誰でも成功ばかりじゃないっ!!

この駄目練習を実施したからこそ今がある!

マラソン大会に向けての練習方法、そして大会出場へ!

<寒い時期に訪れる高山古い町並みの夜は空気がピンッ!と張って気持ち良いです♪>

 

 

 

 4走目 日帰りで行く往復50kmの小旅行の最後に記述した失敗例の一つです。
 練習方法については何度も失敗を繰り返してますが、これほど幾重にも失敗が重なった練習はないなぁと今でもメモ帳を見て思い出します。
 当時は良かれと思った練習でしたが、実は絶対にしてはいけない事まで実施しており身を持って体験したこの練習が、今でも礎の一つです。
 自分に対しての限界の線引きとなる一線がはっきり確認出来た出来事となりました。

 

 

 参考になれば幸いです。

 

 

 

 第1回 飛騨高山ウルトラマラソン 12月に100kmコースにエントリー、2回目の超長距離走レース(初めての超長距離走レースは、岐阜県にて開催される夜叉ヶ池伝説マラニック 93.4km関門にてタイムアップでリタイア)と言う事もありましたが、初めてのコースのため不安だらけでした。
 当時の練習は15kmを8分/kmのLSDが主体で合間に10kmを5分/kmペースを必ず週1回、週3〜4回ペースで練習しています。

 

 

 

 大会が6月10日、それまでにコースの視察を兼ねて走っておきたいと考え、GW(ゴールデンウィーク)に100kmコースを事前に走破する事を計画しました。

 

 100kmコース走破する際に準備した持ち物リストです。

 

  ・ペットボトル(500ml×2本)
  ・スポーツゼリー(3個)
  ・バナナ2本
  ・長袖シャツ
  ・ウインドブレーカー上下
  ・帽子
  ・小銭入れ(2000円程度)
  ・メモ帳&筆記用具
  ・健康保険証
  ・スマホ&イアホン
  ・スマホバッテリー予備 1個

 

 

 以上です。

 

 

 ウエストポーチに収まるだけの荷物を目指しましたが、当然ウエストポーチに収まる訳は無くリュックに変更しています。
 ウェアは、Tシャツにハーフパンツです。

 

 

 開始時刻は大会と同じく5:00スタートにしました。

 

 

 ペース設定は、

 

 

 スタート高山市役所〜19.1km 道の駅ひだ朝日村まで6分/km→所要時間約114分

 

 道の駅ひだ朝日村〜27.0km カクレハキャンプ場まで6分30秒/km→所要時間約52分

 

 カクレハキャンプ場〜54.4km 丹生川支所まで7分/km→所要時間約189分

 

 丹生川支所〜82.5km 丹生川支所(周回コース)まで7分30秒/km→所要時間約210分

 

 丹生川支所〜87.0km 千光寺まで9分/km→所要時間約40分

 

 千光寺〜100km 国府B&G体育館まで8分/km・・・・・・→所要時間約104分

 

 

 

 ・100km走破予定時間約12時間としています。

 

 

 

 前日は夜の食事をいつもより多めに取り、22:00に就寝、当日は
4:00起床、4:30から動き出し5:15に高山市役所をスタートしました。

 

 

 思い出すと、リュックがやけに重く感じましたがペットボトルもゼリーやバナナも無くなれば軽くなるので問題無い、と走りながら考えていたと思います。

 

 ランニングアプリで1km毎のラップを見つつ6分/kmペースに調整、ペースはスタートから5kmまで5分30秒〜6分で波が激しくなかなか合わせる事が出来ていません。

 

 美女高原に辿り着くまでにペットボトル1本とバナナ2本食べています。朝ご飯食べてなかったです。
 美女高原から道の駅ひだ朝日村までは軽快に下り坂を下りていきました。

 

 

 今思えばこの時が今回の長距離練習のピークだったのかもしれません。

 

 

 道の駅ひだ朝日村からカクレハキャンプ場までにペットボトル1本とゼリー2個食べています。
 ペースは6分/km前後を維持、6分30秒の計画はこの時点で無い物になりました。

 

 随分とリュックが軽くなったと喜びつつ飛騨高山スキー場までの登りにアタックしました。
 ・・・ほとんど歩いています。なんとか下りや平坦な所では走っていますが、そんな場所は限られています。
 歩きながらゼリー1個食べています。
 ペースは一気に落ち、13〜15分/kmで前に進んでますが、合間に立ち止まり呼吸を整えまた歩くの繰り返しとなりました。

 

 

 引き返すのならここだったんでしょうね。
 あとで知ったのですがカクレハキャンプ場にはジュースの自動販売機があり、ここでリュックに補充しておくべきでした。
 汗が冷えて寒く感じ、下を見てひたすら歩いたのを覚えています。

 

 

 結局カクレハキャンプ場からの登りはほとんど歩いている状態、いつになったらスキー場に着くんだろう・・・と思っていたら右側に広場が見えてきました。
 ようやく飛騨高山スキー場到着です。

 

 

 ベンチに座り休憩、口に入れる物が何もありません。
 時計を見ると11時、36.7kmを約6時間経過、この先約63kmをどうするのか考えなくてはいけません。
 体は冷えてるのですがウインドブレーカーを着て汗を流す時ではないと判断、まずは先に進み自動販売機か店を見つけて食料調達が目標になりました。

 

 立ち上がって歩き出します。ここからは長い急な下り坂ですがブレーキをかけながら歩きました。
 膝が痛い!下りを利用して足を運べば楽なのですが、走る気力が全く起こりません。ガードレールを利用して休憩を取りながらの歩行です。
 ここでランニングアプリを見ようとしたら充電切れ、予備バッテリーに交換しようとしたらありません。
 リュックに入れるのを忘れてます。
 連絡手段も無くなりました。
 ここまでコースの注意箇所等メモを取りながらのランでしたがどうでもよくなりました。

 

 

 

 

 ここで一気に力が抜けてちょっとした道路の横の広場で仮眠を取っています。
 どれだけ寝たのかは解りません。日は高かったです。

 

 

 

 起きて歩きだしましたが、頭がボーとして朦朧としてます。気力が出ない・・・帰りたい・・・。
 両腕を見ると白い結晶、汗が冷えて塩になってます。
 何も口にしていない私はその塩を舐めて歩きました。

 

 

 

 それから道路の端を歩きどこかで山水が流れていないか注意しながら歩いていると、道路端から1m下で山水が流れているのを発見!
 下りて水を飲み、ペットボトルに補充しました。
マラソン大会に向けての練習方法、そして大会出場へ!
<ここでこの水がなければ、どうなっていたか(イメージ写真)>

 

 

 

 水と塩を手に入れた私は軽く走り始めます。
 膝の痛みも、時間が経てば忘れるくらいに引いていきました。どうやら体が冷え切って筋肉が固くなっていた様です。
 下りから平坦になっても走りは継続、歩いて筋肉が固くなり膝に再度痛みが走るのなら苦しくてもこの状態を維持した方が賢明との判断です。
 登りが再度ありましたがランニングフォームはそのまま、腕振りを意識して進みました。

 

 

 

 しかし水が無くなりました。
 ぬるくても私にとってはかけがえのない水だったのですが・・・ここで脱水症状防止でペースを落とすか、行ける所まで行くかの二択になりましたが、左右に畑が広がっているので自動販売機や店は近くにあるとの判断で走る事を選択しました。

 

 

 

 トンネルを抜けて登って下れば道路の向こう側に自動販売機が!店みたいですがシャッターは閉まってます。
マラソン大会に向けての練習方法、そして大会出場へ!
<待望の瞬間!お金をこの投入口に入れるまでが長かった(イメージ写真>

 

 ここで栄養ドリンク・リンゴジュース・スポーツドリンクを購入し一気に流し込みます。しばらく放心状態、いつの間にか座り込みながら仮眠を取ってました。

 

 

 

 起きるとまだ日が高いです。時計を見ると15時半過ぎ、先にはすぐ丹生川支所があります。
 丹生川支所に着いてここで選択です。このままコースを走るのか、高山市街に帰るのか・・・・・・帰るルートを選択しました。
 コース残り約45kmはこの体では無理、帰って体を休めないと取返しがつかなくなる気がしていました。

 

 

 

 そこからは黙々と走り続け、高山市街に辿り着きます。時計を見ると18時です。
 ここで総走行距離は解りません。おそらく65〜70km辺りだと思います。トータル走行時間約13時間の超長距離練習は終わりました。
 部屋に戻りそのまま夜中まで寝ました・・・起きておにぎりとカップラーメンを食べましたがこんなに美味しい夜食はいままで食べた事がありません。

 

 

 それから二日後にLSDを実施しましたが、ダメージは思いの外抜けておらず、1週間以上回復に専念する事になったのです。

 

 

 

 どうでしたか?
 この超長距離練習には数多くの問題点があります。

 

 私なりにピックアップし、どう改善すればいいのか検討してみました。

 

 ・普段の練習距離の問題・・・普段の練習距離が余りにも少なすぎる。最大距離で15kmを8分/kmのLSDでは40km以上の長距離ランは到底無理!自殺行為と捉えられても仕方ない。30〜40kmを8分/kmで月に1〜2回実施していれば良かったと思われる。

 

 ・超長距離練習自体が問題・・・100km走る事自体おかしい話で、ギリシャで開催されるスパルタスロン(250kmレース)を目指す様なエリートランナーでもない限り100kmの距離設定はしてはいけない。50kmが良い所でしょう。

 

 ・持ち物の問題・・・リュックに入れた物で結局長袖シャツやウインドブレーカーは使用していない。荷物は必要最小限に。本当に旅行に行く訳じゃない。飲み物・食べ物は現地調達が基本。携帯したいゼリーやペットボトル等も考慮する必要があるでしょう。

 

 ・超長距離練習の練習コース選定の問題・・・日本でも過酷なコースの位置付けとされている飛騨高山ウルトラマラソン100kmコースを単独練習で走り切れるほどこのコースは甘くはない。初心者がこのコースを走りたいならエリア毎(例:カクレハキャンプ場〜飛騨高山スキー場往復35.2km)で走る事が望ましい。

 

 ・ペース配分の問題・・・普段の練習距離同様、長距離に耐えうるだけの現状でないにも関わらず6分/kmで走った事が挙げられる。10kmを5分/kmペースの練習を週一回取り入れるなら、15kmを6分/kmペースを週二回取り入れた方が良かったかもしれない。

 

 こんな所でしょうか。
 大失敗に終わったこの超長距離練習でしたが、学ぶべき所は沢山ありました。

 

 

 

 このあとの第1回飛騨高山ウルトラマラソンでは、約5km毎に設置されている給水所の存在が本当にありがたく感じました。
 水も食料も5km毎に補給出来る素晴らしさ!
 腕の塩を舐めなくても、梅干しや食塩が置かれています(笑)
 スポーツドリンクにおにぎりにパンや、焼きそばにかき氷等々致せり尽くせり♪
 「ありがとう」と自然と言葉が出てきます。

 

 ウエストポーチに入れる物は本当に少なくなりました。
 今では小銭入れ・家の鍵・スマホの3点セットのみで50km走の練習に出ています。
 前までは飴やゼリー等の糖分補給、塩飴等の塩分補給を考えて携帯していたり、ドリンクホルダーに必ずペットボトルを差していましたが止めています。

 

 練習メニューは距離とラップタイムを見直し6分/kmで何kmでも走れる基礎体力作りに取り組む様になりました。
 お陰様で60kmまでは6分/kmで走れる自信はついています。目標は100kmを6分/kmペース持続!
 50km走が私の練習での長距離走限界距離と認識し、それ以上の距離の冒険はしない様にしています。
 体が温まっても体に違和感や調子が悪いと感じた時は即刻練習中止出来る様になりました。

 

 

 

 皆さんの参考になったでしょうか?
 私の二の舞いだけは無いと思います。

 

 上を目指す方には無理をするな!とは言えませんが、無茶はするな!とは言えるのかな。
 取返しのつかない怪我や事故が練習で起こらない様ここからお祈りしています。

 

 

 


 
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