、車の交通量も、歩行者も多くなってきました。

 

 

 

 (珍しく映ってるんだろうな)

 

 

 

 私が何をしてるのかなんてどうでもいい事。皆からしたら風景の一部でしかない。

 

 

 お腹空いてきたので、目に止まったパン屋さんに寄る事に。
 久々のパン♪クリームパンとカレーパンと牛乳を。

 

 

 外にベンチがあったので外でのんびり食べる事に。
 夜走るのは進み具合から見て確実、危ない場面もあるかもしれないけど、ここまで来れたんだから。
 もしそうなったらそれまでだったって事。

 

 

 覚悟

 

 

 スタート前の気持ちを今ここでもう一度思い出す事に。

 

 

 食べ終わって走ります。
 もう外は暗くなってきて、車のライトが時折眩しく。

 

2018_honsyu_fukui8

 

 こういう車が帰宅時間帯で速く走っていようと行かなくてはいけない訳です。
 歩道が狭かろうが、行くのみ。

 

 

 私もライトを準備し先へ。
 お腹に物が入ったためか眠くなってきました。

 

 

 

 (ちょっと横になりたいな)

 

 

 

 駅前の広場にあるベンチを見つけて、バックパック枕にしてまた仮眠。
 今日二度目です。身体が睡眠を欲しがってる?

 

 

 30分程眠ったでしょうか。
 身体の重いの、少しましになりました。

 

 

 そしてまた眠気・・・。

 

 

 

 (今日は長期戦って訳にはいかなそうだ)

 

 

 

 コースマップ見ると、遠いですが道の駅が先に。
 そこまでは頑張って見る事に。

 

 

 そして道の駅に到着(シーサイド 長浜だと思います。意識朦朧で)。
 アイスやジュースを買い休憩。

 

 

 案内所を見ると、眠れる感じの長椅子が並んでいます。
 早速長椅子に横になり眠る事にしました。

 

 

 ふとテレビを見ると、カメラが備わっている場所の映像が映し出されていました。

 

 

 

 (やっぱり昨日のサイレン、カメラで見つけて知らせてくれてたんだな)

 

 

 

 国道ってのはカメラで監視しているんですね。
 ありがたい事です。

 

 

 眠くなって来ました。
 仮眠とはいえ、眠れるだけ眠る事に。

 

 

 時折話し声や案内所のドアの開く音で目が覚めますが、すぐにまた眠ります。
 明日はR8ステージゴール。R9ステージが控えてる。

 

 

 夜が明けて薄暗くなってきた頃、ようやく目が覚めました。
 遠くのテーブル見ると、夫婦の方が朝ご飯食べてる。

 

 

 さぁ行かないと。
 準備して出発です。

 

 

 もう1日60km進めばいい所なのかな?
 ランニングアプリ起動させてるとはいえ、スタートと寝る前くらいしか見る事がないので、何のために起動されてるのかよく解らなくなってくる。

 

 

 朝になり目が冴えてきました。
 昨日進んでいない分を少しでも挽回したい。

 

 

 走っていると見えて来ました、福井県今日で終わりです。

 

 

 第20CP(チェックポイント) 福井県・京都府境 青葉トンネル 935.4km地点到着 5月30日 8時57分

 

 

 次のCPは舞鶴市、R8ステージゴール地点。距離にして14.8km。
 普段の練習なら15kmくらいの距離なら淡々とこなすんだけど、終わった脚にはキツい距離。

 

 

 まだ朝ご飯も食べていないし、補給食も底を尽きてました。
 コンビニで食料調達、そして買っておいて良かった♪レインウェアの準備、雨が降って来ました。

 

 

 どうしようもない、今は雨で濡れようが行くだけ。
 そしてまたお腹が空いた・・・昨日まともに食べてないから余計にお腹空くのかな?

 

 

 お弁当屋さんが見えたので、買って店の軒下で食べさしてもらう事に。
 結構な車が通ります。感覚的にもうゴール目前!!

 

 

 食べ終わって走っていると、

 

2018_honsyu_kyoto

 

 舞鶴れんがパークの標識。
 ちょっとした観光ですね。

 

 

 横見ると、

 

2018_honsyu_kyoto2

 

 同じようなれんが造りの建物がずらりと並んでいます。
 晴れていたら真っ赤に見えるのかな?

 

 

 そしてすぐに海上自衛隊の門が。
 門の入口見ると「本日は見学を行っておりません」みたいな看板が。

 

 

 中見れる時があるんだな、と思い、門の方に説明し了解を得たので1枚。

 

2018_honsyu_kyoto3

 

 空母みたいなんですが、こうやって写真に収めていいものかどうかってのは、物によっては凄く迷う。
 了解を得ればこうやってしっかり写真に収める事が出来る。
 しかし大きかった!!中入って見たかったってのはあるけど駄目な物は駄目だから。

 

 

 この地域、結構町としては開けています。
 道路も綺麗だし大きい。

 

 

 良い物見れたし、あとは一区切りの目的地へ向かいます・・・坂多いのね・・・。

 

 

 雨に降られながら街中を走っていると、ここで合ってる。
 長かったR8ステージ、終了です。

 

 

 第21CP 京都府舞鶴市 大手交差点・R175分岐点 950.2km地点到着 5月30日 12時20分

 

 

 CPに到着したのでそのままR175を走ればいいんでしょうけど、やっぱり区切りだから行っておかないと。

 

2018_honsyu_kyoto4

 

 立ち去る際、記念に1枚。R8ステージゴール地点、JR京都 舞鶴駅。
 昼間だけど高校生が帰り・・・テスト期間中?

 

 

 まぁとにかくR8ステージ、は終了。
 JR新潟駅からJR舞鶴駅まで約520kmの長旅が終わりました。

 

 

 R8ステージ走行距離

 

 5/22〜  83.20km

 

 5/23〜  46.14km

 

 5/24〜  68.47km

 

 5/25〜  74.54km

 

 5/26〜  50.19km

 

 5/27〜  90.82km

 

 5/28〜  44.97km

 

 5/29〜  72.11km

 

 5/30〜  56.79km (この日はR8・R9ステージが混合しています)

 

 ※ランニングアプリGPS捕捉の関係で正確な距離ではないかもしれません。
 またコースロス等もあり、無駄に走っている箇所があるかと思います。

 

 

 もう理屈じゃないのかも。
 どれだけ心に刻めるのか、ここから本当に試される様な気がしていました・・・それはいいけど早くここ立ち去るか。

 

 

 

 

 

捨身

  R9ステージ(京都〜山口・下関 572km)

 

 

 

 京都 舞鶴駅から最終ステージなんだけど・・・道間違えた・・・。
 しょっぱなから大きくコースロス、戻るしかないので戻ります。

 

 

 ようやく国道175号線、コース通りの道に戻る事が出来ました・・・国道27号南下しちゃったな。

 

 

 雨なのでレインウェアは仕方ないんだけど、暑すぎて汗だく!!
 かと言って雨に濡れて体調壊すのはもう嫌なのでこのまま続行です。

 

 

 コースマップ見ると、道の駅 舞鶴港とれとれセンターがもうすぐ。

 

 

 

 (牡蠣、食べれるかもしれん)

 

 

 

 新潟県で牡蠣採っていた年配の方と話していて、それから機会があれば食べたいとは思っていたんです。
 もうプリップリなのが食べたい♪

 

 

 そして着きましたが・・・店閉まってる・・・ここを逃したらもう食べれないんじゃないのか・・・店やってないんだからどうしようもない、とにかくレインウェア着て暑いのでアイスとジュース飲んで後にしました。

 

 

 これからしばらくは山越えが続きます。
 海が見えてくるのは鳥取県。

 

 

 淡々と進みます。
 淡々と、本当に進むだけ。
 雨降ってるし、黙々と。

 

 

 こういう時なんでしょうね、自分が試される時は。
 ここを乗り切れば、とは思うものの雨で体力を削られる。

 

 

 雨の日、暗くなるのも早いですが黙々と走ります。
 ライトを準備して黙々と。

 

 

 誰とも話す事もないし、夜になってますます孤独感が。

 

 

 時折横で「ガサガサッ!!」と物音が聞こえますが、シカかイノシシか最悪クマなのかな?
 けどそんな事はどうでもいい、最悪襲われたらそれまでだったって事。

 

 

 気持ち的に生き仏、こんな感じでした。

 

 

 今日の雨、汗の出方が尋常じゃない。
 かと言って水分補給をまめにしたかと言えば、ほとんど摂っていないので夜になって一気に疲れが噴出した様です。
 とは言っても、もう何日もこんな状態の様な気がします。

 

 

 

 (そういえば、まともにご飯食べてないよな・・・)

 

 

 

 1日2食、メインはパスタ、あとは間食でカロリーメイト。
 飲み物はレッドブル&モンスターが1日2〜3本、ポカリが1本、お茶が1本。

 

 

 それにしてもコンビニはおろか自販機もない道。
 ちょっとこのまま朝を迎えるのはマズい。

 

 

 雨止んだ様です。と言うかもう少し晴れてもいいんじゃないのか?
 雨が止んでレインウェアを脱いだ時の開放的、と言うのか前向きになれた事と言ったらそれはもう・・・体が軽く感じるし、気持ち的に前を向ける。

 

 

 本当は今日で京都を走るのは終わりにしたかったんですが、身体が言う事聞きません。
 バス停で寝っ転がり仮眠を取る事にしました。

 

 

 まだ明るくなっていないのですが起き上がります。
 早目に次のCPに着いて、兵庫県を目指したい。

 

 

 すぐ近くに自販機があったので久し振りににコーヒーを。
 足裏が凄く痛い。シューズが限界の様です。
 反発力が期待できるシューズでも、使用限界を越えたらどうにもならない。

 

 

 明るくなってきて走り始めます。
 もう走れるのもどうだろう・・・5時間あるかな・・・それも歩いてるのとほぼ変わらないと思う。
 あとは歩いて進んでいる状態。

 

2018_honsyu_kyoto6

 

 

 

 (酒呑童子って…何だったっけ)

 

 

 

 知らない土地にはっきり知らない名称、調べればすぐ解るんでしょうが、調べるよりも今は前に。

 

 

 通勤時間帯、車の交通量が増えて来る中、到着です。

 

 

 第22CP(チェックポイント) 京都府福知山市 牧交差点・R9合流点 982.8km地点到着 5月31日 7時6分

 

 

 第22CP到着がこの時間なら、今日で京都は終わりなのは確実。
 問題は今日どこまで進めるのか。

 

 

 もう予定よりも進んでいない。
 かと言って身体が言う事聞かないので進めない。

 

 

 コンビニがあったので朝ご飯をここで。
 ここ数日、体力の消耗度に対して全然補給をしていない事に気付きました。

 

 

 食べれなくても水か何かで流し込んで体内に何かと取り込まないと、この先本当に動けなくなる。
 パスタとおにぎり、レッドブルを摂取、補給食のカロリーメイトとポカリも購入。

 

 

 正直な所、ポカリ飽きて来ました。
 けど飲まなきゃダメージが大きくなるし。
 たまにジュース飲んで気分転換しようかな。

 

 

 食べ終わって一休み、三重県の住処に電話を。
 ご意見番とはこんなやり取りでした。

 

 

 「はい、もしもし〇〇です」

 

 「あっ、もしもし〇〇と申しますが」

 

 「なんや、△△かっ(笑)今どこなん?」

 

 「今京都。今日中に兵庫入るよ」

 

 「まだこの先鳥取があるし長いねぇ」

 

 「いやいや、島根も長いから」

 

 「今日本地図見てるけど・・・青森から京都まで来たん?」

 

 「そう、青森から京都。日本海側をね」

 

 「よう走るわ」

 

 「アホやな、と思うやろ(笑)」

 

 「そりゃあな(笑)」

 

 

 こんなやり取りですが、生存報告。
 たまには電話掛けないとね。
 ちょっと笑って気が楽になったのか、走り始めが軽い。

 

 

 一気に次のCPを目指したい所ですが・・・夜久野で物凄い豪雨!!
 またレインウェアを取り出しますが、あまりにも雨足が強いので、どこかの工場の軒先で雨宿り。

 

 

 

 (・・・もう雨はいいって・・・勘弁してよ)

 

 

 

 遠くの空見ると明るいのでしばらく雨が弱まるのを待つ事に。
 結局30分程で雨弱くなりましたが、またシューズがベッタベタ!!

 

 

 

 (今日はどこかビジネスホテルに入ろうかな)

 

 

 

 ちゃんと休める場所が欲しい。
 次に繋がる休憩を取りたい。

 

 

 グーグルマップ見ると、但馬辺りで宿泊出来そう。
 けど距離にしたら全然進めない。

 

 

 

 (夜中に走るか)

 

 

 

 今日は道の駅 但馬楽座を目指す事に。
 それにしても・・・上りがキツいっ!!

 

 

 登り切ったと思ったらCP到着です。

 

 

 第23CP(チェックポイント) 京都府・兵庫県境 R9線上 999.8km地点到着 5月31日 11時22分

 

 

 

 (ようやく1000kmまで来た・・・)

 

 

 

 毎日走る事が初めての事、この先どうなるのか解らない、と心の片隅にはありました。
 けど全距離の2/3まで来れた・・・あともう少し・・・なのか?

 

 

2018_honsyu_hyogo8

 

 

 

 (・・・昨日見た光はやっぱり蛍だったのかな・・・)

 

 

 

 夜中走っていて、時々黄色い光を見る時が。
 蛍かな?とは思っていたんですが、時期的に蛍はまだ早いと思ってて。

 

 

 ついに幻覚まで見る様になったか、と思っていたんです。

 

 

 アップダウンが続く山道から段々と開けてきて、町並みが続きます。
 サロンパスが切れていたので、ここで店に立ち寄り購入。

 

 

 そしてコンビニで早い晩御飯、と言ってもパスタです。
 もうここの所、必ずパスタを買っている。

 

 

 食べ終わって道の駅 但馬楽座にある宿泊施設に。
 フロントに夜中に出る旨を伝えて部屋に入ります。

 

 

 早速風呂に。
 この宿泊施設、浴場が温泉らしくのんびり浸かって疲れを取る事に。

 

 

 部屋に戻って出発する準備が出来たら、横に。
 ベットが気持ちいい♪テレビも消さずに寝てました。

 

 

 22時に目覚ましが鳴ります。
 まだ眠りたいけど、ダラダラしていたらどんどんゴールが遠のく。
 フロントにお礼をして出発です。

 

 

 走っていると側溝の蓋の無い所に左脚を突っ込み、思いっ切り脛を擦り剥きました。
 結構な流血。

 

 

 夜は見えずらいだけに、こういう危険もありますね。
 ちゃんと足元見て走らないと。

 

 

 ここで一つ気掛りな事が。

 

 

 携行食のカロリーメイトがいつもは3個所持しているのですが、今は一つのみ。
 水分はポカリ(500ml)が1/3、緑茶(500ml)が1本。
 こういうのも買っておけばよかった、と後で後悔。

 

 

 この先山道に入るのですが、店の状況を調べていないので良く解らない。
 暗い中走りながら考え事を。

 

 

 今走っている所、ウルトラの大会で言えば国際親善大会 歴史街道丹後100kmウルトラマラソンのコースが近くに(おそらくここから相当遠いとは思うのですが、もう遠い近いの距離も曖昧に)。
 そしてこれから向かう所、村岡ダブルフルウルトラランニングの開催地。

 

 

 私、丹後も村岡も参加した事がないんです。
 丹後は飛騨高山で一緒に走っていた方に薦められた記憶がある。
 村岡は・・・アップダウンがキツい大会ってのは聞いている。

 

 

 もしどちらかエントリーするとしたらどっちだろう・・・決めきれない・・・どんなコースだったかな・・・確か丹後は職人さん手作りの飴が飛騨高山でエイドで提供されていたような・・・

 

 

 走る事に関しては頭が良く動く(笑)

 

 

 走っていると遠くで、そして近くで物音がしますが、シカか何かでしょう。
 山の麓で夜中だから下りて来たんでしょう。もう動じない自分がいます。向かって来ない限りはどおって事ない。

 

 

 そしてどれくらい時間が経過したのでしょうか。
 ようやく見えました、コンビニの看板。

 

 

 ここで夜食を取る事にしました。
 とは言ってもパスタとおにぎり、カロリーメイトと麦茶とレッドブル。
 買う品も固定されてきました。

 

 

 そして食べたら眠くなる。
 またバス停に寄って仮眠です。

 

 

 

 (こういう感じの繰り返しだなぁ)

 

 

 

 時間の経過が凄く早く感じて。
 ちょっと進めば昼間だし、また進んでいたら暗くなってきて。
 食べて進んで寝るだけの毎日。

 

 

 これはこれで楽しい時もあるんだけど、孤独感が日に日に増していく・・・いつの間にか寝てました。

 

 

 30分程の仮眠、まだまだ暗いまま。
 もう少し眠りたいけど、行く事に。

 

 

 夜中に進めるのは、気温を考えると正解なのかもしれないのですが、身体、特に体内時計的にはどうなんだろう、絶対に良くはないよな、けどもう夜も走らないと距離が稼げないし、あれこれ考えながら走っていました。

 

 

 しかしのどか、明るくなったら車の交通量とかどうなんだろう、ちょっと坂が多くて走れる気がしない。
 勝手に走ってる身としては、あまり車の邪魔にはなりたくないしね。

 

2018_honsyu_hyogo

 

 

 そして兵庫の過酷さをここから思い知る事になります。
 どこまで続くのか解らない上り道。ちょっと笑ってしまいました。

 

 

 実際に走ってみると、行けない気がしないでもない。
 けどどこまで続くのかが全く解らない。

 

 

 走り続けていると今度は、

 

2018_honsyu_hyogo2

 

 上りながらグルッ!っと1周する様な道。
 傾斜もなかなかの物。

 

 

 

 (あっ、これこのまま行ったらあかんやつや)

 

 

 

 躊躇せずに歩く事に。
 感覚的に上り、まだまだ続く。

 

 

 そしてやっぱり上り続けました。
 しかも歩道が狭い箇所があり、車が通過する際結構神経使います。
 こういう箇所は早く通過したいので走る事に。

 

 

 

 (また走らされる所かぁ)

 

 

 

 日が出てきて汗が引かない。
 たまらず日陰で休憩する事に。

 

2018_honsyu_hyogo4

 

 但馬トンネルを抜けて、ようやく下り道。
 そして見えて来ました。

 

2018_honsyu_hyogo5

 

 道の駅 ハチ北の案内標識。
 まともに冷たい物飲んで休憩出来る。

 

 

 到着し早速冷たいジュースを。
 体に沁みる〜!!

 

 

 駐車場を見ると、通勤する車が何台も停まってます。

 

 

 何かあっち側の世界とこっち側の世界の境界線上みたい。
 もう6月、私もあと半月もしたらあっち側に戻らないと。

 

 

 休憩も終わり走り始める事に。
 しかし上りがきつかった!!

 

 

 ここは場所的には開けている所なのかな?
 コンビニがあったのでまた休憩。

 

 

 ここで村岡ダブルフルとか開催されているからなのか、何と言うか、店員さんがランナーに対して暖かいんですよ。
 ランナーとして走っている事を認めてもらっている感じ。

 

 

 こういうのって対応や肌で感じると言うか、ピンッ!と来るものがあるじゃないですか。
 まさしくそれです。

 

 

 そう思えば今まで怪訝にされている様な対応の所もあったし、場所によって様々ですね。

 

 

 ちょっと気持ち良いです。
 近くにあったらまた来たくなる感じ。
 お金払って買い物するなら、こういう所で買い物したいって思う。

 

 

 そして道の駅 村岡ファームガーデンに到着。

 

2018_honsyu_hyogo6

 

 但馬牛、但馬牛って何回も聞いてるから、それじゃあどれくらい美味しいのかって食べてみたくなるじゃないですか。
 けど到着が早くてまだ開店していませんでした。
 記念に写真だけ1枚・・・奮発してステーキ食べたかった・・・。

 

 

 残念ですが出発です。
 そして到着、着きました。

 

 

 第24CP(チェックポイント) 兵庫県香美町 村岡地域局前 1044.8km地点到着 6月1日 8時19分

 

 

 

 (しかし村岡ってのは走るのは過酷な所かもしれん) 

 

 

 

 フラットな所がほとんど無い印象。
 ここで開催される村岡ダブルフルってのは余程強くないと走り切れない。

 

 

 コースマップを見ると、まだまだ山道は続きます・・・新温泉町・・・ってどんな所?温泉が出るのか?

 

 

 山の中を走るとはいえ、今日も暑いです。
 バックパック背負ってる背中が物凄く暑く感じる。

 

2018_honsyu_hyogo7

 

 道中こんな幟が。
 村岡ダブルフルだけじゃなくて、残酷マラソンも香美町で開催されてるんですね。
 この幟が出ているって事は、開催日近いのかな?

 

 

 ここから黙々と走って新温泉町に入ってしばらくすると・・・

 

 

 温泉旅館や会社の宿泊所みたいな所が一杯出て来ました。
 歩いている方も、観光客や旅館に勤めている方ばかり。

 

 

 心底思いました、泊まりたいと。
 町名通り、温泉街なんですね。
 そんな場所をとても観光に似つかない格好の私が走って行きます。

 

 

 大きく左折しまた山の中を走って行きます。
 しばらく海見ていないな・・・潮風に当たって走りたい。

 

 

 上りを気張って走り、下りを楽しく走っていると、左手側に店が。
 自販機もあるのでここで休憩、そして目の前に見えるのはCP。
 兵庫県、これで終了です。

 

 

 第25CP(チェックポイント) 兵庫・鳥取県境 蒲生トンネル 1069.6km地点到着 6月1日 12時47分

 

 

 CP到着を大会事務局にメール送信、短かったけどこれで兵庫県、さらばです。

 

 

 ちょっと心残り、一度振り返り兵庫県の山々を見渡してからトンネルへ。
 トンネルを抜けるとそこは鳥取県。

 

 

 トンネルを抜けてすぐ近くの駐車スペースみたいな所で、座り込んで大泣きしました。

 

 

 話した方が皆、優しくて優しくて・・・

 

 

 宿泊し夜にチェックアウトしたフロントの方に、ライト類の心配や体を気遣ってもらったり、店の方に心配されたり楽しく話する事が出来て。
 こんなに走ってて優しくされた事ないよ、ってくらい親切にしてもらえたから。

 

 

 県境から県境までの約70km、短い距離だったけど中身は濃い兵庫県になりました。

 

 

 涙を拭いたタオルを頭に締め、今から鳥取県です。
 ここは本州縦断ステージで一番長いCP間がある92.7kmがあります。

 

2018_honsyu_tottori

 

 広大な田んぼの中に立っている看板。
 鳥取県は海といい、山といい、農業や漁業が盛んな県なのかもしれませんね。
 知らない土地に来ると気付く事が沢山ある。

 

2018_honsyu_tottori2

 

 山道を下っていくと、広い田んぼが一面に。時期的に田植えの時期と思います。
 何人もの方が農作業をしていて、道路では工事区間があって大勢の方が汗を流しています。

 

 

 道路工事現場を通過してからコンビニがあったので休憩。
 暑熱馴化、まだ体が暑さに慣れてないみたいです。

 

 

 CP表見ると次のCPまで18.6km、到着予想は夕方過ぎくらい。
 それから鳥取市街に入る予定。
 今日はここで宿泊する事に。

 

 

 しばらく走っていると、まだ見えては来ないですが海風を感じます、海は近いっ!!
 久し振りに海を見ながら走れる・・・と思ってたんですが、防砂林があって海見えるのはたまに見れるくらい。

 

 

 車道から離れた歩道を走って行きます。
 気温もあるし、時間帯もあるのでしょうね、誰ともすれ違わない。

 

 

 予想通り夕方に到着です。

 

 

 第26CP(チェックポイント) 鳥取県鳥取市 日本海岸・オアシス広場前 1088.2km地点到着 6月1日 16時55分

 

 

 そしてこの先、有名な鳥取砂丘が。
 防砂林も無くなって見ると海が広がっています。
 軽い上りを走って行くと・・・道の駅 鳥取砂丘PA(パーキングエリア) ここで自販機でジュースを買って一休み。

 

 

 新しく店か何か建つのかな?
 駐車場横に建物が新しく建設中。

 

 

 せっかくなので、砂丘見に行く事に。
 PAを出て、海に入れる道を歩いていくと、

 

2018_honsyu_tottori3

 

 見渡す限り、砂浜が。
 遠くの方で、観光客らしき方々が歩かれています。
 私はあそこまで行く気力は無い!行ってもいいけど、この後の走りに響くのは確実(笑)

 

 

 ラクダが歩いている時があるって聞いたのですが、来るのが遅かったのかラクダはいないみたい。

 

 

 鳥取砂丘を後にして、今日泊まる場所を探す事にします。
 今日はバス停で雑魚寝は勘弁、ちゃんとベットで眠りたい。

 

 

 何となく気付いていたんですが、道の傾斜が大きくなってきました。
 山削って出来た道みたいですね。

 

 

 下りを走り切ると、一気に町の中に入ります。コースマップで確認、鳥取市の中心部です。
 帰宅ラッシュの時間帯なのか、車も多いし自転車も多い。

 

 

 ジョグしてる方に挨拶、雰囲気や着ているTシャツ見ると結構走られてる方みたい。
 けど暑いからゆるジョグですね、お先に行かしてもらう事にしました。

 

 

 やたらと目立つ学生さんの姿。
 大学が近いのかもしれません。
 やっぱり街中は走りづらい。なるべく早くここから脱出を。

 

 

 暗くなってきてコンビニで食料調達です。
 パスタを食べながら宿泊先を調べていると、すぐ近くにファッションホテルが何件か、ビジネスホテルだともうちょっと走らないとなさそう。
 来た道戻ればあるんですけどね、もう戻る気はない。

 

 

 食べ終わってまずは進める事にして、コース確認しながら走り始めました。
 今走っているのはR9を外れて県道318号線。
 コースロスが不安なのでR9に戻りたい。

 

 

 暗くなりライトを点けて走っていると、R9に合流。
 そしてすぐにファッションホテル、今日はここに宿泊です。

 

 

 空いてる部屋に勝手に入り、早速風呂の準備。
 お湯が溜まったらどれくらいだろう、30分以上は入ってたかも。

 

 

 今第26CP 日本海岸・オアシス広場前を通過し約10km程進んだ所、これから次のCPを目指すのですが、このCP間が92.7kmで明日は長期戦になりそう。
 今日はしっかり回復させておかないと。

 

 

 サッパリして明日の準備。
 そして寝るだけなんですが・・・お腹空いた。
 走ってる時より、こうやってリラックスしている時の方がお腹減ってるのが良く解る。

 

 

 このホテル、軽食サービス、ドリンクサービスがあるみたいでフロントに電話したら、宿泊代は二人分の料金だから軽食もドリンクも2つづつ頼んでいいですって事で・・・いいのかな?
 しっかり軽食2つ、ドリンク1つ頼んでお腹一杯♪
 アイスもサービスって事で、デザートにアイスを一つ。

 

 

 宿泊でこれだけ食べて飲んでしても、ビジネスホテルより全然安いっ!!
 全てにおいて納得し、満足して寝る事にしました。

 

 

 少し遅めの起床、かなり回復した様に思うけど、おそらく2時間も進めばメッキが剥がれる。
 ドリンクサービスのコーヒーを頼んで着替えて出発です。
 しかしここは良かった♪財布にも凄い優しい^^

 

 

 ホテルを出るとカンカン照り!!
 今日どこまで行けるのかが全く見当つかないです。

 

 コンビニがあったのでパスタと携行食にポカリ、そしてこれ。

 

2018_honsyu_tottori5

 

 試しに買ってみたけど、冷たくて甘くて美味いっ♪
 またコンビニ寄ったら買う事に。

 

 しかしやたらと混んでる道路、それもそのはず、食べ終わって走っていたら交差点で事故してました。
 大きい道路だから警察の方も誘導に大変そう。しかも暑いし。

 

 通り過ぎて先を目指しますが、晴れて海が綺麗です。

 

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 あまりにも良い景色なので記念に1枚。
 そして魚見台と言う高台に。

 

 眺めていたら年配夫婦の方が来られて記念写真をここで。

 

 

 

 「写真撮りましょうか?」

 

 

 

 と尋ねられ、お言葉に甘えて撮ってもらいました。

 

2018_honsyu_tottori7

 

 私が入っている写真、本州縦断で後にも先にもこれ1枚のみです。
 堂々と顔バレってのはちょっと・・・ウルトラの大会で見ている方は知ってると思うのですが、ここは加工させていただきます。

 

 

 お礼を言って話していると、あちこち旅行しているみたいで。
 本州縦断の事話したら驚かれてましたが、話している私、実はピンと来ていなかったです。
 時間が経過したらここまで来ていた、って感じで。

 

 

 

 (もう終わっちゃうんだよなぁ・・・)

 

 

 

 こうやって景色眺めて本州縦断するのもあと少し。
 飛騨高山、間に合えばいいけど・・・スタートラインに立てるのかすら解らない。

 

 

 お別れして走り始めると、後ろから軽快に走って来られる方が。
 挨拶して一緒に走っていると、10年前くらいはウルトラ走ってたみたいで、サロマで6位入賞された方。
 今はフルらしいけど、またウルトラに戻る様で。

 

 

 ウルトラの練習も100km走してたとか聞きました。
 100km以上の大会は出た事無いって言ってたけど、練習で100km走るんなら100マイルレースとか出れるんじゃないのかな?と勝手に思ったり。

 

 

 私のペースが上がらないのでお先に行ってもらう事にしました。
 今上りだし、とてもついていけない。

 

2018_honsyu_tottori8

 

 海を見ながら上っていると、何やら魚が回ってます。
 おそらく回転させて、水気を切りながら干物を作ってるんですね。魚屋さん?
 外に自販機あるのでジュースを飲んでから中に。

 

 

 先客がいます。夫婦の方と息子さんかな?
 水槽見ると牡蠣がギッシリ!!

 

 

 お店の人に話を聞くと、水槽ごとに牡蠣の値段が違う様で。
 取りあえず二つ頼みました。

 

2018_honsyu_tottori9

 

 解るかな?これ値段が違う牡蠣なんです。
 殻の大きさで変わるんだけど、実際殻を開けてみないと中がどうなのかは解らない。
 ポン酢としょう油で一つずつ頂きました・・・やっと牡蠣食べれた♪しかも美味い!!

 

 

 

 「新潟から来られたんですか?」

 

 

 

 牡蠣食べていると、先客の夫婦の方がそう私に尋ねられました。
 確かに新潟からここまで来てはいるんだけど・・・何で解ったのかな?

 

 

 尋ねてみるとバックパックのキーホルダー、レルヒ大佐を見てそうじゃないのかって事らしくて。
 因みにこんなキーホルダーです。

 

2018_honsyu_tottori9

 

 新潟では有名な人なんだな・・・話聞いたら、今新潟から鳥取に仕事で来ているそうで。

 

 

 私の事も説明したけど、店の人からお客さんから皆ビックリされていました。
 うーん、青森から走って来るってのは凄い事なんだな、走ってる本人解ってない。

 

 

 食べ終わったので皆に挨拶して出発です・・・しかしこのアップダウンいつまで続く?
 ようやくフラットな道になり海岸線を走っていると、はわいに。
 日本だけど何かそれっぽい雰囲気になってます。

 

2018_honsyu_tottori10

 

 久々に見る遠くに何も見えない海。
 目の錯覚?何だか遠くの海が水平線じゃなく丸みを帯びている様な。

 

 海水浴場を横目に走ると・・・走るとコンビニも自販機も無い一直線の道路に。

 

2018_honsyu_tottori11

 

 補給食も飲み物も尽きていました・・・何か買っておけばよかった・・・。
 この先道の駅は遥か先、どこまで進めばコンビニか店が現れるのか解らないので抑え気味で行く事に。

 

 

 国道9号線はメイン道路なのが良く解ります。
 車の交通量が多い。

 

 

 左手側を見ると、広がるらっきょう畑。
 収穫の時期なんでしょうか?
 畑で仕事している方がとらほら見えます。

 

 

 道路標示に北栄町や琴浦町と表示されていると、コースマップを見て現在地がどこか、CPまであと何kmくらいか予測を立てます。
 グーグルマップで調べればちゃんとした距離が解るのですが、あえてしませんでした。
 今日そこまで進んでいない。見てガッカリするのはメンタル的にマズい。

 

 

 ようやく遠くにコンビニが♪
 パスタや補給食、ポカリに白バラコーヒーと食料調達を。
 おそらく今日はどこかに泊まる事はしない、走れるだけ走ろうと決めました。

 

 

 そしてしばらくすると道の駅 ポート赤碕。
 ここでも自販機でジュースを買って飲む事に。

 

 

 気温に触れてはいませんが、暑いんです。
 被り水したいくらい。

 

 

 何だかんだでもう夕方近く。
 1日の経過が本当に早いっ!!

 

 

 ようやく長い長い直線道路も終わりに。
 思えばここ、店らしい店、特に家なんか本当に無かった・・・。

 

 

 右折して街中に入りました。
 もう薄暗い、しばらく走りながら山を見ていましたがあれって・・・

 

2018_honsyu_tottori12

 

 

 

 (あれって大山じゃないのか・・・)

 

 

 

 有名な山だとは思うのですが、暑さから来た疲れと眠気で頭が働かない。

 

 

 

 「頑張れ〜」

 

 

 

 と小さい子が私に応援。
 ありがとう、と手を振って応えます。

 

 

 コースマップ見ると、今走っているのが大山町。
 CPの残り距離はもう見る気がしない。
 おおよそで夜中、遅くても朝には、こう予定を立てました。

 

 

 夜になり、ライトを点灯。
 しかし眠い!!
 どこか横になれないか探しながら走っていましたが、そんな場所が全然無い。

 

 

 仕方が無いので1mでも進める事にしましたが、もう眠くて眠くて。
 ついに歩きっぱなしの状態に。しかもフラフラ。

 

 

 段々西に行くにしたがって、ドアがついてて小屋みたいなしっかりしたバス停が少なくなって来ました。
 そもそもバス停で仮眠取る事自体がおかしいとは思うのですが、藁にも縋る思い。

 

 

 消防署の前にバス停が。
 ドアは無いのですが、ベンチがしっかりして小屋みたいな作り。
 もう倒れ込む様にベンチに横になりました。

 

 

 起きてはバックパックを枕に、また起きては靴を脱いで、また起きてはタオルで目隠しして、こんな感じで徐々に眠れる状況を作りました。
 ここで1時間程、眠気を取る事に。

 

 

 目が覚めてすぐに準備して走り始めます。
 家がポツリポツリ、凄く寂しい場所。

 

 

 と思っていたら遠くから、

 

 

 

 「・・・・・・ドドドドドドドドッ!!

 

 

 何かが私に向かって迫ってきています。

 

 

 その時思いました。
 終わった、と。

 

 

 そして急に鳴り止む音・・・ライトを照らしてみると・・・

 

2018_honsyu_tottori13

 

 

 

 「お前ら、ビックリさすんじゃねぇよっ!!」

 

 

 

 歩道のすぐ横で牛を放牧しているみたいで。
 心臓に悪いわ!!

 

 

 ビックリしましたが、お陰で目がパッチリ!
 もう夜中、朝には着きたい、ここから少しペースアップ。

 

 

 家が増えてきて、店があちこちに立ち、段々と街に近づいているのが解ります。
 そして段々と空が明るく。

 

 

 薄明るくなった頃、米子市に入りました・・・しかし街だ。
 コンビニで朝食を。恒例のパスタ。
 もうパスタとカロリーメイトが主食だから。

 

 

 まだ車の通りが少ない道を走って行くと、段々明るくなってきたのと同時に暑く。

 

 

 

 (・・・今日はマズいかもしれん・・・)

 

 

 

 満足に身体を休めていない、そこに暑さが加わると・・・。

 

 

 ビルが立ち並ぶ街を通り抜け、右手に海が見えて来ました。

 

2018_honsyu_tottori14

 

 

 

 

 (これ、海なのか?)

 

 

 

 何か海と言うより湖。
 調べると中海ってグーグルマップは表示されている。
 じゃあ海なんだな。

 

 

 学生さんや高校生が通学する中、逆方向に走って行くと・・・

 

2018_honsyu_tottori15

 

 島根県の道路標識。
 そして下を見ると、

 

2018_honsyu_tottori16

 

 CP到着です。

 

 

 第27CP(チェックポイント) 鳥取・島根県境 R9県境表示石碑前到着 1180.9km地点到着 6月3日 8時24分

 

 

 そして今から島根県。
 私の中でR9ステージ、キツいと思っているのが兵庫県と島根県。

 

 

 島根と言えば出雲大社。生きてる内に一度は行っておきたい所。
 けど参拝に行ける余裕はなさそうです。

 

 

 どうもキツいのはコースじゃなくて暑さみたいで。

 

 

 それから私は暑さの洗礼を受ける事になります。
 脚が進まない、走れない、もうどうにもならない。

 

 

 

 (・・・どうすれば走れる・・・)

 

 

 

 走る手立てが何も見つからない。
 道路温度表示見ると27℃、鳥取夜中の温度表示は12℃でした。寒暖差が大きい。

 

 

 水分を取りながら進めるも、ついに進める事が出来ない状態に。

 

 

 日陰を見つけ、バックパックを下ろし、靴を脱いで休憩。
 今の状態から、今の気持ちから、後ろ向きになりかかってる状態をリセットしたい。

 

 

 30分程経過してから、再び歩きだしましたが、歩く事すらおぼつかない。

 

 

 自然と泣いてました。
 こんなにも前に進めないなんて。
 情けないやら悔しいやら。

 

 

 

 (こんな所で止まってられないんだよっ!!)

 

 

 

 泣きながら走り始めましたが、もう走って行くのが速いのか、歩いた方が速いのか。
 ここまで泣いて走ったの初めてでした。

 

 

 だって苦しいとしか思えない。

 

 

 今すぐ走る事を止めて、今日は終わりにしたい。

 

 

 もうすぐ松江市、そこまで踏ん張れ。
 そう思いながら走り続けました。

 

 

 松江市に入ってフッ、っと気持ちが切れました。
 もう今日はここまで。
 CPに着いたら、まだ早いけどどこかに泊まる。

 

 

 第28CP(チェックポイント) 島根県松江市 市街・西津田交差点 1207.0km地点到着 6月3日 16時16分

 

 

 すぐ近くにビジネスホテルがあるのは知っていました。
 早いですがチェックイン、部屋に入るなりベットで横に・・・もう何もしたくない、と言うか動けない。

 

 

 ランニングアプリ見ると、本州縦断中、1番短い走行距離。
 計測停止して、水で濡らしたタオルを額に乗せたら目を閉じました。 

 

 

 起きて洗濯に風呂、コンビニで晩御飯。
 今日は肉中心で。

 

 

 部屋に戻り食べながらあれこれ考え事をしていました。

 

 

 ゴールまで320km。

 

 

 飛騨高山ウルトラ前日受付が9日、今日が3日だから8日の夕方には三重に戻っているとすると、7日にはゴールしておきたい。

 

 

 4日からカウントして残り4日。

 

 

 明日から1日80kmで押し切らないと間に合わない。

 

 

 12分/kmペースで、2時間で10km。
 80kmの距離を走ろうとすると、16時間は掛かる。

 

 

 下手すると、16時間以上掛かる事も考えると・・・

 

 

 もう後が無い。

 

 

 ならば今日は思い切り寝るだけ。
 明日の準備を終わらして、寝る事に。

 

 

 早朝、さっさと準備して出発。
 何か吹っ切れた物があります。

 

2018_honsyu_simane3

 

 すぐに大きい湖が。
 看板あったので見てみると、宍道湖。

 

 

 ランニングされてる方も、と言ってももう既に暑いです。

 

 

 暑いんだけど、昨日の様な呼吸すら苦しくなる様な暑さじゃない。
 やっと暑さに慣れてきたのかな?

 

2018_honsyu_simane4

 

 湖にポツンと浮かぶ小島に鳥居があったりして。
 あそこまでどうやって行くんだろう、舟しか手段が無さそう。

 

 

 宍道湖の横を走ると言っても涼しさは全くない。
 蒸し暑く感じますが、けど走れない事はない。

 

 

 走れなくなるまでは、走って進む。
 あとは歩いてでも進めばいい。
 また走れる様になる時が来る。

 

 

 気持ち的には若干の余裕が。

 

 

 何と言ってもあと300kmでゴール、1日平均距離80kmのノルマですが、80kmが今となっては重荷になっていない。
 かえって方向性が定まって気持ちが前に行ける。

 

 

 宍道湖も終わりに近付いてきたようです。
 道の駅の看板が。

 

2018_honsyu_simane5

 

 出雲市の道路標識。心が躍る♪
 もう出雲大社に寄り道しようかな、と考えてる。

 

2018_honsyu_simane6

 

 道の駅 湯の川 に到着。
 その下に日本三美人の湯 湯の川温泉って表示が・・・あとの二つはどこなんだ?

 

 

 ここに寄ってアイスとジュースを購入。
 アイスがねぇ、美味いんですよ。
 こないだ夜中に迫って来た牛から取れた、牛乳から作ってたとしたら面白いな。

 

 

 一息入って出発。
 出雲市、大きいです。
 橋から下見ると河川敷にショートゴルフする場所があって、ゴルフしてる・・・こんなに暑いのに、好きなんだなぁ。

 

 

 そして感動の道路標識が目の前に!!

 

2018_honsyu_simane7

 

 「下関 277km」の文字。
 やっとここまで・・・泣ける・・・。

 

 

 ようやく下関をはっきり意識出来る所まで。
 暑さも忘れて意気揚々と走ります。
 確実に近づいてる事が目で解る様になった^^

 

 

 道の駅 キララ多伎に到着。
 アイスにタコ焼きにジュース購入。

 

 

 

 「一人で走って何が楽しいの」

 

 

 

 近くで声が。
 見たら若いデート中の二人。

 

 

 うん、解らないだろうな。
 けど解らなくて結構。

 

 

 走る者にしか解らない事がある。
 逆に普段走る事もしていないのに、解ってもらえたとしたら、おそらく理解出来たポイントが違うと思う。

 

 

 まだ何か食べたい。
 近くに中華料理屋さんがあるので入る事に。

 

 

 久々にラーメン、炒飯を♪
 完食し会計へ。

 

 

 

 「どこまで行かれるんですか?」

 

 

 

 と尋ねられ、

 

 

 

 「大田市まで行こうと思ってます」

 

 

 

 と答えてから、あれこれ聞いてみました。
 特に聞きたかったのはこの先の宿泊。

 

 

 店の方は、この先大田市・江津市・益田市とあるけど、泊まるなら大田市の方が宿泊しやすい話を聞きました。
 大田市の先、泊まれる所はあるにはあるけど少なくなるとの事で。

 

 

 お礼を言い、出発。
 今日は大田市泊まりで決まりの様です。

 

2018_honsyu_simane8

 

 

 

 (「住みたい田舎」ベストランキングなんてあるんだな)

 

 

 

 初めて訪れる場所、どんな所なんだろう。
 今日入った中華料理屋さんの店員さんと言い、人当たりは優しいのかな、とは思ってます。

 

 

 その優しさ、私は明日申し訳ないと思う程知る事になるのですが。

 

 

 暗くなってきてライトを点灯、今日も夜ランです。
 海を感じる事が出来ない山道を進みます。

 

 

 大田市、次のCPがあります。
 最低でも今日は、CP到着報告をしてから宿泊先を探す事に。

 

 

 もうスタートしてから何日夜走ったんだろう。
 石川県では夜メインで走ろうと決めて、今では昼夜走らないと駄目な状況になって夜も走ってる。

 

 

 それももう終わりに近付いてるんだなぁ、と思うとしみじみします。

 

 

 町に入ってガソリンスタンドが角にある交差点、CP詳細図を見て確認、到着です。

 

 

 第29CP(チェックポイント) 島根県大田市 市街・和江港入口交差点 1272.6km地点到着 6月4日 21時27分

 

 

 早速、グーグルマップでホテル確認、コースを戻る方向にはなりますが、1km程戻ったビジネスホテルに予約し向かいます。
 コンビニで食料調達しチェックイン。

 

 

 昨日全然進めなかったためなのか、今日はそれほど疲労感は無し。

 

 

 明日は雨が降る予報。
 疲れる事は目に見えているので早速横になる事にしました。

 

 

 

 (これが本州縦断、最後の宿泊かもしれない)

 

 

 

 飛騨高山までタイムリミットが迫ってる。
 残り距離250km。
 仮眠で下関まで押し切るしか無さそう・・・

 

 

 いつの間にか寝てました。

 

 

 遅めの起床、準備して早速チェックアウト。
 パラパラと雨が。

 

 

 コンビニで昼食と補給食を買い、さっさと食べ終わり進みます。

 

2018_honsyu_simane9

 

 「撮影ポイント」と書かれた看板があるので海の方を見に行くと、「神島」と表記されている看板が。
 何やら凄い所みたい。
 私も記念に1枚。

 

2018_honsyu_simane10

 

 太陽ありき、なんだろうなぁ。
 曇りで綺麗さ半減、そんな感じが。

 

 

 撮り終わり進んでいると、ちょっと気になるお店が。
 中に入る事に。
 魚介類メインのお土産屋&総菜屋さん。

 

 

 昼ご飯にいい時間なので、ここであれこれ買って食べてみる事にしました。

 

2018_honsyu_simane11

 

 しじみの炊き込みご飯、すり身のフライ、あじフライ、はんぺん、サービスでデザートの寒天ゼリー。
 普通に美味しかったです。
 無性に味噌汁飲みたくなりました。

 

 

 店を出て、近くのコンビニへ。
 ここでレッドブル補給。

 

 

 そして雨足が強くなってきたので、レインウェア登場・・・もうこれで着るの最後にしたい。
 青森からここまで各府県で着ている様な気もするんだけど・・・鳥取は着ていないか。

 

 

 雨に打たれて走っていると、横に車が。

 

 

 

 (ん?何だろう??)

 

 

 

 と思って見るとお姉さんが窓を開けて、

 

 

 

 「良かったら乗って行きますか?」

 

 

 

 と声を掛けてもらいました。
 ありがたいけど、乗ってしまったらまたここまで戻ってこないといけないし。

 

 

 

 「ありがとうございます。けど今大会なので乗ってしまったら駄目なんです。気持ちだけ頂きます。」

 

 

 

 とお断りを。
 しばらくすると今度は先に停まってハザード点灯している車が。

 

 

 横を通る時に窓が開いて若い女性の方が、

 

 

 

 「良かったらこの傘使って下さい。安い傘だからどこかで捨てても大丈夫ですよ」

 

 

 

 と。

 

 

 

 「ありがとうございます。レインウェア着ているので大丈夫です。私乗ったらシート濡れますよ。お気持ちだけで十分です。雨が中に入るので早く窓閉めて下さい。」

 

 

 

 とお断りを。

 

 

 

 「すみません。お邪魔様でした」

 

 

 

 と言われ車走られていきました。

 

 

 

 (島根県は住んでる方も神々しいのか?)

 

 

 

 知らない人にこれだけ親切に出来る、これって心にゆとりがないと出来ないと思うんです。
 それかこれが島根県人の心意気というか、人情味溢れる土地柄と言うものなのか。

 

 

 そしてしばらくしてまた1台、前に車を停められた方が。

 

 

 

 「すぐ近くまでですけど、良かったら乗っていきませんか?」

 

 

 

 と若い女性の方。
 丁重にお断りを。

 

 

 この日、この様に親切に声を掛けて下さった方6名。
 申し訳ないなぁと思いつつお断りを。

 

 

 住みたい田舎、少し解った様な気がします。
 人情と言うものがここにはある。

 

 

 道の駅 サンピコごうつ到着。

 

 

 お腹空いたので、ここで腹ごしらえ。
 今日は何かと良く食べる。

 

 

 売店みたいな所でかつ丼を。
 夕方だからなのか、パックに入ってるかつ丼半額、のシールが。

 

 

 ガッツリ頂き出発。
 もうすぐCP。

 

 

 この後、3台の車の親切さに触れて街の中に。
 到着しました。

 

 

 第30CP(チェックポイント) 島根県江津市 江津駅前 1310.7km地点到着 6月5日 18時13分到着

 

 

 雨なので手が濡れてしまい、操作に手間取りますがCP到着を事務局にメール。
 残り210km。

 

 

 もう今日は雨が止む事は無い。
 すでにレインウェアの中もベタベタ。

 

 

 段々と寒くなってきました。
 けどペースが上がっている感じがします。

 

 

 夜の国道9号線、ただ進むのみ。
 進むのみ、なんですが時間の経過と共に眠気。

 

 

 仮眠取れる場所がない。
 フラフラになりながら進んでいるとバス停、そしてすぐ近くに小屋が。

 

 

 

 (・・・助かった・・・)

 

 

 

 ドアを開けると、中に車が。
 バス停の待機所じゃなく、家の入口みたいで。

 

 

 そ〜っと閉めて去る事に。
 もうしっかりと認識出来ないくらい、頭が眠りを要求している。

 

 

 そして辿り着いたのは、交差点にある屋根とベンチがあるバス停。
 屋根も壁も透明なので、私が寝ててもすぐに解る。

 

 

 けど横になれればもうどこでもいい、
 蚊に食われながら、仮眠を取る事にしました。

 

 

 起き上がりどれくらい時間が経ったのか解らないまま、歩き出します。
 雨は相変わらず。
 レインウェアのまま寝ていましたが、中は濡れたまま。

 

 

 ちょっと走れる感じじゃない。
 しばらく歩いて進む事にしました。

 

 

 体の重さが半端ない。
 そして足裏が途轍もなく痛い。

 

 

 これが最後の試練、なのか?
 山道を黙々と歩いていきます。

 

 

 遠くに灯りが。
 どうやらお店みたい。

 

 

 「昔懐かしい自動販売機」

 

 

 と看板が。
 中に入ると、うどんやラーメンの自動販売機が。

 

 

 そこで天ぷらうどんを買って食べる事に。
 温かくて美味しい♪
 一気に食べて少し雨宿りを兼ねて休憩を。

 

 

 休憩している内に段々眠たくなって来ました。
 勝手に目が閉じてくる。
 軽く寝ていました。

 

 

 ハッ!っと目が覚めて店を出ます。
 時間が無い!!

 

 

 

 (いつの間にかレースしてる・・・)

 

 

 

 私、フットレースと言う名のジャーニーランと思っていましたが、ここまで、と言う線引きをするだけで立派なレースに変わる。
 歩いてでもいいから少しでも前に。

 

 

 携帯をジップロックから取り出すと、携帯の充電切れていました。
 モバイルバッテリーも充電切れた状態。

 

 

 

 (もう距離計測する必要もない)

 

 

 

 予備のモバイルバッテリーを接続し、携帯を起動。
 ランニングアプリは起動させず。

 

 

 ゴールまでバッテリー持つとは思うのですが、残り距離が200kmを切り、道路標示で下関まであと何kmか教えてくれる。
 もう1日に何kmかじゃなく、6/7中に下関に着くかどうか、それを知る術があればそれでいい。

 

 

 雨が止んで来ました。ようやくレインウェアを脱ぐ事が出来る。
 この解放感、最高!!
 肌が空気に触れる事が凄く気持ち良い♪

 

 

 朝になり体が起きて来ます。
 海沿いのアップダウンを進む事・・・もう時間の感覚すらも掴めない状態。

 

 

 道の駅があるので一休み。
 ジュースが体に染み渡る。

 

 

 ゆうひパーク浜田と言う名称。
 確かに夕日は綺麗に見えるのかもしれない。

 

 

 実は今日で日本海とはお別れ。
 これから下関に向かって徐々に南下していくコースに。

 

 

 下関。
 そこに焦点を合わせて進むだけ。

 

 

 浜田市、アップダウンもあるからなんでしょうが、距離的に長く感じる。
 歩き続けた事で心肺と身体が回復したのでしょうか、良く解らないのですが走ってみると意外にも走れるフォームが作れます。

 

 

 長距離って難しい。

 

 

 気持ち一つで、数秒/kmのペースは簡単に変わってしまう。

 

 

 どこか痛みが出るだけでペースが変わる、走れない気持ちにも。

 

 

 心掛け一つで何もかも変わって、それが長時間なのでじわりじわりと後に響いてくる。

 

 

 そう思えば、甘い物一口飲んだり食べるだけで復活する事もあるし。

 

 

 ずぅ〜っとレッドブル飲んでて、モンスター飲んだらこれが凄く効いてきた時もある。

 

 

 何時間寝ても回復しない体が、10分目を閉じただけでガンガン行ける様になったりして。

 

 

 だから面白いんだろうな、1日として同じ日はない。

 

 

 もう本州縦断も終わりに近付き、青森から今までを振り返りながら走っていました。
 孤独なので、余計な情報が視覚からしか入らない。
 それも車があまり通らない道だと語りかけてはこない自然の景色のみ。

 

 

 やっぱり秋田の大雨だよなぁ、佐渡島大きかったなぁ、と思いながら日本海とはお別れです。

 

 

 走っていると街中に入りました。
 集中していないとリラックス効果なのか何なのか、結構進んでいる時がありますね。

 

 

 トヨタのディーラーさんやマックがある交差点、ここがCPです。

 

 

 第31CP 島根県益田市 市街・中吉田交差点 1371.1km地点到着 6月6日 14時44分

 

 

 大会事務局にメール送ろうと思ったら、大会実行委員長の館山さんからメール届いてました。

 

 

 

 「CP30通過、了解しました。あと200km少々ですね。ゴールが見えてきました。
 完走報告を楽しみにしております!

 

 スポーツエイド・ジャパン 館山 誠」

 

 

 

 凄く嬉しかったです。
 館山さんからメール貰えるなんて^^

 

 

 そして私は、

 

 

 

 「今第31CPに着きました。館山さんありがとうございます。
 残り150km行って来ます!」

 

 

 

 あと150km。
 体調バッチリなら1日あれば進める距離。
 それを差し引いても・・・行ける!7日ゴールに間に合う!!確信めいたものが。

 

 

 何も食べていないので、マックでも寄ろうかな・・・と思いましたが、ここはスルー。
 しばらくしたら、自販機だらけのお店に。

 

2018_honsyu_simane12

 

 夜中に食べた、うどんが購入できる自販機。
 こっちの地方ではポピュラーなのかな?
 ちなみに前回は天ぷらうどん、今回は肉うどんに。

 

2018_honsyu_simane13

 

 結構本格的なうどんなんですよね。
 インスタントらしさがあんまりない。

 

 

 あっと言う間に食べ終わりカロリーメイトの自販機もあるので購入、こういうお店近くにあるといいのにな。

 

 

 コースマップ見ると南に行くコースに。
 本当に終わりが近い。

 

2018_honsyu_simane14

 

 南に行けば行くほど山間の道をひたすら進む事になります。
 暗くなってきて、車の通りが段々と少なく。

 

 

 けどもう暗い山道もいつもの事。
 この日、暗い山道が物凄く暗く感じました。

 

 

 街灯と言うのか、照明らしきものがほとんど無い。
 何か横から出てきても、持ってるライトを照らさないと何だったのか解らない暗さ。

 

 

 遠くからライトの明かりがあると、わざとハンドライトを前に照らして、人がいる存在を早く知ってもらう様に努めました。
 大きな橋を渡る時、下には家の明かりがあちこちに。
 こんな所に街があるんですね、って言うのかこの橋が高過ぎるのか?

 

 

 ようやく自販機がある場所に。
 ここにレッドブルが売っていたので購入。

 

 

 飲んで走り続けると、

 

2018_honsyu_simane15

 

 いきなり大きい鳥居がライトアップされています・・・神社が近くにあるの?
 鳥居を横目に通り過ぎ、振り向きざまに1枚。

 

2018_honsyu_simane16

 

 伊勢神宮の鳥居より大きく感じる。

 

 

 そして走る事しばらくして・・・走る事を止めて歩きました。
 ここで写真を。

 

2018_honsyu_simane17

 

 このトンネルで間違いない。
 目の前が島根県境、トンネルをくぐれば山口県。

 

 

 もう心も身体も一杯一杯なのかな?
 兵庫県からここまで、何かと泣いてる。

 

 

 第32CP(チェックポイント) 島根・山口県境 野坂トンネル 1408.5km地点到着 6月6日 22時00分

 

 

2018_honsyu_yamaguchi

 

 トンネルを抜けて、山口県へ。
 しばらくは暗い夜道を進む事に。

 

 

 山間から田んぼが広がる場所に。

 

 

 

 (蛍?)

 

 

 

 あちこちで黄色く光っています。
 それも結構な光の数で。
 しばらくその光を眺めながら歩きました。

 

 

 汗冷えしたのか、寒さを感じる様に。
 バックパックからジャージとライトジャケットを取り出し着込みました。

 

 

 そして今度は眠気。

 

 

 

 (ここでいいか・・・)

 

 

 

 コイン精米機の中。
 携帯のアラームをセットして、バックパック枕にして仮眠を。
 何だか解らないんだけど、気持ち良く眠る事が出来ました。

 

 

 30分後、アラームで起こされます。
 すぐに出発。

 

 

 コンビニがあったので、夜食をここで取る事に。
 おそらく最後になるであろう夜食。
 パスタにレッドブル、眠眠打破を。

 

 

 そしてまた暗い道に戻ります。

 

 

 

 (今日で終わる・・・)

 

 

 

 あっと言う間だったんだけど、何だかね・・・。
 時折来るトラックのハイビームが眩しくて下に目を逸らします。

 

 

 さっきまで店らしい店があったのですが、また暗い夜道を淡々と。
 走ったり歩いたりの繰り返し。

 

 

 薄暗くなってきました。
 どれくらい進んだんだろう?おそらく距離的にはそこまで進んでいない。

 

 

 道の駅が見えてきて、ここで休憩する事に。

 

2018_honsyu_yamaguchi2

 

 道の駅・長門峡。残念ながら改装中でしたが、自販機でジュース等購入出来るので一息入れる事に。
 ライトジャケット・ジャージを脱いで、ついでにバックパック内の整理を。

 

 

 もうレインウェア捨てたいんだけど・・・小さく畳んで下に。
 思えばスタートからバックパック、随分軽くなりました。

 

 

 少々肌寒さはあるのですが、走り始めます。
 車の交通量も段々と多く。

 

 

 大きかった道幅が段々と狭くなり、歩道も無くなり白線外を走る事に。
 その白線の外も狭くなり、ガードレールの外から伸びる雑草で、唯一のセーフティであるその狭い白線外の通行範囲も無くなりつつありました。
 そして段々と増える交通量。

 

 

 

 (道が無くなったら作るまで)

 

 

 

 ガードレール外から伸びている雑草を腕で押しのけ、下に生えている雑草は踏みつけ、道を作ります。
 意地でも車道には出ない事に。

 

 

 トンネル入り口にある電光掲示板に、

 

 

 

 「歩行者あり。注意」

 

 

 

 の掲示。
 思わず電光掲示板にごめん!と手を合わせました。

 

 

 どれくらい経ったんでしょうか。
 がむしゃらに走って、ちょっとした会社の入口があったのでそこへエスケープ。

 

 

 後ろからバスや通勤であろう車・トラックが一杯!!

 

 

 会社に設置してある自販機でレッドブル買って補給。

 

 

 息上がりました。
 下りは8分/kmは出てると思う。
 今の状態ではきつ過ぎる!!

 

 

 見ると、腕や太腿、膝に切り傷。
 雑草で切ったみたいです。

 

 

 通勤ラッシュの車の横を走っていると、ちゃんとした大きい道路に。

 

 

 ここだよな・・・CP詳細図で確認し、大会事務局にメール送信です。

 

 

 第33CP(チェックポイント) 山口県山口市 市街・県庁前交差点 1450.8km地点到着 6月7日 8時30分

 

 

 ・・・ここ、どこが歩道なんだか訳が解らないんだけど・・・。
 ようやくコース通り進める歩道を見つけて進みます・・・街ってのは土地勘無いと、右へ左へ大変だな。

 

 

 しばらく街をあちこち見ながら走っていましたが、段々と街から離れていきます。
 どこに行ってもそうなんですけどね。
 中心部は栄えていても、少し離れると段々寂しくなってくる。

 

 

 コンビニで朝食を買って食べ、走っているとすぐです、次のCP。

 

 

 第34CP(チェックポイント) 山口県山口市 長谷交差点・県道335分岐点 1464.0km地点到着 6月7日 11時19分

 

 

 最後のCPを通過、目指すはゴール 下関・・・なんですが、暑いっ!!
 歩きながら、計算を。

 

 

 ゴールまで57km、12分/kmで約12時間。
 休憩入れて何とか0時までには着かないか・・・今日がリミット・・・。

 

 

 もう立ち止まる事も出来ないんじゃないのか?って状況に。
 けどペース上げて夜潰れるのはまずい、12分〜15分/km、これだけは守って進む事に。

 

2018_honsyu_yamaguchi3

 

 横見ると、

 

2018_honsyu_yamaguchi4

 

 「水浴びてぇ〜〜〜!!」

 

 体の火照り、ちょっと参って来ました。
 潰れたであろうガソリンスタンドの裏側が丁度良い日陰になっているので、靴脱いで少しだけ仮眠。

 

 

 解ってはいました、ここで仮眠失敗したら本当に後が無くなる。
 けどこのまま進める事の方がもっとまずい事になる。

 

 

 30分程で出発!!
 ・・・仮眠、失敗の様で火照ったまま。

 

 

 ならば飲んで進むだけ、とポカリにお茶を飲みながら先を急ぎます。

 

 

 もう脚の裏が暑いんです。
 アスファルトの熱がもろに足裏に伝熱している感じ。

 

 

 コースマップを見ていると、ついに最終ページに。
 しかし何だかゴールまで長く思えるのは気のせいか?

 

 

 考えるとそりゃ暑いよなぁ、と思う訳です。
 だって山口県だもん。

 

 

 日にも焼けるって。

 

 

 自販機があれば何か買っては飲み干し、コンビニがあればアイスにジュース、とにかく冷たい物を。
 出来ればこまめに・・・って思ってるんだけど、それがなかなか。

 

 

 肌に当たる空気が段々と夕方になって来たのを伝えます。

 

 

 

 (夜までもう少し)

 

 

 

 夜になれば多少は動きやすくなるはず。

 

 

 けどこのフットレース、ここからが長かったんです。
 それに色々とトラブルが。

 

 

 まずはライト類。
 バックパックに常時取り付けていた、暗くなれば点滅するキーホルダー、いつの間にか金具から外れてどっかいっちゃいました。

 

 

 そしてシューズ。
 もう1500km近く履き続けたシューズにクッション性を求めるのは酷と言うもの。

 

 

 暗くなってきて、ハンドライトをバックパックに取り付けて、ヘッドライトを手に持って走る事に。
 って言うかもうこれしか手立てがない。

 

 

 ハンドライトが揺れて、何かバランスが悪いけど仕方ない。

 

2018_honsyu_yamaguchi5 

 

 下関市に入りました。
 あとは下関駅に向かうだけ。

 

 

 そして車道から離れた歩道を走る事に。
 本当は車道横の歩道を走りたいんだけど仕方ない。

 

 

 たまに歩道が行き止まり、みたいな感じになっている所も。
 どうにか走り続けると、ネオンが輝く街の中に入りました。

 

 

 

 (何か店の作りが大きいな)

 

 

 

 初めて見る下関の街の印象です。
 大きく見える。

 

 

 新潟も大きく見えたけどね。

 

 

 黙々と走っていると、

 

2018_honsyu_yamaguchi6

 

 遠くに橋・・・その前にバックパックに取り付けていたハンドライト、どっか飛んでった・・・。
 いつの間にか無くなってるな。

 

2018_honsyu_yamaguchi7

 

 間違いなく関門海峡!
 ついにここまで来た!!

 

 

 しかしでかい!
 橋の下を大型タンカーが通るなんて初めて見た!!

 

 

 そしてしばらくして関門海峡の下を通った後、気持ちが切れたのか走れなくなりました。
 歩いて本州縦断の余韻・・・そんな恰好良いもんじゃないんです。

 

 

 もう走れませんでした。
 本当の所、もう歩きたくもない。

 

 

 走って締め括りたかったけど、どうやらそれは叶わず。
 歩いてゴールを目指します。

 

 

 CP詳細図を見ながら進んで行くと・・・誰もいないターミナル。

 

 

 そして誰もいないひっそりとした下関駅。

 

 

 階段に座り込んでしばらくうなだれてました。
 終わった・・・・・・。
 ちょっとしばらくはこのままでいたい。

 

 

 ハッ!っと気が付いて、忘れない内に大会事務局にメール送信を。
 これで本当に最後。

 

 

 ゴール 山口県下関市 下関駅 1521.0km地点到着 6月8日 0時48分

 

 

 もう動けない・・・携帯を横に放り投げてしばらくうなだれてました。

 

 

 

 (飛騨高山、間に合った・・・けど脚は終わった・・・)

 

 

 

 R9ステージ走行距離(約570km)

 

 

 5/30〜  56.79km (この日はR8・R9ステージが混合しています)

 

 5/31〜  55.76km

 

 6/1〜  64.72km

 

 6/2〜  84.45km

 

 6/3〜  30.55km

 

 6/4〜  70.45km

 

 6/5〜  74.91km

 

 6/6〜  ここでランニングアプリによる日毎の走行距離計測終了。

 

 

 ※ランニングアプリGPS捕捉の関係で正確な距離ではないかもしれません。
 またコースロス等もあり、無駄に走っている箇所があるかと思います。

 

 

 

 

 

あとがき

 

 本州縦断・青森〜下関1521kmフットレース 懐古録、内容が良く解らない所もあるかもしれませんが、こんな感じで5/16から6/8まで進めていました。

 

 

 どこだったかな・・・通り過ぎ行く方が「走る事に目的や意味があるの・・・」とか小耳に。

 

 それなら逆に言いたい。

 

 「目的や意味が無いと動けない世の中なら、日本はもっとギスギスして衰退している」と。

 

 あなたが思う目的や意味があるのか理解出来ない事、それは他人にとっては貴重であり、それで世の中回ることだってありえる。
 いちいちビール飲むのに目的や意味がいるの?いちいち意味を持たせてたら酒が不味くなるんじゃない?

 

 物凄く遠回しに言ってみました。

 

 

 本州縦断の後の飛騨高山ウルトラマラソンは結局DNS、時間には間に合わせましたが脚の回復が間に合わず。
 本州縦断を走り終わって、時間が経過してからの今の心境は・・・

 

 いつまででも走るぞっ(笑)

 

 

 最後になりますが、

 

 フットレース中、お話して頂けた皆さん(とても楽しいひと時を過ごせました)、

 

 応援してくれたちびっ子(パワフル過ぎて困っちゃう子も)、

 

 私を見て涙を流した方(そんなに私の姿、痛々しかった(笑)それとも心打たれる物がありましたか?これからは笑っていきましょう^^)、

 

 差し入れして頂けた方(小心者は貰っていいのかな?って思ってしまう。ありがとうございます、ありがたく♪)、

 

 応援して頂けた立派な大人の皆さん(4駆のクラクションはなかなかでかいっ!!)、

 

 同時期に同じ本州縦断コースを走られてた方(メールのやり取り、どれだけ励まされたか・・・)、

 

 ランニングブログをアップされてる皆さん(孤独な時間を楽しくして頂けました^^)、

 

 心に響く音楽を提供して頂けたミュージシャンの皆さん(前に進む原動力を)、

 

 静かに見守って頂けたドライバーの皆さん(私が邪魔してるのにハザード点けてお礼をしてくれる心意気)、

 

 「あいつ、大丈夫か・・・」と心配して下さった警察署のパトカーの方(新潟の交番の方二人は楽しかった^^)、

 

 時々道路の監視カメラに映っていたであろう私を見守ってくれた国土交通省の皆さん(サイレンにはびっくりした・・・ひょっとして泣いてた所も見られてる?(恥))、

 

 

 最後に、スポーツエイド・ジャパン 大会長 館山さん

 

 皆さんがいたから頑張れて、ゴール出来ました。本当にありがとうございました。

 

 

 

 これで26走目 2018 本州縦断・青森〜下関1521kmフットレース 懐古録 終わりにしたいと思います。

 

2018_honsyu_yamaguchi8

 

 


 
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